昨年独り身になってから、ピンポーンと玄関のチャイムが鳴るので出て行ったら、水道の検針員の女性でした。用件を尋ねる前に、「水道の使用料が大きく減っているので、何かあったのかと思いチャイムを押しました」とのこと。
「一人になったからでしょう。」と簡潔に答えておきましたが、改めて水道料(2ヶ月に1度の請求)を見ると、昨年9月分から3680円が3回連続で請求されておりました。多分、1世帯あたりの最低使用料なのでしょう。
妻がまだ元気な昨年は、1万円を少し超えておりました。それが約3分の1になっております。
これは何故かを少し考えてみました。
家庭における水の使用料分布(2008年の先進国のデータ)は以下の通りです。
風呂とシャワー(35%)、トイレ(30%)、洗濯(20%)、料理と飲料(10%)、掃除(5%)
大体そんなもんでしょう。独り身になってからの変化は、
・風呂とシャワーは、トレーニング場のシャワーでほぼ代行→30%減
・トイレは1人分になったので→15%減
・洗濯も半分と言いたいところですが、かなりサボっているので→15%減
・料理と飲料、掃除を合わせて半分→7%減
計67%減。
1昨年11月分が10350円、昨年1月分が10600円でした。平均10450円。
それに対して、昨年11月分も今年1月分も3680円でした。前年比で35%です。
上述の67%減とほぼ一致。お断りしておきますが、先に予断なく67%減を算出しましたので、数字合わせをした訳ではありません。水道代が最低料金に張り付いておりますので、実際の使用量はもう少し減っているのかも知れません。
電気代はここまでの劇的な人数比の変化はありません。
ところで、日本人1人が使う水の量は1日あたり2000年の320リットルをピークとして、現在は300リットルです。そのうち、飲み物に2-3リットルで残りは上記の風呂や洗濯、料理といった生活用水です。
ところが、生活用水までが水道代として請求されますが、日本人1人が毎日食べる食料生産には、何と2-3000リットル(生活用水の10倍、飲料の100倍)もの水が使われております。
カロリーあたりの水の使用料が少ない食物はジャガイモです。水1キロリットルあたりのカロリー発生は5600キロカロリー。米は2000キロカロリーで、ジャガイモの約3分の1です。
水を節約したければ、ジャガイモを沢山食べるべし。
ちなみに、ジャガイモ1Kgの生産には625リットルの水しか要しませんが、これが牛肉になると15500リットルも必要となります。約25倍もの水が牛肉生産には必要です。
水を節約したければ牛肉を食べるのを止めるべし。
食料だけ論じるのは片手落ちです。そこで軽いものの代表格の紙と、重いものの代表格の鋼鉄1キログラムを作るにはどのぐらい水が必要なのかを見てみました。すると何と紙は324リットルに対して、鋼鉄はたったの95リットル(紙の30%)です。
水を節約したければトイレで紙を使うのを控えるべし。昔の新聞紙に戻ると痔になりやすく、その手当に水を使い元も子もないので、ここは奮発して節水型ウォッシュレットはいいかも。
何しろ、ご存じのように世界の水資源は97.5%が塩水であり、淡水はたったの2.5%ですが、その淡水の30%しか利用出来ません。残りの70%は氷河や雪など利用不可能なものです。となると、たったの0.75%しか利用可能な水資源がないことを考えると、これからも、このペースで3680円の最低水道料金に収めるのが、ささやかなる水資源保護への貢献かと。
定額の水道代を「不審」に思っての、チョイとした水を巡る休日の話題でした。
「一人になったからでしょう。」と簡潔に答えておきましたが、改めて水道料(2ヶ月に1度の請求)を見ると、昨年9月分から3680円が3回連続で請求されておりました。多分、1世帯あたりの最低使用料なのでしょう。
妻がまだ元気な昨年は、1万円を少し超えておりました。それが約3分の1になっております。
これは何故かを少し考えてみました。
家庭における水の使用料分布(2008年の先進国のデータ)は以下の通りです。
風呂とシャワー(35%)、トイレ(30%)、洗濯(20%)、料理と飲料(10%)、掃除(5%)
大体そんなもんでしょう。独り身になってからの変化は、
・風呂とシャワーは、トレーニング場のシャワーでほぼ代行→30%減
・トイレは1人分になったので→15%減
・洗濯も半分と言いたいところですが、かなりサボっているので→15%減
・料理と飲料、掃除を合わせて半分→7%減
計67%減。
1昨年11月分が10350円、昨年1月分が10600円でした。平均10450円。
それに対して、昨年11月分も今年1月分も3680円でした。前年比で35%です。
上述の67%減とほぼ一致。お断りしておきますが、先に予断なく67%減を算出しましたので、数字合わせをした訳ではありません。水道代が最低料金に張り付いておりますので、実際の使用量はもう少し減っているのかも知れません。
電気代はここまでの劇的な人数比の変化はありません。
ところで、日本人1人が使う水の量は1日あたり2000年の320リットルをピークとして、現在は300リットルです。そのうち、飲み物に2-3リットルで残りは上記の風呂や洗濯、料理といった生活用水です。
ところが、生活用水までが水道代として請求されますが、日本人1人が毎日食べる食料生産には、何と2-3000リットル(生活用水の10倍、飲料の100倍)もの水が使われております。
カロリーあたりの水の使用料が少ない食物はジャガイモです。水1キロリットルあたりのカロリー発生は5600キロカロリー。米は2000キロカロリーで、ジャガイモの約3分の1です。
水を節約したければ、ジャガイモを沢山食べるべし。
ちなみに、ジャガイモ1Kgの生産には625リットルの水しか要しませんが、これが牛肉になると15500リットルも必要となります。約25倍もの水が牛肉生産には必要です。
水を節約したければ牛肉を食べるのを止めるべし。
食料だけ論じるのは片手落ちです。そこで軽いものの代表格の紙と、重いものの代表格の鋼鉄1キログラムを作るにはどのぐらい水が必要なのかを見てみました。すると何と紙は324リットルに対して、鋼鉄はたったの95リットル(紙の30%)です。
水を節約したければトイレで紙を使うのを控えるべし。昔の新聞紙に戻ると痔になりやすく、その手当に水を使い元も子もないので、ここは奮発して節水型ウォッシュレットはいいかも。
何しろ、ご存じのように世界の水資源は97.5%が塩水であり、淡水はたったの2.5%ですが、その淡水の30%しか利用出来ません。残りの70%は氷河や雪など利用不可能なものです。となると、たったの0.75%しか利用可能な水資源がないことを考えると、これからも、このペースで3680円の最低水道料金に収めるのが、ささやかなる水資源保護への貢献かと。
定額の水道代を「不審」に思っての、チョイとした水を巡る休日の話題でした。