ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第六十夜 後記

2011-04-25 03:47:59 | 音楽
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110423_224001_2  振り返れば、60回目に達した「ベリーダンスと音楽の夜」

止んだり、降ったり、突然豪雨になったりと、変な天気にも拘らず、超満員となりまして、お越しいただいた皆様、真にありがとうございました!

いろんな紆余曲折があったものの、実現した第六十夜は、本当に素晴らしい夜になりました。共演者の皆様、真にありがとうございました。

去年も今年も、意欲的に出演を希望してきた万里亜さんは、更にパフォーマンスに磨きが掛かっていました。特に、手の柔らかい表現が綺麗で、エネルギッシュなパフォーマンスは見ていて好感が持てました。

我々も勿論そうですが、意欲的に前に進もうという意志がある人は確実に進歩していきますね。

その万里亜さんの紹介で今回出演して頂いたYoShinaさんは、ニューヨークに長年住まわれていて、法律関係の英語の翻訳・通訳というカタイ仕事もされながら、エッセイスト、そしてベリーダンサーとして活躍されている方です。

元々は役者をされていたそうで、舞台に立つだけで凛とした存在感が際立つのが印象的で、アメリカン・スタイルというのでしょうか、内容も非常に洗練されたパフォーマンスでした。

2部の素敵な衣装はオーダーメイドだそうで、きっと「あれを着たい!」とYoShinaさんを見ていてた、ほとんどの女性はそう思ったのではないでしょうか?

そして、今回2年ぶりの共演となるカホさん。卓越したテクニックと、静と動のアクセントをしっかりと見せたパフォーマンスは、やはり圧巻でした。

特に、スピンが、音楽としっかりとリンクしていて見ていて気持ち良かった!

スピンのスピードの変化で音楽のフレーズを表現できるんだなぁ、なんて改めて感じました。

以前はフラメンコも踊っていたというカホさん、こちらの自由に展開するタクシームにもしっかりとリンクするパフォーマンスを見せ、素晴らしいなぁと感動しました。

本当に第60夜にふさわしい白熱した素晴らしいショーだったと思います。

ショーの終了後、YoShinaさんから、「ニューヨークだと、生演奏の場合多くても4人で、しかもレパートリーが限られていて、いつも同じような曲を踊る事が多い」そうで、アラディーンのように、60曲近いレパートリーを持つ大編成のバンドは無いと聞きました。

改めて、アラディーンが主催している「ベリーダンスと音楽の夜」は貴重なんだ!と感じました。

そんなアラディーンに、今回、キキオンというグループのアコーディオニストの佐々木絵実さんが、佐々木君のトラとして入って頂きました。(ややこしい!)

絵実さん、本当に短い準備期間だったのに、全ての曲を弾きこなしていて、何の違和感も感じませんでした。また、佐々木君が入れない日にはお願したいと思います。(ええ!こんな大変なステージを・・・と絵実さんは絶句していましたが)

ともあれ、皆さん、ありがとうございました!!

写真:YoShinaさんとツーショット、赤で決めたアラディーンとダンサー諸姉妹との記念写真