株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.30.07)

2007-08-29 21:17:02 | 明日のモニタリング銘柄
今日の6378木村化工機での失敗は、年に何回とない印象的な失敗トレードでした。昨年のパシフィックマネージメントでの寄り付きでの売り(そこが底値)での、失敗が脳裏に焼き付いていた筈ですが、同じ轍を踏んでしまいました。そういえば、パシフィックも空売りが出来ない銘柄です。(木村は売り禁中。)

本来ドテン買いに入れば良かったのですが、一旦投げた玉が上に上に行くと、もう心理的にも追いつけないものです。ゴシックの尖塔まで一気に上り詰めるような1140円までの上昇は、まるで打ち上げ花火に見とれているような、全くあっけに取られた気持ちでした。

要は、日頃からこの株の癖を十分に掴んでいなかったのも一因です。毎日200を超える銘柄を適宜入れ替えながら見ておりますが、これを少し改めるようにします。今までの方法はオシュレーターを中心としたテクニカル指標の動きのパターンを探るためのものでした。そのためにはある程度の数が必要でした。自分では層別して見ているつもりですが、数が多いだけに、どうしてもトラッキングが細切れとなり、個別株の反発ポイントや癖などが押さえ切れておりませんでした。あの家人に、木村は1000円を切ったら必ず買いが入るのに、とまで言われ返す言葉がありませんでした。

と言う訳で、その時々の主力銘柄の動きにより注力して行きたいと思います。

少々力が入りませんが、明日の注目銘柄です。

1.6967新光電気工業
 これはRSI妙味から。(22%で前日比10%下落)OSCも+1%の41%とコンバージェンス。地味だが7月31日に上方修正済。

2.6136オーエスジー
 今日は寄り付きからじり高でOSCも+1%の35%とコンバージェンス。但しRSIは32%→14%に急落。OSCは本格反転まで至っていませんが、明日の地合次第ではこのところの低迷からの脱出なるか注目。

3.8924リサ・パートナーズ
 今日は実に不可解な動きに終始。この株をじっくりと見たのは久し振り。こんなにトリッキーな株だったとは。それとも今日だけの現象か。そろそろ指数値とRSI面からは反発に転じても良さそうですが、今日は無理やり頭を押さえられている感じでした。何かのきっかけで不必要な押さえ込みがなくなれば、上放れするかも知れません。

4.5727東邦チタニウム
 これもトリッキーな株ですが、久々にRSIを19%にまで落とし4000円割れです。

5.6158和井田製作所
 OSCが62%→36%に、RSIが40%→26%へと大幅ダウン。チョイと珍しいケースなので、明日は一応注目です。1600円の前半が底と確認されるかどうか?

持ち越しは2413ソネットM3と4563アンジェスMGという異色のコンビ。それにしても5563日本電工の後場の後半からの動きには度肝を抜かれました。最後は何と454K株の出来高です。
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完敗

2007-08-29 11:18:29 | 株に出会う
木村化工機をあろうことか寄り付きで売ってしまいました。気配値が950円あたりまで下げており、成り売りの数も積み上がっており、特売りが解けたのが遅い部類でした。後で買い直せばいいや、との軽い気持ちで、981円で出来そうになったのでそのまま成り売り。しかし980円が底でした。

それだけなら良いのですが、その後の上昇ぶりはさすが仕手株だけあります。ほんの5分程度だったと思いますが1140円まで一直線です。夏の世の打ち上げ花火がスルスルと上がっていく様を思い浮かべるとイメージとしてはピッタリです。

980円から1140円までの一気の上昇です。5分で約16%の切り返し。

もちろん、こんな上昇がいつまでも続く訳はありません。その後の急降下もこの株ならではでした。

昨年の全盛期のパシフィックマネージメントで同じ失敗をやらかしました。

売りができないというこの株の特性を頭では分かっていたつもりです。そのため、昨日の引け際にあえて買ったのですが、まさかのNYダウの下落で冷静な気分は吹っ飛んだようです。17日の再来をどうしても想起してしまいました。

