株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

底を踏み固めつつある時期

2007-08-03 11:21:19 | 株に出会う
これで今日日経平均が下がるなら、これは決算の出揃い待ちという、日本特有かも知れない慎重さの所以かも知れません。アメリカは少なくともダウ銘柄のどれかが好決算を発表すれば、市場は一気に楽観的になり指数を上げていきます。仮に過去のトラウマがあっても、アメリカは日本より忘却のスピードが速いようですね。

ペシミスティックな国民性とオプティミステックな国民性の違いと片づけてよいのかどうかよく分かりません。日本人は農耕民族などとよく言われますが、江戸時代をとってみても、農民が大多数を占めていた訳ではありません。鍬だけではあの華やかな元禄文化も花咲かないでしょう。

国民性なり人種なりで一元的に何かを決めつけるのは、少々疑ってかかる必要があると、筆者は以前から考えております。

相場はタイトルにあるように、8月1日に日経225平均が付けた終値16871円、OSCで38%というベースラインを踏み固めつつあるところです。もし、今日の後場の引けまでにこのラインを下回ると、新たな下値探しの模索が始まります。

前場終了段階ではOSCは前日比-3%の42%です。何とか上にあがろうともがいている最中かと思います。先物は-1%の41%です。こちらも1日のOSC37%、終値16810円がベースラインです。

あまり興味が涌かない新興市場は、マザーズ指数がOSCを3%落として44%、ヘラクレス指数が5%落として40%です。この2つの市場は実は底割れております。7月19日と23日にOSCの最低値を付け、その時の終値を下回ったままなのです。指数値は上にありますのでいわゆるダイバージェンス状態ですが、あやうい均衡に立っている状態です。ここからの押し目があれば、日経平均よりもきついかと思います。

さて、前場は久々の会心のトレードでした。持ち越しの6850チノーの買いタイミングがテクニカル指標に忠実だったことと、売りタイミングの549円もほぼ満点でした。

この売りタイミングですが、ほぼ80%の精度で当たりますが、前日安値を上回って終わることが出来なかった日の安値を戻しの目途とするものです。この株は、8月1日の530円、7月26日の544円、そして7月19日の550円がそれに該当します。その上は、7月17日の591円ですが、今日いきなりそこまでは無理と判断しました。そして、550円に勢いがついてタッチしたその直後に1円のバッファーを入れて549円で指値売却しました。

以前にも書きましたが、この考えはよく当たりますので取り入れるとよいと思います。

気がつくと2384SBSホールディングスが死んだようになっておりましたので、210Kで拾いました。持ち越しはこれだけ。

後場も大きな波乱がなければ、このまま日経平均は底固め完了となると思います。
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NYダウは底値を脱した模様

2007-08-03 06:43:36 | 株に出会う
昨日8月2日のNYダウは終値が101ドル高で終了。まだ予断を許しませんが、1日の13133ドルを底にして、当面の底を打った可能性が高まりました。OSCはその前日の36%から39%、そして44%へと着実に上昇。そして何よりも前日安値を下回りませんでした。OSCの上昇と合わせて、これは7月17日以来10日目の出来事です。

対する日経平均はどうでしょうか。昨日16653円という安値を後場にマークしました。ここを今日下回るかどうかが焦点ですが、このNYダウの動きを見て、日経平均も安値を下回ることなくプラスで推移するものと思います。

昨日の安値の16653円は7月27日のブログで想定した究極の指数値ベースでの試算値の16680円に近似しております。(先物は16670円でなお近似)

NYダウについては、4月27日の安値の13073ドル近辺までの下落を想定しておりましたので、まだもう一波乱あるかも知れませんが、一旦切り返しの形となっております。日柄も高値の指数値をつけた7月19日から10日経過しております。ここは当面の下げ止まりと考えても良いのではないかと思っております。

当然、株式相場も世の中と同様、非連続の連続性が刻一刻と生起しており、それらが新しい前提条件を形作りながら時間が不可逆的に進行しているという、パースの宇宙論に書かれたこの世の法則性は全く崩れた訳ではありません、崩れる訳もありません。よって、一言でいうと、一瞬先は闇というのが我々が感じているこの世の不条理というものでしょう。しかし闇夜のカラスは見分けがつかなくても、過去の事実からの経験則的な照射により一筋の進むべき道を探ることは、人間だけに与えられた知恵でもあります。
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