”Staycation Day 2”は、マンハッタンのアパートメントに来ている旦那の両親に、クリスマスのプレゼントとして約束してあった(いつの話やねん!)ディナーを奢る日にしよう!と思いつき(どんだけええ加減やねん!)、連絡をしてみたところ、
「あ、それだったら、今夜はブロードウェイの『マチルダ』を観に行くつもりなんだけど、一緒に行く?」と、反対に尋ねられ、
パブロフのワンコのように、はいはいはいはいと勢い良く返事してしまいました。
じゃあ、そのショーの前に、『KYO YA』という、イーストヴィレッジにある懐石料理屋さんに行こうということにして、5時半に予約を取ったところまではよかったのですが…。
金曜日の夜ということもあり、余裕をみて、普通なら30分強で行けるところを、1時間40分前に家を出たのに…ああそれなのにそれなのに…、
混んで混んで混みまくって、リンカーントンネルの中で、実に45分以上過ごすという酷い渋滞に遭い、結局2時間15分もかかってしまいました。
新記録です。
両親は時間通りに着いていて、さて、注文するにもワケが分からず、懐石の意味も分からず、なのでウェイトレスさんとトンネルの中でいるわたしが話をつけることになり、
日本語で、メニューのひとつひとつを説明してもらったのですが、それがまたヒジョ~に分かりにくい!
懐石はバタバタと食べるものではなく、時間をかけてゆっくり味わってこそのお料理なので、もうとにかくこうなったら一品料理を頼むしかない!ということで、
「すんません、あの、あなたがこれはいいかもって思うものを適当に見繕って頼んでください!」…なんちゅうええ加減な…。
やっと着いて、とりあえず美味しくいただいて、けれどもなんかバタバタしてて、これはやっぱり仕切り直しした方がいいということで、
気がついたら父が勘定を払ってくれていて…、タクシーで劇場に向かいました。
開演30分前の劇場の外は、すでに大にぎわい。
ボックスオフィスに行ってチケットを受け取り、
チケットの金額を見て、開いた口が塞がりませんでした。
ここ数年、どんどんどんどんチケット代が上がり続けていて、我々のような零細実業家の夫婦などにとっては、自分たちで払える額ではありません。
でも満席なんだ…しかもちっこい子たちがいっぱい…どないなってんねん…。
席はど真ん中の花道の突き当たりで、役者さんたちが客席から舞台に、あるいは舞台から客席にガンガン降りてくるので、
「その時は気をつけてください」と、会場係の人から注意されてドキドキ。
自分の席から舞台を見ると、
天井を見ると、
アンティークなシャンデリアが美しい…。
10才の女の子が主人公、という話にピッタリの舞台装置。
この『マチルダ』、ブロードウェイはちょっと苦手、という旦那さえもが心から楽しんだという、超~お勧めのショーでした。
マチルダ役の女の子は、きっとまだ10才かそこらの、広げた手もモミジのようにちっちゃいチビッ子なのに、
(この日わたしたちを楽しませてくれたのは、左から2番目の女の子で、この写真から見ると一番おっきく見えますが、実際はとても小柄でした)、
いったいどうしたらあの膨大な量の台詞を、それもう~んと早口のイギリス英語を、ショーのはじめから終わりまで、たくさんの動きやダンスと一緒に言えるのか、
それがもう信じられなくて、というか驚くしかなくて、金縛りにあったみたいに呆然と、けれども楽し過ぎてゲタゲタ笑いながら、観ていました。
さらに、彼女以外の子どもたちもそりゃもうとんでもなくて(特にダンスが)、ここまで人間はできるのだな…などと思った次第で…。
悪役として登場する大人たち(マチルダの担任のミス・ハニーを除く)も、みんなそれぞれにすごい個性を発散していて、
中でもトランチブル校長先生に扮している、めちゃ大柄な俳優さんが、会場を沸かせていました。
アメリカンの旦那や旦那の両親でさえも、たま~に聞き取れなかったというぐらいの、早口のイギリス英会話。
わたしなど多分、半分ぐらいしか聞き取れませんでしたが、そんなことは全く気にならない、そりゃもう楽しくて感嘆しまくりのこの『マチルダ』、ほんとにお勧めです!
