ベリーダンスと音楽の夜 第八十五夜、軒並みビッグ・イベントが続いた後でしたが、大勢のお客様にお越しいただきました!真にありがとうございました!!
今回は、2部は、アラディーンのオリジナル曲が中心という、ちょっと珍しいセットリストでした。
また、ダンサーについても、それぞれ個性的な、スタイルの違いがあり、バラエティに富んだショーになりました。
ちょっとした経緯から、今回初共演となったAcoさん、トライバルの素敵な衣装で(アクセサリーは自作だそうです!!)踊っていただきました。マリオヴスカ、ユーラシア、共に素敵に表現していただきました。
トライバル・フュージョンは、アメリカで独自の進化を遂げたスタイルのダンスですが、身体能力と柔軟性を要求される上、やはりヴィジュアルが美しいなぁ、と思いながら伴奏してました。舞台芸術なので、やはり、人の心を掴むような花がないと、なんでも駄目だと思う訳ですが、Aco さんの作り出す世界観は美しかったです。
今回、4回目(前回のブログでは3回目と書いてしまいましたが)の共演となるMaysoonさん、今回も切れのある素晴らしいパフォーマンスでした。回転も速いし、動きのヴァリエーションが豊富で、毎回、こちらも楽しく伴奏をさせて貰っています。
定番のライラット・ホッブは勿論、我々のオリジナルの「ジプシーの宴」も、インプロヴィゼーションの途中に9拍子を織り交ぜた複雑な構成にもばっちり対応してくれ、本当にエネルギッシュで楽しかったです。
そして、2年ぶりの共演となるAyeshaさんですが、毎回、リハーサルを元に、しっかりアイデアを練ってくれてるので、こちらも曲を演奏しやすいダンサーの一人です。アナ・バスタンナック(女優さんのように美しいナガット・サギーラの曲)~私は、いつも待っています、という、泣きの曲(と私は解釈している)も、素敵なオリエンタル・ダンスで表現してくれた上、
更に、サズで演奏するオリジナル曲、ステップ・ロード~草原の道では、私の長大な前奏のタクシームにも、しっかり付いてきてくれ(笑)、優雅なパフォーマンスを披露してくださいました。
個人的にも、先週、ボルボルさんの所で受けた、ペルシャ、クルドの音楽の洗礼が残っていて、アラディーンで演奏している様々な音楽に対する姿勢が、少し深くなっていたような気がします。
やはり、音楽って、人類が育んで来た偉大な知恵と文化の遺産であるし、
ダンスも同様、人間の根源的な生命力を引き出す知恵なのだと、終わった後、3人のダンサーの話を聞いていてつくづく思ったのでした。
と言うわけで、これからも、ベリーダンスと音楽の夜は続きます。
皆さん、よろしくお願い致します!