ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

ベリーダンスと音楽の夜 第106夜 後記

2015-02-26 02:18:42 | 音楽

21日は、アラディーン主催の月例イベント「ベリーダンスと音楽の夜 第106夜」でした。満員御礼、誠にありがとうございました!!

今回は、毎年出演して頂いているYildizさん、初共演となるKaderさん、そして今回で2回目の出演となるDonyaさん、JJさんに出演して頂きました。

皆さん、本当に素晴らしかったです。特に病気を押して出演してくれたYildizさん、お疲れ様でした!

また、誕生日を迎えられた方が3人もいらっしゃったようで、3回もHappy Birthday を祝って歌ったのも初めてでした。

素晴らしいパフォーマンス、演奏、そして笑いありの本当に楽しい時間でした。

さて、実は前回、アラディーン側の演奏面で改善すべき点が多々あったので、そこを個々に伝え、ではそこをクリアするにはどうすれば良いか、という事をヒアリングして臨んだ結果、今回の演奏と出音は、かなり良くなりました。

勿論、まだまだ改善の余地がありますが、ともあれ、毎回、反省と次回改善するべき点を見つけてクリアしていく、それ以外に進歩はないのだと思います。

思い返してみると、2005年以来、悪戦苦闘しつづけて、やっと「これだ!」と思えるウードのリーシャの持ち方を最近発見してからは、以前では考えられない位、思う通りに弾く事が出来るようになった訳ですが、(とはいえ、まだまだですが)

実に苦しくて重苦しい思いをしながら一歩一歩努力し抜いてきた日々があったからこそ確固たる実力がついたわけであり、どこかの本で読んだ「伸び悩んでいる時が本当の実力をつけている時」という説明は、至言だなぁ、と思うのです。

逆に、どこかで妥協して「まぁ、これで良いや」とか思ったが最後、慢心と呼ばれる生命の側面によって進歩が止まり、最悪、辞めてしまう結末に結びつく事になる訳で、進歩は永遠に妥協との戦いなのだと思います。

永遠に妥協せず、常に向上していきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします!

おまけ:ショー終了後、ダフで戯れる、ヤミーンとペタシ君。ダフを指でこすって「クジラの鳴き声」のような音を出す事が出来るのですが、ペタシ君は、その音を出すのがとても上手で、それにチャレンジするヤミーン。そしてそれを面白そうに見ているのがベースの安藤君(笑)