株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

明日の注目銘柄(8.7.07)

2007-08-06 21:37:40 | 明日のモニタリング銘柄
後場は先物主導で日経平均がスルスルと値を戻しましたが、何とも後味の悪い上がり方でした。それは、どうせ見せかけの騙し上げではないのか?という疑念があるのと、どの銘柄も軒並み上昇に転じている訳ではなく、一部の好業績銘柄に集中しているためです。

この上げについていったとしても、明日はどうなるものか分かったものではないというシラケに近い気分といったらよいでしょうか。本当は、今日は日経平均も先物も思いっきり落ちて欲しかったところです。

ともあれ、日経平均のOSCは8月1日の38%という危機を脱して、+5%の48%まで戻しました。先物は+3%の46%です。TOPIXに至っては+7%の50%です。こちらも8月1日の42%からの切り返しです。

後場は5659日本精線で少し稼いだのみ。前場の損切りにはるか及ばずでした。持ち越しはゼロです。

さて、今のような相場状況を踏まえながらの明日の注目銘柄です。このところ採用しているテクニカルな見方で、明日も引き続き注目銘柄を見てみたいと思います。こうした相場でも有効かどうかきちんと検証する意味もあります。

1.8732マネーパートナーズ
 上場来安値圏に近づきつつあります。しかしまだ上げはわずかなサイン。もっと押される必要があるのかも知れませんが、とりあえずOSCが+1%の27%とコンバージェンスしているのに敬意を表しての注目です。この株、6月中間期の上方修正を7月9日に出しております。他の株とごった煮で売られているようです。この株が立ち直る時が直近IPOが立ち直る時でしょう。

2.6752松下電器産業
 地味な株です。ジリジリと押されておりますが、5日ぶりにOSCを+3%の39%に伸ばしました。今日の2065円が底値抵抗線となるかどうか?ナショナル嫌いの筆者がついに松下のお掃除エアコンを買いました。あの石油ファンヒーターでの涙ぐましい掘り起こし作戦が脳裏にありました。もっとも、たまたまコジマが特売していただけですけど。

3.6501日立
 松下を出したついでにこれも。今日はOSCを10%も上げての47%としましたので、明日は押し目をじっくり待つ作戦です。20年以上も使っている冷蔵庫の冷凍室が効かなくなり、7月に仕方なく日立の冷蔵庫を買いました。省エネ大賞を受賞したようですが、これもヤマダでその日限りの特売セールだったのでつい買わされたというところです。日立はもともと好きな会社です。しかし昔、野武士と言われた技術者集団は今はいずこに?

4.6378木村化工機
 先日よりも妙味は薄いのですが、明日再度1155円あたりまで押されてからの反発に乗る手です。もう出がらしかも知れませんが、ついテクニカルには気になる銘柄。

5.6356日本ギア
 こちらの方が木村よりも魅力的。但し出来高が少なく売買しにくいのが難点。756円という安値が7月20日にありますが、今日の770円で底固めしたのを確認しての、783円より下値での買い出動。

6.5566中央電気工業
 7月31日の場中に中間決算の上方修正を発表し、1327円まで上昇した株です。それが4日目の今日は952円です。OSCも33%まで落ち、7月13日に並びました。これは売られすぎでしょう。935円まで来れば尚よし。

7.7202いすゞ
 1Q決算が前年度より伸びが鈍っていることから、HMBCの投資判断引き下げを食らい、600円すれすれまで売られました。このあたりが底かと思います。明日はやはり今日の延長で再度600円に近づいた時に仕込むことです。トヨタとの協業の成果はこれから出るのに。ディーゼル・ハイブリッドが本命かと。

8.8933エヌ・ティ・ティ都市開発
 8月1日のように寄り天であれば明日は敬遠です。この株は買い上がって行ってもろくなことはありません。必ずと言って良いほど失敗します。明日は208Kか209Kで待つことですね。

9.2337アセットマネジャーズ
 ついにここまで落ちましたか。相変わらずの人気ぶりです。明日は115Kに再度近づいた時に買い。

10.3727アプリックス
 ついでに新興市場の落ち武者のこの株にも注目。136Kが固いかどうかが焦点です。急に売りが涌くことがあります。その時136Kか137Kあたりまで一瞬でも降りてくればそこが買い場か。

11.9438エムティーアイ
 寄り付きで220K割れになれば良いのですが、少々出来高を伴いながら復活の兆しです。

以上です。今晩のNY市場の結果や為替も注目。
明日は来客がありますので、前場終了後のブログは休みますのでご了承下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何とか抵抗線を死守しているが

2007-08-06 11:24:51 | 株に出会う
前場は先物が8月2日の安値に後10円にまで迫りましたが、そこからはとりあえずセオリー通りに反発開始。傾向としてはじり高で-170円の16840円まで戻しております。

これはしかし、テクニカルに反発局面にあったものが、いきなり340円安までの押し目が余儀なくされたため、テクニカルに「やむなく」反発しているものと思います。

やはり、先日書いたようにデリバティブ取引での信用連鎖の鎖の一環がもし切れれば、2990兆円ものペーパー(約束事)が影響を受けることは深刻です。また、サブプライム問題も、バーナンキが言っている最大1000億ドル(18兆円)との損失金額が、住宅ローン市場1000兆円で、貯蓄のない住宅ローン利用者のみの収支計算推計ではすでに300兆円(今春段階)の含み損になっており、当時よりも住宅価格の下落が進んでいる現状からすると、1000兆円のうちのたったの18兆円が最大損失額だとは俄には信じられません。

いまやプライムローンにまで波及しているとの現状からすると、これはいくらなんでも楽観的な見通しではないでしょうか。

そんなこんなで、やはり世界経済はこれから波乱の局面を迎えることは間違いなさそうです。一時療法としては、FRBは政策金利引き下げを余儀なくされるとしても、それによる長期金利(市場に任せる以外にない)の上昇は確実なものとなります。これが世界経済の最大の波乱要因です。アメリカと一蓮托生の日本も長期金利が上昇し、後2%も上昇すれば税収がほぼ国債費に消え、公務員の給料が払えない悲惨な現実が待ち受けているのかも知れません。

そうなると、仮に今晩のNY市場が多少のリバウンドを見せたとしても、後200ドルも下がれば歯止めのない下げが始まると思います。

前場で持株全て損切りしました。

今は買いは入れる時期ではないと判断。やってもリバウンド狙いのデイトレですが、これがまだまだ修行が足りなくて、今日の突っ込み買いは出来ず。

4062イビデンなどが大きく戻しているのを見ると、やはり業績好調銘柄に的を絞った方が良さそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする