ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

最高動員数御礼!「ベリーダンスと音楽の夜@横浜 第二十一夜」後記

2013-05-03 01:17:52 | インポート
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ベリーダンスと音楽の夜@横浜 第二十一夜、過去最高の動員数、真に、真にありがとうございました!!

今回は、Haruka さん、と、そのお弟子さんのUna さん、
Lana さん、と、そのお弟子さんのYoshino さん
未佳(Mika) さん、と、そのお弟子さんのMayu さん

の6名のダンサーさんにご出演していただきました。

告知が遅れたり、しかもGW前半の最終日ということもあり、動員を心配していましたが、結果的には、サムズ・アップの店長の小山さんが、「危うく座席が無くなるかと思って心配でした。」と言われるぐらいの盛況ぶりで、

久々に声援と拍手で、自分の演奏している音が聞き取り辛くなる事が多々あった位盛り上がりました。本当に、皆さん、ありがとうございます!

さて、今回は、本当に凄いショーだったと思います。

Yoshino さん、Mayu さん、それぞれ、東京国際ベリーダンス・コンペティションでの優勝者なだけあるなぁ、と感嘆させられる位、曲の把握力、リズム感、インプロヴィゼーションでの即興など、抜群のパフォーマンスでした。

また、お客さんも、皆暖かかった。

Una さんは、リハーサルの時点から相当緊張していて、「全くどうしていいのか、分からない」状態だった訳ですが、私の叱咤激励にも、本番はちゃんと答えてくれ、ポイントをしっかりと抑えて、最後まで「やり切った」パフォーマンスをしてくれました。

また、その気持ちに答えるかのように、観客席からも「良くやった!」という声援が聞こえ、いやー暖かいなぁと思ったのでした。

誰でも最初は素人な訳で、私もステージ上で散々苦い思いをし、冷や汗をかいてきたので、彼女の気持ちは良く分かりました。

が、ステージに立てば、結局、自分との戦いであり、ステージに上がるまで費やした練習の成果を、どれだけ発揮するか、そこに集中するしか無いわけで、そう意味ではUna さんは、良くやったと思います。

Una さんの師匠のHaruka さんは、他の皆さんとは違った、オリエンタル・ダンスを披露してくれました。Haruka さんは、良く古典的なラクス・シャルキーを研究していると思います。非常に可愛らしいパフォーマンスでした。

さて、圧巻だったのは、Lana さん、未佳さんでした。
Lana さんは、彼女の出身地のウクライナのフィギュア・スケート代表であり、更にウクライナ国際舞踊団メンバーと言う経歴からも分かるように、素晴らしい身体能力の持ち主で、

エンタ・オムリでの、歌詞にそった、憂いと、喜びを表現した、素敵なパフォーマンスも素晴らしかった上、

アラディーンのオリジナルの「ラウターリ」では、ジプシースタイルのエネルギッシュなパフォーマンスと、ステージが氷上かと勘違いするほどの、物凄いフィニッシュ・スピンを見せてくれ、お客さんからは大歓声が上がっていました。(この時の、瑞穂嬢のヴァイオリンも、パガニーニの奇想曲を髣髴とさせる素晴らしい内容の演奏でした。)

そして、未佳さんですが、日本人離れした素晴らしい身体能力と、音楽のフレーズを良く理解したコリオグラフィ、そして、なんと言っても、タクシームに素早く反応する耳の良さ。

全て素晴らしかったです!

演奏の方も、先日の夜のパフォーマンスも良かったのですが、今回のサムズの演奏は、PAの片桐さんの協力もあって、ベストとも言えるほど、良い演奏ができました。

まさに、音楽とダンスが相乗的にお互いを高めあった「ベリーダンスと音楽の夜」でした。

また、再演したいと思います。