団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

王貞治さんの、人間としてのスケールの大きさに感服!

2009-08-23 11:57:00 | 日記
中日新聞の夕刊に「この道」というコーナーで、プロ野球の張本勲さんが連載で、ご自分の人生を書かれている。

8月21日(金)に、1979年 張本さんが巨人からロッテへトレードが決まった年の巨人の納会での出来事が、書かれていました。

王選手が正力亨オーナーに「オーナー、張本君のことを考えておられるなら、巨人に残してあげてください」と直訴されたのです。
驚いたオーナーは「キミ、何を言うのか。キミは酒を飲んでるな」と言った。
王さんは毅然として「いえ、まだ一滴も飲んでいません。張本君を残してやってください」と繰り返された。

張本さんは、王さんの丹前の袖を引っ張り、「もう思い残すことはない。ありがとう」と席に戻られたということが書かれていました。

王貞治という人間のスケールの大きさ。
以来、張本さんは、王さんの言うことなら、何でも聞く。王さんの意見には全部賛成する。あのときの恩は一生忘れない。と書かれています。
男が男に惚れたと言うことだと思います。

この文章に触れて泣けました!
正力亨という巨人の絶対的なオーナーに、意見を具申するなんて、世界の王選手といえどもなかなか言えない!
自分の身を考えず、友の為に動く。
本当に王選手は野球ばかりでなく、人間的に素晴らしい人だと、改めて感服しました。
コメント
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