(昼公演の記念撮影 by 小川さん)
令和初の1月25日(土)はアラディーン主催の月例イベント「ベリーダンスと音楽の夜 第162夜」でした。今回は2005年にこのイベントを始めてから、初めての昼・夜2公演となりました。お越し頂いた皆様、誠にありがとうございました!
特に今回は、アラディーンの結成と「ベリーダンスと音楽の夜」を始めるきっかけとなったキーパーソンのKiki さんが12年ぶりの出演(!)、
そして、こちらも10年ぶりの共演となるMAKI さんが出演となりました。
これだけでも話題性に欠くことは無かったのですが、初出演となるMenekse さんの人気ぶりと、2年ぶりの出演となるILICO さん、そして8年間、毎年出演して頂いているAyaa さんのお蔭で、
宣伝後、あっという間に予約が埋まってしまい、12月の時点でキャンセル待ちが20名を超えた為、正月明けに皆さんに相談して昼の部を行う事にしました。
結果、中目黒の楽屋(らくや)で行ってきたこの「ベリーダンスと音楽の夜」の最高動員数となりました!お越し頂きました皆様、誠にありがとうございました!
さて、ショーの方ですが、前日の記事で書いた通り、アコーディオンの絵実さんが3音ほどアラブ音楽で使う微分音を出せるように改造した事により、アラディーン・サウンドは、更に更に、とても厚くなり、弾いている私も至福の時でした。
ハスィンが正式メンバーになってから、より本格的なアラブ音楽を表現するようになってくるにつれ、どうしてもアコーディオンでは出せない音程がネックになっていた側面は実際にあったので、アコーディオン・パートの絵実さんも、その音が出せてとても嬉しい、と言っていました。
結成当時を知っていて12年ぶりのKiki さんも、10年ぶりのMAKI さんも、どちらもアラディーンの進化に驚いていましたが、それは勿論、マエストロ、ハスィン・ジュベリの卓越したヴァイオリンと歌による貢献の賜物です。
彼の参加により、外国人である我々は、アラブ音楽とは如何なるものか肌身から感じる事が出来る上、
彼にとっても、日本人側の我々ミュージシャンが経験してきた、ロック、ジャズ、ポップス、西洋クラシック、邦楽などに刺激を受けるようで、それが今のアラディーンでは上手く融合していると言えます。
また、逆を言えば、お二人が長年、ベリーダンスを追求し、求めていた音楽のレベルに、アラディーンが追いついた、ともいえるでしょう。
ともあれ、現在のアラディーンの特徴的な処は、私の作曲したオリジナル曲と、ウードの演奏レベル、そして、何よりもハスィンと私のダブル・ボーカルと言えます。
初めてお越し頂いたお客様からも、私の声がイイという感想を述べてくれる人が多くいて、今後の展開の大事な足掛かりの一つを得た感じでした。
昼夜公演という事もあって朝入りした訳ですが、アラディーンのメンバー的には、もっとハードなスケジュールで公演をこなして来ているので、ゲネリハが短くて困った処はあったものの、体力的な面では実はそんなに大変では無く、昼も夜も、どちらもパワーを落とすことなく、皆素晴らしい演奏を披露してくれました。
今後、昼公演が行われるかどうかは不明ですが、昼公演があれば、遠方から来られる方にも見に来やすい、という事もあるので、そういう事も実現出来て行けば良いなぁ、とも思いました。
こうやってアラディーンが「ベリーダンスと音楽の夜」を続けていられるのも、ベリーダンサーと、そのファンの皆さんのお蔭ですから、今年も、皆さんと共に「ベリーダンスと音楽の夜」を織りなして行きたいと思いますので、皆様、よろしくお願いいたします。
1部:
悟空(インスト)
水のほとりの物語(Menekse)
Zeina(ILICO)
Hayarti Albi Maak(Ayaa)
El Fen(Kiki)
Lessa Fakir(MAKI)
2部:
天空の舞(インスト)
飛天(Menekse)
Siret El Hob(Ayaa)
Zay El Hawa(ILICO)
Oyuun El Qalb(MAKI)
Kull Da Kan Leih(Kiki)
Rakkas(Finale)
(夜公演の記念撮影 by Seki さん)