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市場概況(2.17.11)

2011-02-18 07:15:21 | 市場概況
2月17日(木)の市場概況です。 先物は午後3時10分現在。下に17日の海外市況

◆日経先物:10840円(+40円)OSC58%(-1%)1月31日のOSC42%、終値10230円から切り返しに転じる。RSIは71%(+4%)
◆日経平均:10837円(+28円)OSC58%(-2%)1月28日のOSC41%、終値10360円から切り返しに転じる。RSIは69%(-1%)
◆TOPIX:974(+7)OSC64%(+1%)1月28日のOSC42%、終値920ポイントから切り返しに転じる。RSIは75%(+-0%)
◆マザーズ指数:491(+-0)OSC62%(-8%)2月15日のOSC75%、終値493から下落に転じたか?RSIは72%(+-0%)

◆騰落レシオ(25日間)
 東証1部:121.43%(+5.4%)-2月17日現在。
 マザーズ:89.68(-0.1%)-2月17日現在。

◆10日高値移動平均値超の銘柄比率62%(+1%)
◆10日安値移動平均値未満の銘柄比率15%(+-0%)

後場は、先物が10800円割れ寸前まで落とされ、個別株でも勢いがない銘柄は、滑り台を落ちるように転落。7731ニコンなどその最たるもの。1994円で売るも、少なくとも1980円の下にあった25本線割れ、あるいは踏ん張りを確認してからの買い戻しでも遅くはなかったのですが、どうしても目の前の板に幻惑される悲しい性が頭をもたげる。

最悪は、8591オリックスの売り玉。何と朝方のR1超えからの下落曲面で返済。9204スカイマークは朝からピボットでずっと指していましたが全くその気配なし。仕方なく1346円に上げたら約定。しかし、この株二枚腰&三枚腰を発揮。1354円で返済したのは、これも早過ぎ。とか何とか、苦労しながら結局は今日の勝負はほぼゼロ。

持ち越しが2つ。今は地味系と化した感のある2371カカクコムの引けの買い玉と、朝からずっと強く落ちてこなかった6594日本電産の引けの売り玉です。日本電産、今日の粘り腰も14時過ぎからは我慢し切れず下降線に。この流れが地合の悪化?とともに、明日も続くと判断。カカクコムは地合にほとんど影響されない孤高の株。


以下は17日の海外市況

◆ドル・円:83.3円(-38銭)OSC56%(-5%)2月3日のOSC37%から円安へと切り返し中。 RSIは65%(+6%)
◆ユーロ・ドル:1.361ドル(+0.04ドル)OSC53%(+4%)2月11日のOSC46%から短期ユーロ高トレンドに転じたか?RSIは50%(+8%)
◆USドルインデックス:78.0(-0.23)50MA(79.15)を割り込み77あたりを底に反発し上昇中。
◆米10年債利回り:3.62%(+0.01%)50MA(3.44%)を突破し、3.7%あたりで頭打ち傾向に。(16日現在)
◆米3ヶ月国債:0.12%(-0.01%)対10年債スプレッド:3.5%(16日現在。3%切ると要注意。)
◆NYダウ:12318ドル(+30ドル)OSC78%(+2%)RSIは91%(+21%)1月28日の57%から依然騰勢続く。
◆Nasdaq:2832(+6)OSC77%(+3%)1月28日の50%から依然騰勢続く。RSIは88%(+24%)
◆上海総合:2927(+3)OSC69%(+-0%)1月24日の38%から切り返しの動き継続。RSIは81%(-2%)
◆VIX指数:16.59(-0.13)50MA(17.02)を一気に抜き去り、再度割り込んでから接近中。
◆WTI原油先物:89.13ドル(+2.21ドル)50MA(89.54ドル)を割り込むも超接近中。
◆CRB指数:341.27(+3.06)50MA(330.1)を大きく抜けて上昇し、少し下落傾向から揉み合い中。
◆NY金:1383.7ドル(+9.6ドル)50MA(1370.11ドル)を回復し上昇中。
◆バルチックドライ指数:1292(+21)50MA(1558.04)から遙か下方へと下落した後、9日連続プラス。
◆シカゴCME(円建て):10855円(+15円)

