もう既に1週間が過ぎましたが、5月31日は、世界的に活躍しているアスマハンのショー(Farasa Studio 主催)でした。
Zizi さんから依頼があった後、アスマハンの提示する楽曲を再現する為に、アラビック・キーボードを手配したり、パーカッションを3人にしたり、カーヌーンや、ヴァイオリンに、新たにコンタクトマイクを使用する様にしたりと、様々、手配して臨んだショーでした。
また、今回は、あまりアラディーンでは演奏したことがない、アコーディオン・バラディの依頼があり、アコーディオンの絵実さんも、相当準備して臨んだ結果、こちらも大成功だったと思います。
アラビック・キーボードですが、導入してみると中々楽しいもので、確かに、これは鍵盤が弾ける人だったら、とりあえずオリエンタルの音楽を弾ける(!)という便利楽器ですが、
今回導入した際のイメージとしては、オルガンとか、ストリングス的な発想で使いました。
結果、サウンドに新たな音が加わり、ゴージャス感が増したと思います。
とはいえ、予想していた事ですが、アラビック・キーボードは、西洋平均律的な発想で音程が組み込まれている為、アラビック・キーボードに音程を合わせないと、我々が普段弾いているマカームで使う微分音と微妙に音程がずれる現象がおき、改めて、私が常味さんから学んできたマカームの音程が、繊細なコントロールをしているか実感した次第です。
さて、アスマハンは、本当に人柄が良くて、オーケストラのメンバーと、どう上手くコミュニケーションを取るべきか良く分かっているので、私も凄く勉強になりました。
また、私も今まで積んできた多くの経験が役に立ち、アスマハンのリクエストにも様々応える事が出来ました。やはり、技術は勿論ですが、経験に勝る知識はないですね。
Farasa スタジオのダンサーの皆さんも、大変にありがとうございました!!
主宰者のZizi さんは、本当に素晴らしいアーティストです。私もSawah を歌っていて、本当に楽しかったです。
スタッフの皆さん、関係者の皆さん、見に来て頂いた皆さん、本当にありがとうございました!