ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

嗚呼、肛門所!?

2019年02月03日 | ひとりごと
朝食を食べながら、今日書こうと思っていた、南京大虐殺に関するアメリカの公文書のことについて、夫に説明しようと思った。

「なあ、英語で「コウモンショ」ってなんやったっけ?」

「え?anus office(肛門所)?」

うわぁ〜、なんで公文をこうもんって言っちゃってるんやろわたし…。

夫はもちろんジョークのつもり(彼の日本語&英語ミックスの親父ギャグ力はなかなかです)だったのだけど、二人で大ウケして朝から大笑い。


さて、昨日は、夕方から歌手たちとのリハーサルがあり、その後、夜にはACMAのカーネギーホールでの演奏会が行われた。
今回のリハーサルはとてもうまくいった。
二人の間につきまとっていた不満が、かなり薄まったような気がする。
ソプラノ歌手のロシア人のヴェロニカと、リハーサルが終わるのを待ってくれていた夫と3人で一緒に、夕ご飯を食べた。
彼女はウクライナ出身で、だからあのチェルノブイリの原発事故が起こった当時、10代の子どもだったと話してくれた。
今回は時間がなかったから、ちゃんと話が聞けなかったけど、いつかまたゆっくり時間をとって、いろんなことを聞いてみたいと思う。

メゾソプラノ歌手のジェイはとても若い。
今回のリハーサルで初めてわかったのだけど、彼女は携帯電話の画面で楽譜を読んでいるらしい。
だからいつもリハーサルで、ヴェロニカの楽譜を見ながら歌ってたんだ…。
でも、そんなちっちゃい楽譜で、いろんなことが読み取れるのかなあ。
それに、練習しながら気づいたこととかを、書き込むこともできないのになあ。
なんてなことを思うのは古いんだろうか…。


1月1日の元旦から始まった奇妙な風邪は、とうとう1月全部を食い尽くし、やっと治ったかもしれないという感じがしてホクホク喜んでたら、昨夜の冷たい風に当たってまたぶり返しそうになった。
でももう、まるまる1ヶ月、わたしのための漢方を処方しようと奮闘してくれてた夫が、悩むことなくこれを飲め!と出してくれた漢方。





今日からトンデモなく低かった気温も上がり、月曜からは常夏?!週間が始まる。
だから多分大丈夫。


そしてもう一つ。
わたしの体調不良はもしかして、風邪だけじゃなくてアレルギーだったんじゃ?と言い出した夫。
わたしが長い時間過ごす部屋の真下に、古い古いオイルバーナーがあって、燃焼不良の空気がじわじわとわたしの体の中に入ってるんじゃないか?

そんなことを聞いちゃったらもう、バーナーがゴーゴー唸ってるのを聞いただけで、なんとな〜く頭がボォーッとしてくる単細胞なわたし。
今まで、なんか怠い、なんかムカムカする、なんか眠い、なんか頭痛い、などと思っては、きっと疲れているからだと言い聞かせてたけど、もしかしてもしかしたら…。

というわけで、急遽過ごす場所を変えることにした。

二階の治療部屋(たまにお客さま部屋)を占拠中!


コメント (2)
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南京大虐殺(強姦・殺戮・略奪・放火)は、日本軍の『組織的犯罪』だった

2019年02月03日 | 日本とわたし
実在するアメリカ外交関係公文書が続々と発掘されています。

南京大虐殺の根拠は無数に存在します。
そして、実際に虐殺に関与した人たちの証言もあります。

でも、自民党議員の中には(どれほどの割合なのかは知りませんが)、例えば文部科学副大臣や「国際情報検討委員会」の委員長を務めた原田議員のように、

南京大虐殺や慰安婦の存在自体を、我が国はいまや否定しようとしている時にもかかわらず、(中国が)申請しようとするのは承服できない」(2015年10月)

などという、自身、あるいは自民党としての認識を、我が国(日本全体)のものとして、堂々と公の場で発言する人が少なからずいます。
そしてそうした発言をその場で聞き取っている記者団の中から、誰一人、その発言に対する追及や確認もありません。

その発言の数日後に、『NNNドキュメント』が放映した『南京事件・兵士たちの遺言』を文字起こししました。
もう3年と4ヶ月ほど経っていますが、文字起こしをしている間、ずっと感じていた辛い気持ちを、今もまだはっきりと覚えています。

『南京事件・兵士たちの遺言』文字起こし(その1)
https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/ba7c323938bb4c49f843826f525a69cc

『南京事件・兵士たちの遺言』文字起こし(その2)
https://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/9b25a9537e947d2eda1d271ab9ce8791

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南京大虐殺のさなか、アメリカから「やめろ」と抗議を受けた公文書「393.115/128」が発掘される
【論壇net】2019年2月2日
https://rondan.net/14634

引用はじめ

南京大虐殺の根拠は無数に

南京大虐殺に代表されるように、支那事変が起こり日本軍が長江デルタ地帯に進出すると、略奪・殺人・放火・強姦を繰り返していたことは夙に知られます。

これを認めず、否定しようとする人も多いのですが、当時日本軍兵士の陣中日記に、残虐行為をした告白が数多く残されている以上、何らかの大規模な残虐行為が行われと理解することが自然でしょう。

また、このような日本軍による蛮行が行われていたことは、支那事変が起きた当時から、世界中でよく知られた事実でした。
残虐行為が起きるとほぼ同時に、各国から非難が殺到し、日本軍・政府は、再発防止のために様々な方策を取ったことが知られます(笠原十九司『[増補]南京事件論争史』平凡社, 2018, pp. 32-54)



アメリカからの抗議に対応を約束する原田少将

今回紹介するアメリカの外交関係公文書「393.115/128」は、これを端的に示す証拠です。

この文章は、1938年1月19日に、上海から打たれたものです。
その中では、支那事変に伴いやってきた日本軍が、アメリカ人の財産を破壊・略奪したことに対する抗議に加え、

❶ 今後、非戦闘員の中国人へのアトローシティ(残虐行為)が起きないように防止策を取ること
❷ 残虐行為を犯した者への懲罰の促進

という二点を原田熊吉少将に求め、その原田少将もこれを約束した、と書いてあります。




引用おわり

【南京大虐殺】日本軍の「組織的犯罪」を示すアメリカ公文書「793.94/12207」が発掘される——強姦・殺戮・略奪・放火の報告
【論壇net】2019年2月2日
https://rondan.net/14635

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強姦・殺戮・略奪・放火。
戦争が起こると必ず繰り返される蛮行です。
日本兵だけが特別に残虐だったのではなく、殺し合いの現場での狂気は、どの国の兵士にも降りかかってくるものです。
だから戦争は無くさねばならない。
どうしても無くすことができないのなら、せめて戦争に加わらない、戦争を起こさない国という姿勢を貫かねばなりません。

そのためにも、戦争がいかに愚かで惨たらしいものか、戦争がいかに人間の精神を狂わせ破壊するものかを、しっかりと伝えていきたいと思います。
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