だいちさんが教えてくれはった。
さらにどど~ん!な、正直、こんな現実を知りとうもないと思てしまうようなこと。
けど、この評価書は、六ヶ所再処理事業の、許可取り消し訴訟に取り組んではった、上澤さんという方が書かはったもの。
時は、今から6年も前のこと。
わたしが、な~んも知らんと、知ろうともせんと、人様に迷惑かけんとそれなりにちゃんと生きられてると、のんきに自負してた頃のこと。
こんなふうに、どの原発も、どの工場も、研究所も、立地をゴリ押しされた町や村の人達や、その人達を助けようとした人達は、
わたしみたいな、社会の一員としての意識がてんで低かった、自分らさえよかったらそれでええやんかな生き方してる大勢の大人を横目で見ながら、
どうしようもなく卑怯で、力を持ってて、無責任な権力者を相手に、どないしてもこないしても勝てへん闘いに挑んではった。
ほんまに悪かった。
原発マフィアの連中が無責任なら、わたしも無責任やった。
無責任に建てまくってるのを、無責任に見過ごしてた。
めちゃくちゃ反省してるから、めちゃくちゃがんばる。
六ヶ所再処理工場、及び、もんじゅをまず撤回!!
六ヶ所再処理工場の潜在的危険性―使用済み燃料プールの事故災害評価―上澤千尋
【原子力資料情報室(CNIC)】より
六ヶ所再処理工場の使用済み燃料貯蔵プールにおいて、大規模な放射能放出事故が起きた場合の、住民の被曝線量の計算と、健康被害の考察を行ない、
六ヶ所再処理事業、許可取り消し訴訟の証拠として、青森地裁に提出した。
申請書の使用済み燃料貯蔵プールの仕様から、使用済み燃料3000トン(最大貯蔵容量)が貯蔵されている状態で、
内蔵する放射能のうちの1%、つまり、30トン分の放射能が、環境中に放出されることを想定した。
これは、施設の潜在的な危険性をみるためで、ここではどういう事故が起こるかは考えずに、
仮想的に、それぞれの核種の放出割合は、すべて1%と仮定した。
(すべての使用済み燃料を、ウラン酸化物燃料起源のものとし、燃焼度は55000MWd/t、原子力発電所での冷却期間を、1年間とした)
他の計算の条件としては、放射能の放出高度は10メートル、風速は4.0m/秒、大気安定度はD、天候は降雨なし、放射能の広がり角は15度を、それぞれ設定した。
計算の結果から、おもな被曝影響(健康影響)と、その影響をおよぼす範囲をまとめたものが、表1である。
これを地図上に表示し、風が東京方面に吹いているケースについて、
放出された放射能が広がる範囲、すなわち、被曝の影響が広がる範囲を、扇型で示したのが図1である。
半数致死線量を3シーベルトとすると、その影響を与える可能性がある範囲は、134.4キロメートルに達し、
三沢、八戸、むつ、青森、函館、弘前、盛岡がふくまれる。
急性障害を引き起こすと考えられる、250ミリシーベルトの被曝線量は、691.1キロメートルにまで広がり、
首都圏の広い範囲(東京23区、さいたま市、横浜市など)や、北信越地方全体、北海道全体がその対象範囲となる。
六ヶ所再処理工場・使用済み燃料貯蔵プールにおける事故時の放射能放出に関する計算書
http://cnic.jp/files/rk-sf_acc2006.pdf