株に出会う

独自開発のテクニカル指標で株式市場の先行きを読む!

休日のバッハ(2.5.11)

2011-02-05 13:20:27 | 休日のバッハ
今日の休日のバッハは、カンタータ146番(われら多くの患難を経て)から、テノールとバスのアリアです。第1曲はニ短調のチェンバロ協奏曲の第1楽章です。

小林英夫氏の日本語訳は以下のようになっております。

「どれほど私は喜ぼう、どれほど私は楽しもう、
 この束の間の苦しみの時が過ぎ去ったなら。

 そこで私は星のように輝き、太陽にように光を放つ。
 そこには、天の至福の喜びを妨げるような、
 悲しみも嘆きも叫びも、ありはしない。

 どれほどに...」

この曲は復活祭から第3日曜日のために作曲されました。演奏はいつものジョン・エリオット・ガ-ディナー指揮、モンテベルディ合唱団とイングリシュ・バロック・ソロイストの面々です。喜びを表すテンポのよい演奏は好感が持てますね。

悲しみや嘆きの後にこうした喜びがやってくることを黙示。

人生は終わってみなければ分からないものです。今、例のハンカチ王子のキャンプが連日大報道されておりますが、あのイチローは確かドラフト4位ぐらいで入った無名の新人でした。しかし、今は世界のイチローに。

ハンカチ王子ですが、大学時代に十分な体力の強化がされていなかったため、プロに入ってから根本的に鍛え直さないと通用しないという説があります。あの新米の歌舞伎役者のような表情を見て、筆者もそう思います。その鍛錬をあの大観衆を前にして、果たして無我の境地で黙々とやれるものなのか?

やはり、キリストの受難が不条理で理不尽であればあっただけ、その後の喜びは深くなるものでしょう。

いつものように、ここをクリックして、ウィンドウズ・メディア・プレイヤーでお聴き下さい。期間限定の公開です。

インターネットディスクの変更中です。しばらくの間はクリックしてもお聴きになれません。

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米景気の波は賃金総額である程度分かる

2011-02-05 11:28:48 | 株に出会う
昨日のアメリカの雇用統計で、失業率は大幅改善するも雇用者数の増加が予想以下だったため、特に為替は乱高下したようです。結局、製造業の雇用者数の大幅増加やら、27週を超える長期失業者数の低下などで、株式市場は企業決算ともあわせ前向きに捉えて上昇しました。

ここで雇用統計の各要素をおさらいしておきます。

1.非農業部門の雇用者数
 セクター毎の分布まで見ることが必要。今回は、大雪の影響が建設・運輸・倉庫セクターで大幅に減っております。

2.時間当たり平均賃金
 1月は0.4%の伸びで予想の倍でした。

3.週平均労働時間
 1月は34.2時間と前月より0.1時間の減少。

4.失業率(全人口=2億3870万4千人):9%(-0,4%)
 これは前提となる労働参加率(1億5318万6千人÷全人口=64.2%で過去最低に)と就業者比率(1億3932万3千人÷全人口=58.4%で微増)の両面から捉える必要があります。失業率=失業者1386万3千人÷1億5318万6千人=9.049%

結局、雇用情勢は良くなっているのかいないのか、マーケットが迷うのも分からなくはありません。各要素が季節要因なども加わり錯綜しているからです。

では、以上を総合して捉える数字は何かあるでしょうか? 1つあります。

それは、民間および政府部門の総賃金の推移です。その総賃金を示すデータがここBEAにあります。

残念ながら月毎のデータはなく、四半期毎にデータだけが公開されております。

このデータの一番下は政府部門の数字です。これは比較的安定しておりますので、2行目の民間部門の数字の推移を見ると一目瞭然です。

直近では2009年の第3四半期が5088.3B$で最も低く、2010年第1四半期までは停滞し、その後第2四半期からは順調に増加しております。

これをNYダウの各四半期の末現在の数字で見てみます。( )内は民間賃金総額

・2009年第3四半期(9月末) 9712ドル(5088)
.2010年第1四半期(3月末)10857ドル(5105)
.2010年第2四半期(6月末) 9774ドル(5195)
.2010年第3四半期(9月末)10788ドル(5225)
.2010年第4四半期(12月末)11578ドル(5312)

去年の第2四半期のNYダウは、ギリシャ問題に過剰反応しての下げすぎだったと言えそうですね。
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市場概況(2.4.11)

2011-02-05 08:15:05 | 市場概況
2月4日(金)の市場概況です。 下に4日の海外市況

◆日経先物:10530円(+90円)OSC53%(-2%)1月31日のOSC42%、終値10230円から切り返しに転じる。RSIは51%(+6%)
◆日経平均:10545円(+112円)OSC55%(+5%)1月28日のOSC41%、終値10360円から切り返しに転じる。RSIは52%(+5%)
◆TOPIX:935(+8)OSC55%(+4%)1月28日のOSC42%、終値920ポイントから切り返しに転じる。RSIは53%(+4%)
◆マザーズ指数:472(+7)OSC57%(+7%)1月24日のOSC40%、終値450から切り返し中。RSIは48%(+2%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:125.51%(+5.5%)-2月4日現在。
 マザーズ:89.8(+1.7%)-2月4日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率48%(+10%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率20%(-10%)

