ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

体を売るということ

2013年05月15日 | ひとりごと
直径50センチの堂々たる育ちっぷり!


一年ぽっきりで枯れてしまう、と聞いてたのやけど、なぜか葉っぱだけがどんどんおっきくなり、まさかまさかの開花。


ほんとはもっときれいな紫色です、はい。


ここ数日、騒いでる人は騒いでる、大阪市長の『慰安婦』発言。

あちこち読んでるうちに、胸くそ悪なってきた。

高校生活の後半は、保証人の判子を気軽に押しまくり、結局は借金を肩代わりせなあかんことになった父に、取り立て屋からの電話が毎晩かかるようになった。
もちろん父も義母も居留守を使い、そやけどとりあえず出て相手をした方がええからと、わたしがその電話受付番になった。

猫なで声でタラタラ話してるかと思たら、突然ドスのきいた声で脅し文句を言う。

「あんな、あんたの親の不始末は長女のあんたがなんとかせなあかんのやで」

内臓売ったらどないや。
働き場はなんぼでも紹介したるがな。
あんたがよう育ってるのんは知ってるで。ええ値がつくんやがなあ。

声色を変え、調子を変え、聞くに耐えへん言葉を投げかけてくる男らの顔を、結局わたしは知らんまま、受話器につけた耳が、心が、汚らしい言葉に冒されていった。

父が蒸発し、義母と彼女の子どもら、そしてわたしとわたしの弟の5人だけが、小学校の校庭の片隅に建ってたボロ屋に残った。

お金になる。このわたしさえ言うこと聞いたら……。
父も帰ってこられるやろし、この最低な生活から逃れられる……。
そう思たことも何回もあったけど、その頃、自分の性器が奇形やと信じ込んでたこともあって、罵られた挙げ句、追い出されるかもしれんと思い直した。

家具という家具に、ピアノに、なんでこんなもんまで?と思うもんまでに、赤紙がペタペタ貼られ、
ある日の早朝に、何人かの男がやってきて、家から全部運び出して行った。

もし父から電話がかかってきたら、今日のこと言わなあかんと思いながら、電話のすぐ横で寝た。
布団も持っていかれたから、残ってたボロ布を縁側に敷いた。

その夜中に、父の古くからの友人のおっちゃんが、電話をかけてきた。
「おまえ、売られたぞ。今すぐそっから出て行け!」


今だに、誰がわたしを売ったのか、そのことについては不明。
追い込まれてほとんど気がおかしくなった父かもしれん。
その時分に、父と離婚手続きを済ませ、わたしを養女にした義母かもしれん。
どっちにせよ、わたしは親から売られた。

その晩、弟に助けてもろて家を出たから、結果的には売られるとこやっただけで、売られたんではない。
そやから、そういう仕事に就いたこともない。
強制されたり、自分から望んだりして、やったこともない。
けども、あの頃の、おどろおどろしい空気を覚えてる。
晴れてても暗い、笑てても悲しい、ほんまの世界なんか夢の中なんか、生き苦しかった毎日のこと。


なんも実際にえらい目に遭うてもせんのに、それでもやっぱり、あの頃のことを思い出すきっかけがあったら重とうなる。
あの男は、慰安婦として働かされた人と会うたら、優しい言葉をかけたらなあかんと、何回も繰り返してた。
心情をしっかりと理解して、優しく配慮していく。
その一方で、風俗業に従事してる女性はみな、自由意思で、法に守られてて、会社員同様、あっけらかんと仕事してるんやから、性欲の解消にどんどん使いなはれと。
そんなこと言う男に優しい言葉なんかかけられても、腸煮えくりかえるだけやろ。


気分直し。

窓続きのマークの庭には、でっかいプールがある。
そのカバーの真ん中がしなり、そこに枯れ葉やの雨水やのがたまり、それが鳥さんらの水浴び場として超人気!


さぶいのに、水浸しやがな……。


さらにジャブジャブ!

