今日は、久しぶりの快晴で心良い日です。このような日にはふさわしくない話題ですが、インターネットの記事に「介護疲れから夫を殺害」との記事が掲載されていました。夫婦とも56歳。奥さんは貸しビル業を経営しているようですので、お金に困ってはみえないようだ?
旦那さんが、昨年の7月に脳内出血で倒れられ半身不随になられたとのことです。その後、自宅療養で奥さんが介護されていたようです。介護は一年近く続き、介護疲れと将来を悲観した殺人のようです。
詳しい事情は分かりませんが、介護施設に預けることはできなかったでしょうか?
15年程前に私の父が半身不随になった時市役所に相談に行きましたら、2~3年待たなければ施設に入れないと言われました。やむなく自宅介護になってしまいましたが、今も事情はそんなに変わらないのではないでしょうか?
国は介護保険を徴収しているにもかかわらず、まだ受け入れ体制が十分ではない。
介護問題で殺人が行われる国って、日本以外にもたくさんあるの?ほかの国の事情は分からないが、恥ずかしいことです。個人介護に頼らず、早く社会で介護できる体制を作らないとこのような悲劇はなくならないと思います。
昨日のテレビでタレントの湯原昌幸と荒木由美子夫妻が湯原の認知症を患ったお母さんを二十年間介護した話をしていました。その話を聞いた後で、落語家の桂ざこばが介護問題で「子供の時に親に世話になっているんだから、親が老人になったら、子供が親を看るのは当然だ!」というような事をテレビ番組で発言していた。このような考えの持ち主が多いので、介護の体制が遅れていても、国は体制整備を急がないように思える。
政治家にも「介護は家族で」という考えの方が多い。半身不随、認知症など患った家族を持てば、どんな仲の良い家族も崩壊の道に向かうと私は思っている。
美しい国を目指すなら、「介護疲れの殺人」など起こらない国にしていただきたい。その為には介護施設の増設、介護スタッフの給与も含めた優遇策を検討していただきたい!!
日本政府殿、介護施設に入るのに2~3年も待てない!家族がギブアップしたので、市に相談しているのだから!!家族がギブアップしたら、速やかに入れるようにして頂きたい!!