ベリーダンスと音楽の夜 第九十七夜、予約が伸び悩んでいたものの、当日は、ほぼ満席でした!本当にありがとうございました!
今回は、私の都合で事前に押さえてあった日程を変更した為、トライという新しい場所を使ってのショーでした。
トライは、広くて綺麗で天井も高く、ステージも大きくて、ダンサーの皆さんも、伸び伸び踊って頂けたようで、何よりでした。
これで、チャージバックが良ければ・・・・、今後もずっと使って行きたいとは思うのですがねぇ・・・。
とはいえ、毎月お世話になっている楽屋(らくや)の増茂さんが中心となって、ライブの時は楽屋のスタッフが実際に運営しているので、気心は知れていますので、時々使っていきたいと思っています。
さて、今回は、毎年おなじみの Masumi さんこと Nenuphar さん、Shamim さん、 Nazihah さん、そして初共演の Lucy さんに出演していただきました。
皆さん、それぞれ個性の違うパフォーマンスで、こちらも楽しく演奏できました。
一年前に、出演したShamim さんは、体の故障により長らく休養していたそうですが、今回の出演が本格的な復帰だったそうで、本当に良かったです。
初出演のLucy さん、とりわけ難曲のEl Fen でのパフォーマンスでしたが、本番は楽しく踊って貰えたようです。
Nazihah さんとは、Set El Hosn では、曲中で何度も目が合い、視線恐怖症の私としては恥ずかしかったです。Lucy さんとのドラム・ソロ・デュオも、楽しくて盛り上がりました。
Nenuphar さんは、前日、坂道を滑り降りてきたスケボーが右足に激突した事故(テロ)にあい、足を負傷したそうですが、そんな事は、きっと誰も分からないであろう、情熱的なパフォーマンスでした。
何でも、スケボーを始めたばかりの女子の手元(足元?)から、すっぽ抜けたハイ・スピードのスケボーが直撃したようで、「あ、危ない!」と言う声が聞こえたものの、瞬間の事だったそうで避けれなかったそうです。
やっぱ、スケボーは、公道で乗るのは禁止にした方がイイですよ、ブレーキが利かないし。こういった事故も起きるし・・・。当てられた人にとっては、本当に大迷惑ですしね。
さて、個人的には、今回、2度目の参加となる木村伸子ちゃんのレッサ・ファーキルのヴァイオリンがとても美しくて、演奏中に思わず聞き入ってしまい、途中、弾く所を忘れてしまったぐらい良かったです。
後で質問した所、エジプトでも演奏していた曲だそうで、なるほど!と唸った訳ですが、伸子ちゃんは、アラビア語が出来る上、曲の演奏の解釈がとても素晴らしくて、彼女が弾くレッサ・ファーキルは、簡単に真似が出来るような演奏ではないので、こういう奏者が現れるという事は、本当に素晴らしい事だと思います。
先日、二人でリハーサルをした時、彼女が現在取り組んでいるオリエンタル音楽の研究について様々質問したり、またリズムの事で意見交換をしたのですが、
以前から私が感じていた疑問点にはすぐ答えが得られ、また、経験による知識が、彼女の出そうとしている説と合致したり、また新たな発見に繋がったりと、とても有意義な会話が出来ました。
演奏家としても、研究者としても、非常に真摯に取り組んでいる彼女の将来が楽しみですね。
ともあれ、皆さん、ありがとうございました!