ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第五十一夜 後記

2010-08-09 17:42:28 | 音楽
ライブ後、物凄く忙しくなってしまい、かなり日にちが経ってしまいましたが、お越しくださった皆様、本当にありがとうございました!

実際、ショーの2日前まで、20席ぐらい空いていたので、当日席あり、というお知らせを致しましたが、

なんと、前日の予約ラッシュで、あっという間にキャンセル待ちになってしまいました。

皆さん、本当にありがとうございました!

これも出演していただいたダンサーの皆さんの力だな、と思いました。

しかも、今回は物凄く盛り上がりました。

毎度、インストを2曲演奏しますが、この段階で、既にかなり盛り上がっていて、いったいダンサーが出てきたらどうなるんだろう、と思っていました(笑)。

さて、今回、急遽出演となった ケイコちゃん、アイラちゃんでしたが、ケイコちゃんはミスルルーという曲で、各楽器のインプロビゼーションにゆったりと身を委ねるように踊り、

アイラちゃんは、アルフ・レイラ・ワ・レイラで、しっかりとラクス・シャルキィを踊ってました。

この二人の初々しいパフォーマンスとは対照的に、エシェ、オズマ、ノーラの3人はそれぞれの持ち味を出しつつ、素晴らしいパフォーマンスを披露していました。

ベリーダンスの素晴らしい所は、画一的ではなく、それぞれの個性を十分発揮して魅せる所だと思うのですが、その点を十分堪能できるショーだったと思います。

個人的には、エシェのパフォーマンスが去年より、数倍素晴らしくなっていたのが印象的でした。

彼女のアマル・ハヤティ、エルヒカーヤ~エブタダル・ミシュワールのパフォーマンスは、本当に素晴らしかったといっても過言ではありません。

テクニックは勿論の事、音楽のアクセントの理解、そして何よりも、観客を巻き込んで楽しませる力は、本当に素晴らしい。

エシェは、ベリーダンス・スーパースターズのジリーナと仕事をするみたいですが、確かに、それだけ十分な力を持っているのだと感じました。

ともあれ、エネルギッシュなオズマのパフォーマンス、

観客を「うっとり」と魅了したノーラのパフォーマンス、

どれをとっても、本当に素晴らしい夜でした。