あぁ!10月は物凄く忙しくて、本当に、本当に死にそうでした。
貧乏暇なしとは、言い得て妙だと思います。
さて、月例イベントの「ベリーダンスと音楽の夜、第四十二夜」にお越し頂きまして、皆様、真にありがとうございました!
後から知ったのですが、東京以外のところ、北海道とか、様々な所からお越し頂きまして、真に、真にありがとうございました。
今回は、初共演の Somayyaさん、そして、個人的は3年ぶりの共演となった Nicole 嬢をお迎えしてのショーでした。
先の二人、そして、Jamila さん、共にみな小松アラビア舞踊団出身ということもあり、非常にレベルの高いショーだったと思います。
やはり、ラクス・シャルキー(オリエンタル・ダンス)の基礎がしっかりしているダンサーというのは、違うな、と改めて感じました。
ラクス・シャルキーと切っても切り離せないものは、勿論、ムスィーカ・シャルキーヤ(オリエンタル音楽)です。
オリエンタル音楽、特に、リズムが分からなければ、やはりベリーダンスにはならないのだと思います。
今年行われたベリーダンス・スーパースターズの日本公演を見て、正直言って面白くなかったのは、そういった所が希薄だったのも一因だったと思います。
さて、思い起こせば、アラディーンを結成したきっかけというのは、東京ラマダーンというイベントの時、Nicoleちゃんが「タラフのトルコ風を生演奏で踊りたい。」という難題を、私が引き受けて採譜したことがきっかけでした。
せっかく、苦労して採譜し、それを再現できるバンドを立った一回だけで終わらせるのは勿体無いな、と思ったからでした。
あの当時、オリエンタル音楽の楽譜の書き方や、マカーム(中東の旋法音楽の音階)について、何の音が4分の1音程とか、そういった事を知っていたのは、あの周辺では私のみであり、(つまり、あの時在籍したメンバーには私が色々と教えたという事ですが)
実際に私がウードとオリエンタル音楽の理論を学んだ「アラッディーン・モハメッド」先生が譜面を書く仕事もしていたこともあり、その知識がいまだに役に立っている訳です。
さらに、私がメーザーハウスという音楽学校で編曲とか、Jazzの即興法とか、旋法(モード)音楽とか、オーケストレーションの事とか、色々やっていた事もあって、あのイベントでの生演奏による音楽の再現の成功の要因となった訳ですが、
ともあれ、あのイベントで知り合ったそれぞれの奏者に打診して結成したのが今のアラディーンの前身になっている訳です。
ともあれ、メンバーも数回入れ替わり、歴史を重ねるごとに、更に進化しているという自負があります。
更に、更に前進していきたいと思っています。