ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

韓国日記、その2

2012-06-20 04:00:02 | 音楽
金曜日のショーの後、Yildiz さんと、その生徒の皆さん方+沖縄生まれのアメリカ人(日本語が上手!)と一緒に朝まで飲んで、笑って帰宅。

少し寝て、朝ごはん食べて、Farasha さんを迎えに行って、Eshe のスタジオに送って、戻って、またスタジオに戻って、出迎えて、一緒に軽く食事をして、戻って、少し寝て、

土曜日のショーの場所、Hodgepodge(ホッジポッジ) に向かいました。

毎度の事ながら、生演奏の時に、いつも悩まされるのがPAシステム。

昨日の「AAA」では簡易PAシステムがすぐ側にあり、小さい場所だったので、簡単に音を作ることができましたが、Hodgepodge はかなり大きな場所。

Gwangil が先にチェックしに行ってはいましたが、PAに詳しい人が誰も居らず、結局私が出向いて、色々調整。

が、こういうDJしかしない場所で良くあるのが、アースをしっかりやっていない電気配線で、大音量を出すPAシステム。

CDをかけたり、キーボードのような楽器だけだと問題ないのですが、

私のウードに取り付けているピックアップ・マイクは、こういった環境だと、物凄いノイズを拾うので、やはりプリアンプを持って来るべきだったと後悔しましたが、イコライザーのハイを完全にオフにして、なんとかウードらしい音を作ることができました。

今宵は、Eshe の生徒のMarion、Yuni、そして Farasha さんとの共演。

Gwangil も少し余裕を感じる演奏になり、Marion、Yuni、それぞれ初めての生演奏でのパフォーマンスで、楽しんでくれたようでした。

最後は、毎年競演しているFarasha さん。やはり、余裕と言うか、気心が知れていると言うか、こちらも楽しく自由に演奏させてもらい、最後のドラム・ソロもバッチリ決めることができました。

我々の後に、Eshe が登場してパフォーマンスを見せたのですが、その時に演奏したNinano Nanda (??? ??)は、凄く良かったです。

Vocal のJang Goon と、音楽の Shin Hang の二人のユニットで、韓国の伝統的な音楽をエレクトロニック・ミュージックでミックスしながら、即興的に演奏していくという物で、これが素晴らしくエネルギッシュな物でした。

特に、Shin Hang はナイス・ガイで、色々と話をしました。

彼らの音楽を聴いていて、そろそろ、自分も創作に励むべき時期に来たような気がしました。

ともあれ、金曜、土曜と、全てのパフォーマンスも無事に終了し、去年に比べて、自身の大きな成長を感じた夜でした。

日韓デュオの、ダイジェスト・パフォーマンス動画




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