コメント (4)
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日本維新の会オフィシャル見解⇒『軍と売春はつきもの』『皆自由意思』『積極的活用を!』

2013年05月15日 | 日本とわたし
「戦場ジャーナリスト」として、イラクやレバノン、パレスチナ等の紛争地で最前線を取材しておられる志葉玲さん。

転載、転送歓迎とおっしゃられているので、ここに載せさせてもらいます。
↓以下、転載はじめ

橋下氏の「慰安婦必要」発言にキレたので、本日配信のメルマガを特別公開。
出典を明記してくださるなら、転載、転送も歓迎します。


*ジャーナリスト志葉玲のたたかう!メルマガ
http://www.mag2.com/m/P0007817.html

【今週の人権】橋下「慰安婦は必要」発言のツッコミどころ
──────────────────────────────────*
さて、橋下発言ですが、最初報道で目にした時は、本当に呆れ返り、コメントのしようもない程でしたし、
「またいつもの自作自演の炎上マーケティングか」と無視することも考えましたが、
やはりジャーナリストとして、論理的に、橋下発言の批判をしていかなくてはいけないと思います。
引用するのも、吐き気がしますが、まずは橋下発言の要旨から、問題部分を抜き出しましょう。

*******

「なぜ日本の慰安婦問題だけが世界的に取り上げられるのか。
日本は『レイプ国家』だと、国をあげて強制的に慰安婦を拉致し、職業に就かせたと世界は非難している。
その点についてはやっぱり、違うところは違うと言わないといけない」

「意に反して慰安婦になってしまった方は、戦争の悲劇の結果でもある。
戦争の責任は日本国にもある。
心情をしっかりと理解して、優しく配慮していくことが必要だ」

「あれだけ銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、そんな猛者集団というか、精神的にも高ぶっている集団は、
どこかで休息をさせてあげようと思ったら、慰安婦制度は必要なのは、これは誰だってわかる」

「ただ、日本国が、韓国とかいろんなところの宣伝の効果があって、レイプ国家だと見られてしまっている。
ここが一番問題。
証拠が出てくれば認めなきゃいけないが、今のところ2007年の(第1次安倍内閣の)閣議決定ではそういう証拠がないとなっている。
そこはしっかり言っていかなきゃいけない」


5月13日午前の会見(1分07秒くらい)から
http://www.youtube.com/watch?v=zMjVAaZBb0Y

*******

さて、以下、問題のポイントです。

■「強制ではなかった」は間違い!

「国をあげて強制的に慰安婦を拉致し、職業に就かせたと世界は非難している。
その点についてはやっぱり、違うところは違うと言わないといけない」(橋下氏会見から)


橋下氏にかぎらず、従軍慰安婦問題で旧日本軍を擁護する人々に多い主張が、「強制連行はなかった」というものですが、これは明確な誤り
です。
詳細な裁判資料があるものとしては、インドネシアで、日本軍がオランダ人女性達を強制連行し、従軍慰安婦とした、いわゆる「スマラン事件」*があります。
*http://194586245.web.fc2.com/13.html

また、かつて私が取材した、フィリピン人元従軍慰安婦のトマサ・サリノグさんの事例*にもあるように、
特に、日本軍が侵攻し占領地とした東南アジアでは、拉致・誘拐が横行していました。
* http://reishiva.jp/report/?id=560&category=56

他方、韓国や中国では、いわゆる「強制連行」よりも、「いい仕事がある」と慰安婦にする事例*が多く証言されています。
当たり前ですが、拉致・誘拐が無くとも、騙しておびき寄せ、監禁した上で売春を強いる、というのは、強制以外なにものでもありません。
*http://www.geocities.jp/yubiwa_2007/ianfukyousei.html

また、中国の事例でも、日本の裁判で拉致・強姦の事実認定した判例があります。
例えば、1996年から2007年にかけて争われた、中国人「慰安婦」損害賠償請求訴訟(第二次)では、
一、二審とも、日本軍が、当時15歳の郭喜翠さんと13歳の侯巧蓮さんを連行、監禁、強姦したことについては、事実認定しています。