と、酷い渋滞から始まった金曜日のお楽しみは、劇場前で両親と別れた後も続きます。
フランスから8日間のニューヨーク観光に来るナオコちゃんを、ニューヨーク・ペンシルバニア駅まで迎えに行くことになっていたのです。
ナオコちゃんはその昔、わたしがヤマハの講師をしていた頃の、ジュニア専門コースの生徒さんでした。
わたしは直接教えたことはないけれども、優秀な生徒さんとして名前を知っていました。
我々家族が渡米することになった頃、彼女はわたしのピアノ師匠のお弟子さんになっていて、大学受験を控えていました。
そんなこんなのご縁から、わたしのピアノが彼女の家に引っ越しすることになりました。
彼女は、日本の音大を経てフランスに渡り、コンセルヴァトワールでさらに学んで、今は立派なプロの伴奏者になりました。
ピアノがわたしとナオコちゃんを結んでくれたわけです。
夜の11時が就寝時間の旦那は、日にちが変わり、かなり意識が朦朧?としていましたが、とりあえず無事にお迎えすることができてホッと一安心。
さあ、家に帰りましょう。
「あ、それだったら、今夜はブロードウェイの『マチルダ』を観に行くつもりなんだけど、一緒に行く?」と、反対に尋ねられ、
パブロフのワンコのように、はいはいはいはいと勢い良く返事してしまいました。
じゃあ、そのショーの前に、『KYO YA』という、イーストヴィレッジにある懐石料理屋さんに行こうということにして、5時半に予約を取ったところまではよかったのですが…。
金曜日の夜ということもあり、余裕をみて、普通なら30分強で行けるところを、1時間40分前に家を出たのに…ああそれなのにそれなのに…、
混んで混んで混みまくって、リンカーントンネルの中で、実に45分以上過ごすという酷い渋滞に遭い、結局2時間15分もかかってしまいました。
新記録です。
両親は時間通りに着いていて、さて、注文するにもワケが分からず、懐石の意味も分からず、なのでウェイトレスさんとトンネルの中でいるわたしが話をつけることになり、
日本語で、メニューのひとつひとつを説明してもらったのですが、それがまたヒジョ~に分かりにくい!
懐石はバタバタと食べるものではなく、時間をかけてゆっくり味わってこそのお料理なので、もうとにかくこうなったら一品料理を頼むしかない!ということで、
「すんません、あの、あなたがこれはいいかもって思うものを適当に見繕って頼んでください!」…なんちゅうええ加減な…。
やっと着いて、とりあえず美味しくいただいて、けれどもなんかバタバタしてて、これはやっぱり仕切り直しした方がいいということで、
気がついたら父が勘定を払ってくれていて…、タクシーで劇場に向かいました。
開演30分前の劇場の外は、すでに大にぎわい。
ボックスオフィスに行ってチケットを受け取り、
チケットの金額を見て、開いた口が塞がりませんでした。
ここ数年、どんどんどんどんチケット代が上がり続けていて、我々のような零細実業家の夫婦などにとっては、自分たちで払える額ではありません。
でも満席なんだ…しかもちっこい子たちがいっぱい…どないなってんねん…。
席はど真ん中の花道の突き当たりで、役者さんたちが客席から舞台に、あるいは舞台から客席にガンガン降りてくるので、
「その時は気をつけてください」と、会場係の人から注意されてドキドキ。
自分の席から舞台を見ると、
天井を見ると、
アンティークなシャンデリアが美しい…。
10才の女の子が主人公、という話にピッタリの舞台装置。
この『マチルダ』、ブロードウェイはちょっと苦手、という旦那さえもが心から楽しんだという、超~お勧めのショーでした。
マチルダ役の女の子は、きっとまだ10才かそこらの、広げた手もモミジのようにちっちゃいチビッ子なのに、
(この日わたしたちを楽しませてくれたのは、左から2番目の女の子で、この写真から見ると一番おっきく見えますが、実際はとても小柄でした)、
いったいどうしたらあの膨大な量の台詞を、それもう~んと早口のイギリス英語を、ショーのはじめから終わりまで、たくさんの動きやダンスと一緒に言えるのか、
それがもう信じられなくて、というか驚くしかなくて、金縛りにあったみたいに呆然と、けれども楽し過ぎてゲタゲタ笑いながら、観ていました。
さらに、彼女以外の子どもたちもそりゃもうとんでもなくて(特にダンスが)、ここまで人間はできるのだな…などと思った次第で…。
悪役として登場する大人たち(マチルダの担任のミス・ハニーを除く)も、みんなそれぞれにすごい個性を発散していて、
中でもトランチブル校長先生に扮している、めちゃ大柄な俳優さんが、会場を沸かせていました。
アメリカンの旦那や旦那の両親でさえも、たま~に聞き取れなかったというぐらいの、早口のイギリス英会話。
わたしなど多分、半分ぐらいしか聞き取れませんでしたが、そんなことは全く気にならない、そりゃもう楽しくて感嘆しまくりのこの『マチルダ』、ほんとにお勧めです!
と、酷い渋滞から始まった金曜日のお楽しみは、劇場前で両親と別れた後も続きます。
フランスから8日間のニューヨーク観光に来るナオコちゃんを、ニューヨーク・ペンシルバニア駅まで迎えに行くことになっていたのです。
ナオコちゃんはその昔、わたしがヤマハの講師をしていた頃の、ジュニア専門コースの生徒さんでした。
わたしは直接教えたことはないけれども、優秀な生徒さんとして名前を知っていました。
我々家族が渡米することになった頃、彼女はわたしのピアノ師匠のお弟子さんになっていて、大学受験を控えていました。
そんなこんなのご縁から、わたしのピアノが彼女の家に引っ越しすることになりました。
彼女は、日本の音大を経てフランスに渡り、コンセルヴァトワールでさらに学んで、今は立派なプロの伴奏者になりました。
ピアノがわたしとナオコちゃんを結んでくれたわけです。
夜の11時が就寝時間の旦那は、日にちが変わり、かなり意識が朦朧?としていましたが、とりあえず無事にお迎えすることができてホッと一安心。
さあ、家に帰りましょう。