株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.9.07)

2007-08-08 18:09:41 | 明日のモニタリング銘柄
昨日のNYダウは、実は強い終わり方をしております。8月1日と6日でいわゆる2番底形勢が完了です。当然OSCは+5%の51%に上昇し、売買判断指数も前日比約80%減の114%と穏便に終了。これはテクニカル3拍子揃っての、上昇に転じる時のサインです。

対する日経225平均はまだもたついております。これは決算がまだ出そろっていないことや、俄にNYダウが底打ちしたことが信じられない投資家がまだ多いことの証拠かと思います。

ざっと監視銘柄を見て気がついたのは、いよいよ押しに押されていた新興銘柄の一部が反転を開始したことです。今日の注目銘柄の8732マネーパートナーズしかり、3842ネクストジェンしかりです。いずれも今日の地合で、昨日の安値割れがないと見るや、RSIで18%、16%に急落していたこれらの銘柄に買いが殺到したようです。

今日のNYダウの急変がないことが条件ですが、明日の注目はまず押されすぎの新興銘柄や小型株です。

そこで、特にOSCが大きく押されている銘柄でRSIも低いままの銘柄を中心に、明日は今日の安値割れがないことが確認されてからの上昇が期待できる銘柄群を挙げてみます。そういう意味では明日の相場には最近にはない期待感があります。潮目が変わったのかも知れません。決算にひっかるのはあえて外します。但し、突然の修正は予測不能。

テクニカル用語の簡単解説

1.2384SBSホールディングス
 余程取り上げるのを止めようかと思いました。それほどの惨状です。何か胡散臭い臭いのする株ですが、5月15日の決算で四季報を下回る見通しを出しただけで、ここまで落としこみますか。こうなりゃ、意地でもこの株の行く末を見守ってあげます。しかし、178Kが割れたら、もうどこまで行くのか皆目分かりません。PER5.16倍って本当???

2.5479日本金属工業
 筆者が先日「日工金」などと誤表記をしたばっかりに、その後さっぱりです。7月30日に中間期に対する進捗率が72.2%にも達したことを発表した会社です。それまでの期待値が大きかったからといって、そこから何故ここまで下げるのか全く不可解。もっとも株の世界は不可解なことだらけです。全員が理解可能なことばかりが生じるのであれば、誰もが同じトレーディング行動をとることになり、それは早晩行き詰まります。買う人あっての相場であり、売る人あっての相場です。それぞれが違った見解を持っていないとまずいことになります。と言う訳で、明日はOSCを-9%の35%にまで落としたこの株が、535円という今日の安値割れをすることなく、素直に反騰してくれるのかどうか注目。素材関連銘柄は、市況の悪化で平金や冶金など軒並み下値模索となっているようです。従って、これらの関連株、いやもはや兄弟株とも言える銘柄の動きにも注意を払いながらの売買です。

3.6143ソディック
 10日の14時に四半期決算を発表するそうです。何もよりによって場中に発表などしなくてもよいのに。余程、残業するのが嫌いな社員が揃っている会社のようです。しかし、それは裏返せばある種の「余裕」があるのかも知れません。残業しない社風があるとすれば、今時の会社としては貴重な天然記念物のような存在です。この会社、金型製造用の放電加工機で国内首位。世界3位という強者です。PERはたったの9.3倍。もし業績見通しに異変がないなら、812円という今日の安値は悠に超えていくべき水準でしょう。RSIも26%まで落ちました。6月15日には18%にまで落ちましたので、明日その同じレベルまで落ちるかも知れませんが、安値を割るかどうかだけ注目下さい。6月15日は安値を割りませんでした。そして翌日は38円も反騰しました。もっとも、これが繰り返されるとは限りませんがね。

4.1766東建コーポレーション
 OSCを10%も落として36%になりました。究極の指数値は7月27日を20円ばかり下回っております。翌日は6700円まで押されてから反転しました。今日は既に6710円を付けております。一体その下は幾らくらいだろうと、見回してみましたら、何と5620円です。まさか、この有利子負債ゼロの会社がそこまで落ちることは考えられません。よって、明日は6700円を巡る攻防からの反転がなるかどうか注目です。この株もSBSに劣らず、放っておくとだらだらと下げる傾向があるのは社名のせいです。また、あの剣道を模写したCFは筆者がもっとも嫌う演出です。ああいう精神主義というのか何というのか知りませんが、ああいうのは筆者の気に最も障ります。警備会社のALSOKの変な柔道着を着たフランケンシュタインみたいなCFより、ましと言えばましですが、だからといって、この会社のCFが好きになる訳もありません。しかし、明日期待通りに上げればMy評価が変わるかも。

5.6136オーエスジー
 精密切削工具の大手で、自動車向けが6割の会社。今日は1597円まで付けてOSCも9%も下げての33%です。RSIも21%へ下落。これは5月31日の18%以来。さて、この株どこで出血が止まるかですが、1577円と1470円の2つあります。後者は最悪シナリオです。究極の指数値では後60円ばかりの下落で、このところの最低値に届きます。ということは、明日は1577円を下回って1540円あたりまで降りてきたところが買い場となります。そうは問屋が卸さないのか卸すのか?明日は注目です。