17日は思い起こせば、その前日のNYダウは-15.7ドルという控えめな下落でした。そして、その嫌な流れを引き継いだ日経平均は、今日とは全く違って、急落することなく安めで始まるも反発することなくジリ下げに次ぐジリ下げで次々と節目の株価を突破していったものでした。パターンが異なります。

その後に買った船井も-2Kでの撤退、そして日本金属工業の売りも踏まれての-3Kでの撤退と、全く良いところがなく完敗です。

日経平均のOSCは-10%の44%と急落。先物も-9%の42%です。この下落の流れはまだ続くと思いますが、次の節目は15670円です。そこまで一気に行かずに、明日はゼロ近辺で持ちこたえ、再度NYが何かあった時に2-3日後に下を窺うといった動きになるのではないでしょうか。

前回のような買いではなかったので、もちろん痛手は少ないのですが、まさに往復ビンタを喰らった気持ちです。

よほど今の相場は入り方と出方を考えないと再度やられそうですね。

まあ、自分の気持ちと反対のことをやれば良いのでしょうが、地合、気持ち(欲)、テクニカル、といった要素が錯綜しており、今のところ裏目裏目に出ております。

対策としては、中途半端な状態では手を出さないことですが、これもまた何とかリカバリーしたいという気持ちが勝って、画面に向かっているとなかなかに難しいものです。

先日逃してやった蜘蛛の生命力を見習うか、どこかに千日修行にでも出かけなければ、この病、治らないのかも知れません。
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一歩判断を誤る、その原因は?

2007-08-29 07:02:16 | 株に出会う
昨晩のNYダウは、全米20都市の住宅価格指数の前年同月比の下落幅が一段と拡大したことや、アメリカ資産管理銀行大手が資産担保コマーシャル・ペーパー(ABCP)発行体に巨額の信用枠を設定していること、またFOMC議事要旨で、一段と踏み込んだ利下げへのステートメントがなかったことなどで、大幅に下落しております。

昨日の7月の中古住宅販売件数の下落幅が市場想定よりほんの少し良かったことで、もうしばらく大幅下落の波は先送りされるとの、筆者の皮相で近視眼的な見方が市場に一蹴されたということです。

テクニカル指標であるOSC値は、NYダウは24日に65%という「異常値」まで上昇しておりました。これは7月17日以来のこと。かたや日経平均は、昨日OSCを9%も伸ばして54%にし、これは7月10日以来の高値圏に到達しておりました。

いずれも、今回の問題での暴落前の水準まで上昇していた訳ですね。この大きな流れの状況判断が甘かったと言えます。

今は、市場参加者の誰も「下落リスク」を大きく捉えている時期です。ジグザグ模様を描きながら、大きな流れとしては下降線を描いている訳です。そこを、新築住宅件数やら中古住宅販売やらといった、ピンポイントの情報だけで判断してしまうのは少々無理があったと言うべきでした。いや、それは間違いだったということですね。

むしろ上述したようなOSCなどのテクニカルなサインで総合判断するのが良かったのかも知れません。しかし、筆者も昨日のブログでNYダウの切り返しを予想してしまうのですから、これは駄目でしたね。1日刻みのテクニカルな数字での予想はあまりに事を矮小化し過ぎたというものです。もっと大きな流れの中の変化を見なければなりません。

NYダウは13250ドルのサポートラインをいとも簡単に割ってしまいました。8月に入ってからの暴落局面でのリバウンド幅は6日の287ドルを最高に、段々と弱まっているのが見て取れます。これからの持ち越しはとりあえず、OSCの10日から20日くらいの大きな流れを見ながら、警戒警報がそろそろ出そうな時は持ち越さないという考えで行きたいと思います。ここ1週間くらいは再度の嵐が来そうな雰囲気ですね。

持ち越しの木村化工機は空売り規制がかかっているとはいえ、今日はどこまで下げるのか、そしてそこからの反発はあるのか?情勢を見守る以外にありません。
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