NY株は新規失業保険申請件数が41万件に増加するも、フィラデルフィア連銀の製造業景況指数が、何と2004年1月以来の最高値(35.9)をマーク。この中で雇用指数も23.6と、こちらは1973年4月以来の最高値となり、株価は上昇。原油も値を元に戻しつつあります。金もインフレ懸念で再度買われております。

インフレと言えば、穀物相場の上昇から、今度はアメリカの農地がかなり高騰しております。ホーニングカンザスシティ連銀総裁は、これが持続不能なバブルの可能性もあるとして、もしそうなら、崩壊の際には米経済に打撃と発言した上で、インフレは、初めはゆっくりと、その後最終的に大きく加速する恐れがあると警告。

ちなみに米CPIは前月比0.4%上昇。食品価格は2年来の高い伸びとなっております。確かに、日本の1970年代のインフレの時の筆者のわずかな印象を辿っても、次のような比喩が適当かと思います。

「ある田舎町に大きな湖がありました。そこに突然外来由来の増殖力の強い藻が繁殖し始めました。1日2倍のペースでその藻は繁殖するという話です。しかし、湖の面積は100キロ平方メートルもあり、最初はほとんど目立たない小さな点でしたが、半年も経つ頃には、周囲の道路からはかなり目立つようになっておりました。それでもまだ全体の湖の面積に占める割合は5%あるかどうかでした。ところが、1日2倍というペースは驚異的でした。5%が翌日には10%に、翌々日には20%に、更にその次の日には40%になるのを住民は見て初めて恐怖にかられ、緊急な対策を打つべく全員協議し対応策を検討するも、更にその翌日には、誰の目から見てもほぼ8割がその藻に覆われてしまいました。ついに、その湖は見るも無惨な姿を晒すことになり、住民達の生活を支える淡水魚の漁は絶望的になりました。」

これは、環境問題を語るときの比喩にも使われる話です。誰も最初は前月比0.4%の上昇などたわいもないと考えます。指数算的な上昇の怖さを身に沁みることがないからですね。1970年代の日本のインフレの時も、何もかも上がり始めると、それが加速し、いたちごっこのように値上げブーム?となったことを覚えております。そうしないとメーカーや卸などもやっていけないからです。筆者の給料も翌年3割も上がりビックリしました。多分物価はそれ以上の上昇だったことでしょう。

その時代のスーパーで、押し合いへし合いでトイレットペーパーを買い求める主婦の姿がよく報道されます。ようやく戦後の「新聞紙によるあそこの拭き取り」から解放された人々にとっては、トイレットペーパー切れは、痔活、いや死活問題でした。ウォッシュレットが普及した現在、たとえ値段が10倍になってもティッシュなど人々は買い求めることでしょう。その時、町のテッシュ配りのかわいいお姉さんまで失業か。(この話は余計でした。)
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2月17日(木)のつぶやき

2011-02-18 02:23:20 | 株に出会う
08:07 from web
フィスコの想定レンジは上限 10900円-下限 10800円。今回の相場、大方の予想は11000円がピーク。往々にしてこうした予想は外れることが多いようですね。
11:23 from web
前場終了段階の10DHMA超の銘柄数%は64%(+3%)、10DLMA未満の銘柄数%は13%(-2%)で少し前日より良化。
15:25 from goo
市場概況(2.17.11) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/a29fef9bb83c1775cb1ec534c51f549c
15:41 from goo
明日のモニタリング銘柄(2.18.11) #goo_mariomari http://blog.goo.ne.jp/mariomari/e/27691838d978866124ecb7f6a688b509
by mariomariot on Twitter
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