6.7236ティラド
 8月1日に第一四半期の決算で前年比9.4倍の利益をたたき出すも、それまでに上げているので材料出尽くしとやらでここまで売られました。OSCは36%まで下落。RSIも26%です。自動車や建機のラジエーターを作っている会社。旧東洋ラジエーターが何故ティラドになったのかは不明。調べる元気もありません。それにしても変な名前です。癪だから冴えないHPを見て分かりました。URLはwww.trad.co.jpです。このtradが曲者です。どうも筆者の推測ですが、Toyo Radiatorの略のようなのです。それならなぜ「トラッド」と読ませないのか?ついでにグーグルで調べましたらありました。トラッドという会社が。何やら怪しいファッショングッズを売る個人会社のようです。筆者がアクセスした時のアクセスカウンターの数字が、何と88888でした。これは何かの因縁か。。。それとも、この怪しげな会社、いつもパッパッパなのか?

7.5017AOCホールディングス
 筆者が先日苦杯を舐めた株です。OSCが30%にまで下がってきました。売却した値段より136円も下で終わっております。RSIは21%にまで下落。幾ら原油相場が下げているからと言って、そこまで真っ正直に反応することもないでしょうに。こうなりゃ、リベンジのためにも明日は注目です。OSCで29%を付けたのが6月27日でした。その日の安値が1679円。明日は必ずや、この値段を下回るか、それともそれを忌避するかのどちらかでしょう。VR改は、何とたったの9%です。つまり押されすぎ。明日は寄り付きで食いつくとひどい目に遭うでしょう。あくまで1679円を意識して下さい。

以上です。

持ち越しは、引けに戯れに買った3845アイフリークのみ。OSC33%でのダイバージェンスと乖離幅17Kという好条件が明日はどう出るか検証するためです。1412チャイナ・ボーチは、寄り付きで売って今のところは正解でした。これで先日のコーセーアールイーと、今日の中央電気工業のリベンジは一応果たしました。
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切るタイミングを誤る

2007-08-08 11:30:27 | 株に出会う
タイトルにあるのは、昨日不在中の「不覚の買い」で、はからずも持ち越しの5566中央電気工業のことです。特買いで始まったので半ば安心していたのですが、先物が上げていっても一向に反発に転じず、値幅が結構大きいのでズルズルと反転期待だけが頭を占め、損切りタイミングを不覚にも逸してしまいました。

特買いでのスタートというのは、ある種の催眠効果があると言えます。昨日900円に窓がもう1つ空いているなどと、偉そうなことをのたまいながら、その900円がいとも簡単に破れて下に行く様を見ても、まだその期に及んでも、この窓が埋まったのだから反発に転じるに違いない、等と心の中でつぶやいている始末です。結局882Kで損切りです。-63K。久々の大敗記録です。

この特売りスタートを切った他の銘柄、例えば8936リプラス、6356日本ギアなども見せ板ならぬ見せ特売りでした。その後大きく反落して前場終了。こういうのを何と称したら良いのでしょう。「逆コバンザメ商法」にひっかかったとでも言っておきましょう。

うまくいったのは、6871日本マイクロニクス。上げの雰囲気が高まったところで買って、下げの雰囲気が高まって来たところで売っての+13Kでしたが、中央電工の損失の20%程度しかリカバリーできず。

唯一の「慰め」は、今日上場のチャイナ・ボーチーが、前場でまだ特買いのまま推移していることです。約90K程は利が乗ることになりそうです。できるだけ引っ張って欲しいのですが、かなり期待が大きいようで、そのまま持ち越しの誘惑も若干ありますが、この変な地合での外国籍(ネット証券では信用取引は駄目のようです)の株がこのまますんなりとストップ高まで行くとは限りません。この世知辛い株式市場で100Kも取れれば御の字です。潔く、大和証券で成り売りを朝からかけております。

ところで市況ですが、これが日経平均にしても先物にしても思わしくないのです。OSCは各3%落として50%と48%です。確かに昨日は上がる体勢で終わっており、今日は上がってはいるのですが、このまま前日のOSCを抜いていく勢いが今のところありません。また、6日の安値からは日経平均は既に346円も切りかえしております。この逆風下での踏ん張りは、多分明日あたり夏ばて現象を引き起こすのではないでしょうか。日経平均のOSC50%というのは、7月19日以来です。結構押されながらもここまで健闘してきているとも言えます。これが世界的に強気継続のイケイケドンドン相場なら、OSCを60%台の後半にでも乗せてしまうのでしょうが、どうもまだまだ雲行きがおかしいようです。そのあたりの雰囲気がテクニカルにも見えております。

よって、あまり持ち越しの無理をしないで、一発チャイナ・ボーチー・エンバイロメンタル・ソリューションズ・テクノロジー(ホールディング)カンパニー・リミテッド、【ああ、何と長い名前だろう。中国名が新聞広告に出ておりましたが筆者には読めません。まだこの英語の長い長い名前の方がイメージが涌きます。】の滞空時間の長い特買いにかける以外にありません。しかし、この株の名前を世のおじいちゃん、おばあちゃんにどうやって告げるの?「チャイナのお坊ちゃん」とでも勝手に愛称を付けて説明してはどうでしょうか。
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