そして1月31日は、「ベリーダンスと音楽の夜 第105夜」でした。大勢の方々にお越しいただきまして、誠にありがとうございました!
今回のダンサーの皆さんは、Kahoさん、IkuyoさんSalimaさんの3人でした。
Ikuyoさん、Salimaさんはこのイベントに初出演。ともあれ、皆さん、それぞれ個性的で、とても素晴らしいパフォーマンスで、会場もとても盛り上がっていました。
Ikuyoさんは、主にトルコのスタイルで、Salimaさんは、もちろんエジプトのスタイルで、特にAna Bastannakでのパフォーマンスは、見応えがありました。
Kahoさんは、Mastikaの冒頭で、フラメンコのカスタネットを用いて登場するなど、それぞれの持ち味がしっかり出されていて、演奏している我々も、とても気持ちが良い物でした。
皆さん、またよろしくお願いいたします!我々も、頑張ります!
さて、東京ではミュージシャンも増え、生演奏のショーが、割りと気軽に行えるようになって来ました。
特に、ハスィン・ジベリが参加しているアル・クヌースみたいなミニマム編成のグループ、つまり、アラビック・キーボード、歌、ダラブッカ、ダフ、で構成された(しかもアラブ人!)バンドなど、注目すべき存在が出てきました。(私も、ハスィンからは、色々学んでい行きたいと思っています。)
ミュージシャンが増える事は、とても良い事ですが、今後、こういうショーで重要なのは、その質の問題だと思います。
まだまだ、プロのミュージシャンと呼べるレベルのミュージシャンは実際には少ないのが現状だと思います。
批判もあるでしょうが、思っていることを詳しく書いてみると、音楽の知識はとても多くても、演奏技術がとてもプロと言えるほどではないとか、
ウードを弾いていても、ギターの延長程度でしかないとか、
音大出身で、ヴァイオリンを弾きこなすのはとても上手でマカームの音程もしっかり出せるが、結局はJazz の延長とか、Rockの延長とか、そんな理解程度でしかない、とか。
そんな連中が、中東の音楽を演奏をしているとはいえ、結局は、Jazz や、Rock、西洋クラシックの延長では、本質的な物は得られないし、
狭い日本のある地域で「プロです。」と、自称しているレベルで満足している人はそれで結構でしょうが、私は、そんな連中と同じに見られるのは屈辱に近いし、最も恐れている事です。(勿論、そうは見られていない、と思いますが。)
そういう意味では、定期的に中東に行って、技術だけでなく、そこの雰囲気とか文化とか、貪欲に学びに行っているミュージシャンの皆は、凄いと思うし、そういうミュージシャンとは、話も合います。実際、彼ら、彼女たちの演奏からは、それを感じますし、やっぱり素晴らしい。
更に、それ以上に、多くのダンサーの皆さんは、ずーっと以前から、中東を訪れ、本場のショーを見、学んで来られた人ばかりで、実際は、そういうダンサーの皆さんから、自称ミュージシャン共は、学ぶべきなのだと思いますし、多くのミュージシャンは、そういったダンサーを尊敬すべきなのです。
何故ならば、彼女達がいなければ、私のようなミュージシャンが、存在する訳がない。
更に、ベリーダンサーがいるから中東の文化が世界中に広まっているのであって、ミュージシャンの力だけでは、こんなには広まっていない、と言っても過言ではないでしょう。
ともあれ、色々と、書きましたが、今年も頑張ってまいります!
皆さん、よろしくお願いいたします!
珍しく、アングルを変えて私が撮ってみた集合写真(笑)