今日は、新日鉄・住金ディ。しかし、10時頃を頂点にして後はだらだらとなだらかな坂を下りていく感じで終了。もちろん、個別株は栄枯盛衰。主に主力株にピボット超えの銘柄が多数。監視銘柄のうち、大きく下げたのは2371カカクコムや3843フリービット。4751サイバーエージェントは昨日からの下げトレンドが底流にあり、朝方に大きく上げるも、その後は売り攻勢に晒される。R1の231600円を超えそうな時に買いましたが、その勢いはなく早期にほぼ同値で撤退。この時の揉み合いからの下放れはこの株らしい下げですが、後から気がついたのですが、ほぼ昨日の安値で下げ止まっておりますね。S1は220100円だったのですが、そこまではオーバーランせず。これを3分足チャートで見ると、2時前の下げはボリンジャーバンドの-2δぴったりのところでした。

やはり、こうした主力株の昨日からのトレンドをよく読み、かつ、こうしたテクニカルな節目の数字を確認しながらでないと、こうした動きの早い銘柄で勝つことは出来ません。そのためには、他の株に気を取られながらでは駄目ですね。

こうした点を反省点とし、来週はうまく立ち回りたいと思っております。今日は、勝ち逃しが多くほとんど利益が積み上がらず。週末を控え持ち越しはなし。

買いサインは結構点灯しております。これは週末に。

以下は4日の海外市況

◆ドル・円:82.22円(+60銭)OSC44%(+7%)2月3日のOSC37%から円安へと切りかえしたか? RSIは46%(+8%)
◆ユーロ・ドル:1.359ドル(-0.005ドル)OSC53%(-3%)1月27日のOSC74%からユーロ安に転じる。RSIは64%(+2%)
◆USドルインデックス:78.05(+0.3)50MA(79.51)を割り込み77あたりから反発中。
◆米10年債利回り:3.68%(+0.1%)50MA(3.32%)を突破し、3.5%で頭打ちから大幅上昇。(4日現在)
◆米3ヶ月国債:0.15%(+0.01%)対10年債スプレッド:3.53%(4日現在。3%切ると要注意。)
◆NYダウ:12092ドル(+30ドル)OSC61%(+3%)RSIは73%(-1%)1月25日の75%からダイバージェンス強まる。反落注意。
◆Nasdaq:2769(+15)OSC60%(+1%)1月28日の50%から短期切り返し中。RSIは52%(-1%)
◆上海総合:2799(+8)OSC62%(+1%)1月24日の38%から斬り返しに転じる。RSIは48%(-1%)1日現在。8日まで休場。
◆VIX指数:15.93(-0.76)50MA(17.74)を一気に抜き去り、再度急降下中。
◆WTI原油先物:88.92ドル(-2.31ドル)50MA(89.3ドル)を一気に抜き去り、再度割り込む。
◆CRB指数:338.91(-2.09)50MA(326.02)を大きく抜けて上昇し、揉み合い中。
◆NY金:1349.0ドル(-5.1ドル)50MA(1374.35ドル)を割り込み、1300ドルに接近中から反発中。
◆バルチックドライ指数:1043(-2)50MA(1738.12)から遙か下方へと下落中。
◆シカゴCME(円建て):10630円(+100円)

注目の米雇用統計はわずか3.6万人増に留まるも、失業率が9%にまで12月から0.4%も低下。かつ、製造業の雇用者増が予想を上回る4万9千人と大幅増、また長期失業者数が621万人と改善したことで、株式市場は続伸。エジプトのモバラク大統領が亡命?といった噂も影響。

なお、1月は悪天候で88万6千人となり、通常の年の3倍以上に昇っております。これを考えると雇用情勢はかなり改善中と見ることが出来、米国債は大幅上昇しており、ついに3.5%を大きく突破。エジプト情勢が落ち着き、金利が上がればドルも上がり円安となります。

原油の下落はエジプト情勢で上げた分の調整かと思います。

とういうことで、円安、NY株高とよい材料がそろって、月曜日の日本株は上げて始まるのは確定でしょう。
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2月4日(金)のつぶやき

2011-02-05 02:21:26 | 株に出会う
08:23 from web
フィスコの想定レンジは上限 10530円-下限 10430円。特に、10490円超えではロングとの見方が優勢。また、「朝の外資系証券9社経由の注文状況は、売り1490万株、買い1740万株、差し引き250万株の買い越しとの観測。」この観測、当たらないのが当たり前。もう止めます。
11:17 from web
新日鉄と住金の統合。両社の寄りからの動きを見ておりましたが、3分ぐらいはほぼ押され、そこから少し切り返しながらの揉み合い。その後また押されるパターン。一方、昨日好決算を発表した東レは鉄鋼の下落曲面で踏ん張り、そこから600円奪還。そこで押されてピボットから切り返し。対照的。
11:19 from web
先ほどの鉄鋼の記事、3分ではなく30分の誤りでした。東レは決算発表が昨日であり、当日のボラティリティは消化済み。それに対して鉄鋼は当日参戦のトレーダーが入り乱れてのパターン。東レも昨日は同じ形態でしたね、。
12:13 from web
新燃岳の噴火で避難した人へのTVのインタビューで、「今、一番心配なことは何ですか?」と聞かれ、50歳過ぎのヘルメットをかぶったお父さんが、一瞬間を置いて、「いつ噴火が止まるか心配です」。お父さん、それは全国民が心配しています。お父さんにとっての心配事を皆さん聞きたいのにね。
15:32 from goo
市場概況(2.4.11) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/e2136fb210d2868e4a1c35fbd7d6c5f4
by mariomariot on Twitter
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