ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

チベットの伝統楽器ダムニェン教室を見学してきました。

2017-08-18 22:21:18 | ベリーダンス


今日は、サズの生徒さんの Aさんから以前から紹介されていたダムニェン教室を見学しに行きました。

ダムニェンと言って分かる方、きっとあなたはチベット通です。

ダムニェンとは、チベットの楽器で、複弦3コースの撥弦楽器です。

事の発端は、Aさんがサズ教室にも拘らずダムニェンを持って来て、私がケースに入って中身を見ていないにもかかわらず「それ、ダムニェン?」と言い当てたところから始まります(笑)。

Aさんは、長野在住のプロのチベット人ミュージシャンが、ダムニェンをレッスンしに来るという事を以前から教えてくれていて、それに興味を示した私が、それを見に行きたいと言って本日実現しました。

場所は新宿区、曙橋近くにある日本唯一のチベット料理店「テシデレ」。金曜日のランチ営業後の休憩時間を利用してレッスンを行っていて、私も最後の方にほんの少し参加させてもらいました。

ダムニェンの調弦は1コースからG、D、A。弦はテニスラケットのナイロンガットを使うそうで、GはAと同じオクターブ間。つまりサズの様に1コースと、3コースの2度差を上手く使って、ギターのピックを少し大きくしたような撥でリズム良く弾きます。

講師はテンジン・クンサン氏。幼い時からインドのチベット亡命政府の創設したチベット舞台芸術団に所属し活躍していたヤング。マスターです。なんとバンスリの太郎さんとも繋がっていました。

彼のダムニェンの正確な音程と抑揚のある節回し、全くぶれないリズム感には感動しました。改めて撥弦楽器は、パーカッション的な要素があるなぁと彼の素晴らしい撥さばきをしばし見入っていました。

歌心について話していましたが、歌も素晴らしく、歌とダムニェンだけで充分堪能できる説得力ある音でした。

さて、たっぷりレッスンをした後は、ウードを持って行ったので少しセッションを楽しみ、その後、皆さんと一緒にチベット料理を堪能のしました。

料理はネパール料理に近いなぁと思いました。



食事の最後は、ずっと食べてみたいと思っていたツァンパとバター茶のセットをオーダー。店主のロサン氏から、こね方を学び、チベット人よろしくツァンパをこねて食べました。結構、お腹にたまる物で、何かしら以前、同じ様なものを食べ事があるぞ、何だろう、と考えていたら「そばがき」そっくりだと思いだした次第ですw

すっかりチベット1色の時間でした~。

チベット料理の「タシデレ」の情報は以下のサイトへ
http://tashidelek.jp/


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