株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.22.07)

2007-08-21 21:34:28 | 明日のモニタリング銘柄
どうも先週金曜日の大暴落で、これまで頼りにしてきたテクニカル指標がブルドーザーで一斉に整地されたかのようです。或いは、大型台風で河川が氾濫し根こそぎゴミも魚もどこかに持って行かれたような、そんな気持ちです。(ところで、昼間気を揉んでいた我が家の「蜘蛛」、ちゃっかりと蛍光灯の下で巣を張っておりました。しかし生命力があります。このエネルギーを何とか見習わねば。ところが、ブログを書き終わった頃、そこに、セミが迷い込んで来ました。糸はもう目茶目茶です。これが明日の相場の暗示でなければ良いが。)

しかし、段々と形も出来上がりつつあります。相場が下降トレンドから脱するまでは、売りと買いに分けての明日の注目銘柄です。売りはセオリー通りにOSCが高くなっている銘柄を主体に選びます。
相場が総悲観の下落モードになれば売りも買いも区別なく売られます。逆もまた同様です。そこはご了承下さい。いわゆる平時モードでの注目銘柄です。それにしては、今日は売りのカシオや日本碍子は派手に外しました。共栄タンカーは何とか面目を保ってマイナス終了でしたが。

その前に一応市況の確認をしておきます。日経平均のOSCは+3%の38%です。マザーズ指数は+4%の30%、ヘラクレス指数は+4%の35%です。いずれも優等生的な切り返し方ですが、それにしてはちっとも実感がないですね。

テクニカル用語の簡単解説

【買い注目銘柄】

1.3796いい生活
 貸借銘柄の悲哀からか、結構落とされております。明日85Kを割らなければそろそろ底か。出来高少なければ見送り。何か昔の「主婦の友」を思い出させる、大正ロマンティック風の社名が災いしているか。

2.6324ハーモニックドライブシステムズ
 8月8日に1Qの5%減益決算を発表してのその翌日39Kも上げましたが、今日で何とOSCは19%にまで下落。安値は何とかキープしております。明日509Kの安値が抜かれるようだと、その底の底から這い上がるかも知れません。MMだけに気むずかしい。

3.6466トウアバルブG本社
 指数値が17日より下落。明日510Kあたりまで近づけば拾っておく手か。但し、こうした原発銘柄は、相場が膠着して退屈が蔓延することが活性化の必要条件。どこか中高年未婚者の発作的なヒステリー症候群に似たところあり。心は、「もうどうにかして!!」

4.6315TOWA
 こちらは乖離幅とOSC(+2%の39%)妙味からの注目。8月6日に増収減益修正をしている点は留意のこと。つまり上値追いは禁物。900円に出来るだけ惹きつけて。

5.6787メイコー
 安値は3日連続3500円。チョイと不気味な感じです。乖離幅も290円もあります。指数値は6月18日の水準です。地合に我関せずのところもある株。今度こそ何とか一矢を報いたいもの。

6.7014名村造船所
 いわゆるダイバージェンスが強まっている典型的な株。RSIも25%に落ちました。25MAからの乖離も18%あります。先週金曜日の終値より6円も下の、好調造船銘柄の一角です。PERも18倍は悪くはありません。このところの下げは何が原因か?受注残は5年分です。


【売り注目銘柄】

1.5479日本金属工業
 今日の後場はやけに強かったこの株、OSCは+8%の51%にまで伸ばしました。上げるとすれば次の目安は570円になりますが、そこまでは今の勢いで行くとは思えません。OSCの急伸ぶりからも明日は反落の可能性が大きいかと。

2.9843ニトリ
 社長は似鳥昭雄氏。OSCが57%にまで達しました。10日の58%に次ぐ高さ。再度6150円あたりまで落ちれば、そこからの反発は必至。何しろ普段に事業改革を行っている希有な会社です。似鳥などという、にやけた名前ですが、何の何の素晴らしい会社です。ニトリとカタカナ名にしたのは正解。家電のヤマダとローサードの出店競争を競っております。しかし、明日だけは大人しくして欲しいもの。

以上です。
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チョイと反発しすぎか

2007-08-21 11:19:56 | 株に出会う
今日の日本株、予想に反して前場では大健闘です。寄り付きはシカゴ先物と同じ程度の大人しい始まりでしたが、先物はそこから一旦15740円まで落としてから、節目の16000円に一度は到達。そこでのもみ合いです。

この買いの強さを先物の売買判断指数で見ると8月8日以来です。日経平均に至っては6月7日以来の出来事です。まあ、あのパニック下げの後のことです。何事も熱しやすく冷めやすいという国民性?からすると許容範囲かと思います。

後場は16000円を更に上回っていくかどうか、為替が安定的に115円からのじり高を辿るかによって、どこで頂点を打つかが決まるかと思います。そして、やはり引けにかけては、ここまで頑張ったその疲れからだれていくのではないかと思います。

ちなみに、NYダウの昨日の終わり方は、OSCを少々上げすぎ(+9%)ではありますが、テクニカルにはよい反転体勢をキープして終了しております。まさか、日経平均がその動きを先取りしている訳でもあるまいし。

持株の地味系7236ティラドは、相場が動いた時にドテン買いをして損失をほぼ帳消しにしましたが、その他の動意付いた銘柄に対しては、いつ売りをかけようかとの意識から上昇時の買いには参入せずです。

まだ相場のトレンドが転換したとはとても思えませんが、日経平均で16500円を超えてくれば、一旦今回の騒動が収まったと判断もできるかと思います。

それまでは、まだ次なる波乱相場に備えての慎重なトレードにしたいと思います。

最後に我が家人、めでたく相場の異端児6378木村化工機を寄り付きで売っての利確のようです。早めのビールが筆者に振る舞われました。

ところで、机上の蜘蛛はどういう訳か昨晩以来姿を現しません。もうかれこれ2週間くらいは何も食べていない筈です。先日蚊取り線香で息絶えた蚊をそっと糸に引っかけておきましたが、我が家の猫達と同様に、死骸は食べないようです。たかが蜘蛛とはいえ、いつも見かけるものがフイにいなくなると寂しいものです。

その点、相場に人はいなくなることはないので安心ですが、いつ自らが「喰われる」かを心配しなければならないのが、我が家の蜘蛛とは大違い。。。
コメント (2)
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