結局、エポキシ樹脂コーティングの作業はある程度のサンディングで止めて、あとはコンパウンドで仕上げれば良かったにも拘らず、結局は削り過ぎてしまい、想像した形に仕上がりませんでした。
もう少し時間に余裕があれば、もう一度、エポキシ樹脂をコーティングして、コンパウンドで仕上げて、という事で良かったのですが、
実はお披露目したいライブに間に合わせたかったので、この作業とは別の事を考えないといけなかった訳です。
いろいろと調べた結果、ウレタン・クリアー樹脂でコーティングすれば削る作業も無い、という事でスプレータイプのウレタン樹脂を吹き付けて仕上げる事にしました。
こちらも様々なレビューを見て、選んだのが「ソフト99コーポレーションのボデーペン ウレタンクリアー」。
硬化が速いだけでなく、透明度が高く、黄変もしない上にツルツルで傷つかず、という優れもの。
ウードをマスカーで完璧に覆い、ウレタン・クリアーを、合計で10回吹き付けました。硬化時間は12時間と早く、
12時間後、結局吹きダレしてしまった処や、ゴミが付いたところを400番の紙ヤスリで削り取る作業も難なく行え、コンパウドで仕上げる事も出来ました。
結果は、完璧!満足行く結果となりました。弦による指板の削れは、今のところ全くありませんし、傷も擦り跡が付くだけで傷と言えるものではありません。
今後新しいウードを購入する際は、指板にゴルペ板を貼る事はやめて、このウレタン・クリアーでコーティングする事にしようと思っています。
さて、エポキシ樹脂コーティングによる音への影響ですが、やはり鳴りは少し悪くなります。特に私のウードのような問題の場合、低音の鳴りに影響がありましたが、
これは現段階で想像するに、弾き続けていけば結果的にはクリアできるようです。つまり別の部分を鳴らしていく、という事になるのでしょう。
それはそれとして、高音域の操作性については、指板の固さも含めて気持ち良く正確に音が出せるので、やはり苦労してやった甲斐がありました。
1.ソフト99コーポレーションのボデーペン ウレタンクリアー。これはお薦めです!
2.先ずはマスカーで完全に覆います。エポキシ樹脂の時にも、最初からこうするべきでした(泣)
3.後ろ側も完全にマスカーで覆います。
4.決行当日。丁度前日に雨が降ってくれていたので、ホコリが少なくラッキーでした!スプレーの吹き付け方は、YouTube に吹き付け方法のお手本がありますので、参考にしてください。
吹き付けて10分して、再度吹き付け。この作業を都合10回行いました。約2時間ぐらいの作業時間でした。
5.さて、説明書通り、吹き付け後、12時間で完全硬化します。液だれ、ゴミなどを400番ぐらいの紙ヤスリで軽~く削っていきます。
この作業もYouTube で参考動画がありますので、作業前に十分調べてから行いましょう。(便利な世の中だ!)
10回吹き付けているので、コーティング層はかなり厚いので安心してサンディングできますが、決してゴシゴシやらないこと!
そのゴシゴシをやってしまい、あわや、もう一度!という危機に陥りましたが、そこはコーティング層が厚かったために助かりました。600番の紙ヤスリで仕上げたところ。
6.そして、最後にコンパウンドで仕上げます。車を持っている人なら良く知っているコンパウンド。粗目のコンパウンドを塗って表面をならし、仕上げのコンパウンドを使って鏡面に仕上げます。各コンパウンドごとに新しい専用の布を使う事。そうしないと綺麗に仕上がりません。この辺のこともYouTube でしっかり学べるので、是非とも作業前に学んでください。
7.完成!ツルツルのピカピカのカチカチに!
ただ、やはりエポキシ樹脂層が薄いところは指板表面の木の繊維が表れます。もちろん、音には何の影響もありませんし、第一に、木は繊維があるのが当たり前。
とはいえ、エポキシ樹脂層が厚い処は、完全にフラットな鏡面に仕上がります。
8.別角度から映してますが、こんな感じでピカピカ。
一番修理したかった胴体部分の指板とネックの指板の高さと、その接続部分の差もなくなり、完全な一体の指板となりました。