ウード奏者 松尾 賢 のブログ(アラディーン主宰者)

ウード奏者、ダラブッカ奏者、サズ奏者、歌手、アラブ、トルコのオリエンタル音楽演奏家・作曲家である松尾賢のブログ。

感じない子供、こころを扱えない大人

2008-04-12 04:07:35 | 音楽

昨日、一年に一度しかない記念すべき日を過ぎて、年を重ねました。

なんというか、あっという間ですね。年をとるのってのは。

今日は、本当に何も無いオフ日だったので、一日中練習していました。

ここ最近は、色々と大変だったので、こういった1日が取れるのは、かなり貴重。

自分の課題を見直すべく、ず~っと練習していました。

練習や努力は嘘をつかない、というのは本当にそうですね。

新たに発見することが多くて、きっとこれが本当の自分へのプレゼントなんだと思いました。

最近はいろんなことが吹っ切れて、自分の内面もかなり良い調子です。

そのきっかけになったのは、ツアー後、自分の中に「悶々」としたものがたまっていて、それをどう解決していいのか分からず、

自分へのご褒美に昼食を食べに行って、本屋に行った後、一冊の本が目に留まり、読んでみて、「あ、これは自分の今の状況を解決してくれるものかも・・・。」と思って購入したことがきっかけです。

この本には、「感情」というものにどう取り組むか、というような内容で、非常に示唆に富んだものです。

要約すると、今の子供の親の世代から既に、我々はずっと「正誤の社会」で教育され続けたため、「感情」に対する扱いに不慣れになってきているというもの。そういった「心の扱い」をテーマに、主に子供とどう対話をしていくのか、

また大人も自分では説明できない感情をどう扱って行くのか、という内容が具体的に書かれています。

自分で分かりやすい感情ならまだしも、「なんかモヤモヤするなぁ。」「頭では感謝するべきだとは分かっているんだけど、なんか心の底からそうは思えない・・・。」というような、理由の分からない感情の動きに対して、一体どうすると良いのか、というような事も書いてあって、自分にとってはすごく役に立ちました。

実際、理由が無くて感情が勝手に一人歩きするわけではなくて、その感情が起きる根本の理由を「分かってあげる」というのがもっとも大事なことで、

それは、相談を受けた相手を「分かってあげる」だけでなく、自分の気持ちに対しても同様に「分かって上げられれば」、自ずとそれだけで感情は和らいで行くもの。

理屈で、ともすると押し殺される感情をどうケアするのか、これが大事なことなんですね。

興味のある方は購入してみてください。

ともあれ、更なる成長の一年に、感情に左右されず、悠々たる境涯で進んで行きます!!

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