従軍慰安婦制度を日本軍がつくり、管理していたことは、これまで公表されている公文書からも明らかですから、
強制の責任が、当時の大日本帝国にあったことは、明白です。

たとえば、
1938年の内務省史料、
「支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件伺」
「南支方面渡航婦女ノ取扱ニ関スル件」の2つの史料では、
中国南部を占領した第21軍の参謀と、陸軍省課長の要請を受けて、内務省警保局が大阪、京都、兵庫、福岡、山口各府県知事に慰安婦400名の徴集人数を割り当て
慰安所の経営にあたる業者を選定させ、台湾経由で中国に送るよう命じている。

また、「海軍航空基地第2設営班資料」には、
インドネシア・ボルネオ島(バリクパパン)の海軍基地で、「主計長(後の首相である中曽根康弘)の取計で土人女を集め慰安所を開設」とある。

以上のことから、橋下氏が「強制はなかった」と語る根拠となっている、2007年の第1次安倍内閣での閣議決定も、大きな誤りである、と言えましょう。


■橋下氏の女性観、従軍慰安婦制度の目的

「あれだけ銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、そんな猛者集団というか、精神的にも高ぶっている集団は、
どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのはこれは誰だってわかる」(橋下氏会見から)


まず、
「精神的に高ぶっている集団を休息させる」には、女でも与えておけ、という発想自体が、
あまりにも野蛮で、女性をモノとしかとらえていない、どう扱ってもいいという橋下氏の性差別や人権意識の欠如
を露骨に表しています。

また、極限状況に置かれれば、誰彼かまわずセックスしたくなる、というのを男性一般に当てはめるというのも、世の男性への侮蔑ではないでしょうか。

その上で、あえて橋下氏の発言にそってツッコミを入れると、当時の公文書等にも書かれているように、日本軍が慰安婦制度を推奨したのは、主に、
反日感情を招く日本兵による性犯罪の抑制、戦力低下を招く性病蔓延の防止などであり、
兵士たちを「休息させる」ことではありませんでした。
しかも、上記したように、
従軍慰安婦制度自体が、強制を伴うもの、つまり国家ぐるみで性犯罪をやらかしていたのですから、
日本軍の立場からしても本末転倒だった上、性犯罪抑止効果も無かった
のです。

精神科医で、陸軍の軍医であった早尾乕雄中尉は、軍医部と軍法務部から依頼され、『戦場に於ける特殊現象と其対策』(1939年6月)という報告論文をまとめ提出しますが、
その中に、このような記述があります。

「…軍当局は軍人の性欲は、抑える事は不可能だとして、支那婦人を強姦せぬ様にと慰安所を設けた。
然し、強姦は甚だ旺(さか)んに行われて、支那良民は、日本軍人を見れば、必ず是を怖れた…」


橋下氏は、13日午後の会見で、
「慰安婦制度じゃなくても、風俗業っていうものは必要だと思う。
だから沖縄の海兵隊・普天間に行ったとき、司令官に『もっと風俗業を活用してほしい』と言った」
等、発言しましたが、
橋下氏の見解は、女性蔑視というだけではなく、上記、論文に書かれていように、軍による犯罪抑止という点でも誤っている、というわけです。


■ツイッターでさらに恥の上塗り

その後、橋下氏は、「慰安婦は必要」発言について、「ツイッター」で、彼なりの補足説明(?)を連投しています。
しかし、その内容が、これまた酷いもの。

例えば、これ。

「批判者は、風俗業=売春業=性行為と短絡的に考えているね。
日本人は賢いから、性行為に至る前のところで、知恵をこらしたサービスの提供を法律の範囲でやっているよ。
そして、今の日本の現状からすれば、貧困からそこで働かざるを得ないと言う女性は、ほぼ皆無。
皆自由意思だ。
だから積極活用すれば良い」

