思いっきりの親バカですが……。
Tがどうやら、正式にオグルヴィの方から認められたようです。
今日、今現在のTのボスであるダンとのお茶会があり、「オグルヴィのような、いわゆる人選においてはとても厳しい会社に派遣して、たった2週間で社員として雇いたい、という要請を受けたのは初めてのことだ」と言ってもらったそうです。
今日のお茶会のことを知っている旦那とわたしは、昼過ぎになにか連絡が来ないかどうかと、期待半分、あきらめ半分の気持ちで待っていました。
けれどもなにも連絡はなく、し~んとしていたので、今回がだめでも、頑張ったこと、きつい課題を時間外だったにせよきちんとやり終えたことは絶対に無駄にはならないから、などと、慰めの言葉をあれこれ考えていたりしていたのです。
今日は最後のふたりの親子生徒のレッスンがキャンセルだったので、早めに夕飯を作りながら帰りを待っていると、
「コンピューターのパーツ、着いてる?」と大声で聞きながら家に入ってきたT。
「いや、今日はなにも着てないよ」
「そんなはずないわ!トラッキングしたら配達完了って出てたんやから」
「そんなこと言うても着てないもんは着てない」
「あ~も~、なんでやねん!めっちゃ楽しみにして帰ってきたのに!」
ああ、そうか、がっかりした気分をコンピューター作りで紛らわそうということか……かわいそうに……。
「あっ!?箱を紛失したから明日配達って書いてある?!UPSのくせにぃ~もぉ~!!」
かっかかっかと怒りながら台所に入ってきたT。
冷や奴の生姜をすりながら、別にどうってことないけどちょっと聞いてるだけ、みたいな感じに聞こえるように注意して、「ほんで今日はダンと会うたん?」と聞いてみました。
「え?あ、うん。会うた。けど、ムカつくなあUPS」(まだ言うか君……)
「ほんで、どやったん?なんか言わはったん?」
「うん。一応……」
「で?(ああ聞きにくい……)どんなこと言わはったん?」
「えっと、オグルヴィみたいなとこが、たったの2週間で雇いたいって言うてきたのは、プログラマーを派遣する会社をやり始めてから初めてのことやって」
「へ?」
「いや~、天才のオレさまにとっては当たり前のことなんやけどさ~、なんちゃって」
口が減らん若者の戯れ言と聞き流していただけますでしょうか。
けれどもこの甘ちゃんの母は、あの最初の1週間の、途方も無い難問に挑戦している最中の、顔色も自信も失いながらも、会社に遅くまで居残り、意地を張って分厚い壁を押し続けていた息子を見ているので、これぐらいの戯れ言を言うのは許してやろうと思ったりします。
おめでとうT!!
Tがどうやら、正式にオグルヴィの方から認められたようです。
今日、今現在のTのボスであるダンとのお茶会があり、「オグルヴィのような、いわゆる人選においてはとても厳しい会社に派遣して、たった2週間で社員として雇いたい、という要請を受けたのは初めてのことだ」と言ってもらったそうです。
今日のお茶会のことを知っている旦那とわたしは、昼過ぎになにか連絡が来ないかどうかと、期待半分、あきらめ半分の気持ちで待っていました。
けれどもなにも連絡はなく、し~んとしていたので、今回がだめでも、頑張ったこと、きつい課題を時間外だったにせよきちんとやり終えたことは絶対に無駄にはならないから、などと、慰めの言葉をあれこれ考えていたりしていたのです。
今日は最後のふたりの親子生徒のレッスンがキャンセルだったので、早めに夕飯を作りながら帰りを待っていると、
「コンピューターのパーツ、着いてる?」と大声で聞きながら家に入ってきたT。
「いや、今日はなにも着てないよ」
「そんなはずないわ!トラッキングしたら配達完了って出てたんやから」
「そんなこと言うても着てないもんは着てない」
「あ~も~、なんでやねん!めっちゃ楽しみにして帰ってきたのに!」
ああ、そうか、がっかりした気分をコンピューター作りで紛らわそうということか……かわいそうに……。
「あっ!?箱を紛失したから明日配達って書いてある?!UPSのくせにぃ~もぉ~!!」
かっかかっかと怒りながら台所に入ってきたT。
冷や奴の生姜をすりながら、別にどうってことないけどちょっと聞いてるだけ、みたいな感じに聞こえるように注意して、「ほんで今日はダンと会うたん?」と聞いてみました。
「え?あ、うん。会うた。けど、ムカつくなあUPS」(まだ言うか君……)
「ほんで、どやったん?なんか言わはったん?」
「うん。一応……」
「で?(ああ聞きにくい……)どんなこと言わはったん?」
「えっと、オグルヴィみたいなとこが、たったの2週間で雇いたいって言うてきたのは、プログラマーを派遣する会社をやり始めてから初めてのことやって」
「へ?」
「いや~、天才のオレさまにとっては当たり前のことなんやけどさ~、なんちゃって」
口が減らん若者の戯れ言と聞き流していただけますでしょうか。
けれどもこの甘ちゃんの母は、あの最初の1週間の、途方も無い難問に挑戦している最中の、顔色も自信も失いながらも、会社に遅くまで居残り、意地を張って分厚い壁を押し続けていた息子を見ているので、これぐらいの戯れ言を言うのは許してやろうと思ったりします。
おめでとうT!!