株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

ケースシラー住宅価格指数(2010年9月度)はかなり悪化

2010-12-01 22:02:49 | 金融全般
昨日発表された、ケースシラー住宅価格指数の2010年9月度分についてですが、前年度比+0.59%(予想は+1%)となっております。しかし、8月分についてこのブログで指摘した状況から更に悪化しております。(季節調整前)

前月比で上昇した地区の推移をプロットしてみます。

*2010年4月-----19地区
*     5月-----19地区
*     6月-----18地区
*     7月-----13地区
*     8月----- 4地区
*     9月----- 2地区(ワシントンDCとラスベガスのみ)

前月より上昇した地区は因縁のラスベガスを入れてたったの2箇所。
しかも、全米20地区の平均値は-1.1ポイントとなっており、下げが加速している状態です。

ロイターによると投資調査会社のギャリー・シリングは、過剰在庫が大きな問題(2009年10月に7.2ヶ月分まで落ちた在庫が2010年8月の12ヶ月分をピークに10月でもまだ10.5ヶ月分もあります。)となっており、住宅価格はさらに20%下落すると予想しております。

そうなると、筆者の定点観測地のロスアンジェルス地区の住宅指数は、9月で175.36ポイントですので、その20%ダウンは140ポイントとなります。これは2008年7月17日に筆者が試算した142ポイントと近似してきます。

この住宅市場の下落の加速は、ローンを延滞した場合の金融機関の抵当権の執行に法的な違反行為があったことと関連しております。全米各地で訴訟が多発しているようです。あたかも日本のサラ金の過払い金利の返還請求のような様相です。

今は、欧州の債務危機が焦点となっておりますが、アメリカの住宅問題もそれに劣らずに経済の根幹を揺るがす火薬庫のままであることは忘れてはならないと思います。



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明日のモニタリング銘柄(12.2.10)

2010-12-01 15:37:42 | 明日のモニタリング銘柄
明日、12月2日(木)のモニタリング銘柄です。

1.9433KDDI
 後場の切り返しの動きに乗りピボット値も500円上回っての終了。コア30銘柄では唯一の買いサイン点灯。

2.4755楽天(売り)
 この株64200円の手前で終えてから今日は上げすぎ状態で、OSCは+19%の78%にも。明日、もう一段の上げがあってボリンジャーバンドの上まで浮遊してもたついていたら売りか。

3.7541メガネトップ
 目立たない動きで見過ごしておりましたが、明日も反転するか?

4.4080田中化学研究所
 1475円が今日の強気ポイント。まだOSCは+1%の53%ですので、再度浮上するかどうか?

5.4689ヤフー
 これも強気の上昇が明日もあるかどうか?その体勢だけはあるようです。

以上です。
 
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市場概況(11.30.10)

2010-12-01 07:47:52 | 市場概況
11月30日(火)の市場概況です。 下部に30日の海外市況

◆日経先物:9950円(-170円)OSC51%(-9%)11月25日の61%から下落に転じる。RSIは60%(-10%)
◆日経平均:9937円(-189円)OSC44%(-14%)11月24日の65%から下落に転じる。RSIは60%(-9%)
◆TOPIX:861(-14)OSC43%(-14%)11月24日の62%から下落に転じる。 RSIは61%(-8%)
◆マザーズ指数:385(-1)OSC65%(-3%)11月25日のOSC76%、終値390から下落に転じる。RSIは74%(+-0%)
◆騰落レシオ(25日間、東証1部):110.97%(-10.72%)-11月30日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率27%(-21%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率30%(+22%)

後場いきなりのギャップダウン。前場に早めに損切りしていたオリックスは良いとしても、タカラレーベンは前場に安売り。残る日本製鋼所は昨日の安値までは行かないと見て、悠然と構えてはおりましたが、地合の悪化とともに814円まで売られ、その後も上に行きかけては潰されるのを何度も見ていると、ついに819円で損切り。しかしその後、地合に逆らってプラ転までも。この株、OSCがまだ37%(-4%)と押されております.ピボットとVR改が押されて、OSCが安値を上回りプラ転した日が反転の時期と思います。

この地合に買い持ち越しが2つ。5310東洋炭素と3625テックファームです。東洋炭素は4565円超で引けないと撤退と決めておりましたが、最後にドスーンとやられ、撤退する暇なし。テックファームも嫌な終わり方で買いサインがすべて消滅と、散々な結果でした。

しかし、ピボットのブレークを今日は9204スカイマークで検証。後場の913円超えからは一気の上昇でした。すぐに指すも降りてこず。とりあえず、ピボットの順張りの威力を確認できたのは収穫。これで、大きく値を上げている順張り銘柄への追随ポイントが分かったので、これまで上に行った銘柄は諦めておりましたが、今後はある程度の見通しを持って追随できそうです。

【以下は11月30日の海外市況】 

◆ドル・円:83.66円(-63銭)OSC59%(-7%)11月29日のOSC66%から円高へと転じたか? RSIは69%(-18%)
◆ユーロ・ドル:1.299ドル(-0.014ドル)OSC25%(-4%)11月18日のOSC42%からユーロ安へと転じる。RSIは19%(-3%)
◆USドルインデックス:81.34(+0.51)200MA(81.75)に後一息。
◆米10年債利回り:2.81%(-0.03%)50MA(2.64%)を大きく突破し、金利上昇過程に突入し揉み合い中。
◆NYダウ:11006ドル(-47ドル)OSC60%(-3%)RSIは34%(+-0%)11月17日の45%からコンバ-ジェンス中(OSCは上がるが株価は下がる)。
◆Nasdaq:2498(-27)OSC61%(-5%)11月17日の46%からコンバ-ジェンス中。RSIは40%(-1%)
◆上海総合:2820(-46)OSC57%(-6%)11月17日の39%からコンバージェンス中。RSIは28%(-1%)RSIはこのところの最低値近辺。
◆VIX指数:23.54(+2.01)200MA(23.19)をついに抜く。
◆原油先物:83.84ドル(-1.9ドル)50MA(82.23ドル)を大きく抜け調整。
◆CRB指数:301.4(-1.49)50MA(297.53)から再度上昇中。 
◆NY金:1386.0ドル(+19.5ドル)50MA(1348.68ドル)に超接近し反発中。
◆シカゴCME(円建て):9935円(-15円)

S&Pがポルトガルの格付けを引き下げる可能性で、またまた欧州ソブリン危機を煽り立て株式市場は下落。ナスダックもグーグルの買収話で大きく下げる。CRB指数は金が貢献したせいかあまり下げてはおりません。14日間のデータおnRSIはほどほど低くなっておりますが、28日間で見ているOSCがもっと下がらないと、このソブリン危機、収まらないのかも知れません。
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