https://twitter.com/t_ishin/status/334197169198354432

いろいろツッコミどころ満載なのですが、
国政に関わる政党の長として、現在の日本の女性たちが置かれている貧困を、まったく把握していない、というところは、やはり無視できないかと思います。
国立社会保障・人口問題研究所の調査(2010年)では、20~64歳の独身女性の32%が、年間の可処分所得112万円以下の貧困層です。
NHKの番組「あさイチ」でも、貧困から風俗で働く女性を取り上げ、話題になりました。
詳しい言及は避けますが、私自身の知り合いにも、「お金が無くなって、風俗で働くことを考えたことがある」という若い女性がいました(結局、思いとどまったようですが)。
橋下氏が、「貧困からそこで働かざるを得ないと言う女性はほぼ皆無」と断言できる根拠は、一体何なのでしょうか。

「当時が良かったからと言って、今の時代で全て正当化されるものではないのは当たり前。
ただ、当時の状況はしっかりと知る必要がある。
自らを正当化するためではなく、不当に侮辱されないため」

https://twitter.com/t_ishin/status/334060432807567362

これも誤り。
当時の状況においても、日本軍がやっていたことは違法です。
日本政府が1932年に批准した、「強制労働条約第29号」に
被害者女性たちの、慰安所での状態が違反していると、後にILO(国際労働期間)の条約勧告適用専門家委員会は認定しています
また、当時の日本の法律においても、刑法226条で、国外移送目的での略取・誘拐、人身売買は、2年以上の有期懲役とされました

「敗戦国として侵略の評価はしっかりと受け止めなければならない…負けは負け。
潔く負けを認めなければならない…」

https://twitter.com/t_ishin/status/334057346118606848

橋下氏はその発言のなかで、「敗戦国だから」「戦争に負けたから」という言い方を繰り返していますが、
これまで解説してきたように、日本が先の戦争でやってきたことは、敗戦国云々に関係なく、普遍的な人権や、当時の国際条約・国内法において問題だったわけです。
仮に、今後日本が他国と戦争することとなり、戦争に勝ったとしても、従軍慰安婦制度のようなことをすれば、
当然、国際社会からの批判は避けられませんし、戦争犯罪とみなされます。


■橋下氏、石原氏らは即刻辞職を!

橋下氏のみならず、日本維新の会の共同代表の石原慎太郎議員も、
「軍と売春はつきもので、歴史の原理みたいなものだ。それを踏まえて発言したと思う。
彼はそんなに間違ったことは言っていない」
「あなた方(メディア)のとらえ方にも問題がある。
この問題は被虐的に考えない方がいい」
と発言。

橋下、石原両共同代表がそろって、先の戦争での従軍慰安婦制度を容認発言したということは、
日本維新の会という政党の、オフィシャルな見解と観られても仕方ない
でしょう。

同党の松井一郎幹事長も、
「(慰安婦は)現実にあったわけで、必要とされていた。
(橋下氏は)そういう問題を建前でなく、本音で解決するために言ったと理解している」
と発言しているのですから、
もう、弁解の余地もないでしょう。

橋下氏の一連の発言は、人としても政治家としても許せないものであり、また、あまりに無知、かつ事実をねじ曲げたものであります。
さらに、橋下氏の発言を、米ニューヨーク・タイムズや英BBCが取りあげ、中国や韓国の政府関係者らが強い不快感を示すなど、
日本のイメージや外交関係を著しく悪化させるなど、非常に大きな損失をもたらしつつあります

橋下氏や石原氏、松井氏は、即刻、辞職するべきでありましょう。
(了)

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↑以上、転載おわり


まったく……敗戦国やから、負けたから、みんなもやってたからって……おまけに、歴史の事実確認もちゃんとやらんと。
そこらのバーで、一杯ひっかけながらやる、おっさん同士のスケベ談議の延長を、公の場で、しかも為政者が、自分の仕事も放ったらかして延々とやってる。
それだけでもうすでに、首長なんかやってる資格あらへんのんとちゃうの?
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