ウィンザー通信

アメリカ東海岸の小さな町で、米国人鍼灸師の夫&空ちゃん海ちゃんと暮らすピアノ弾き&教師の、日々の思いをつづります。

戦争を必要としているのはわたしたちではない!だから今、極東の地から叫ぼう!戦争反対!戦争法案反対!

2015年07月26日 | 日本とわたし
全国に広がりつつある市民運動。
特に若い人たちの行動力には、目を見張るものがあります。
日ごとにご紹介できたら、などと思っていましたが、嬉しいことに多過ぎて、これはもう自分の手には負えないなと観念し、
コツコツ、とてもわかりやすくまとめてくださっているサイトがありましたので、それを紹介させていただきます。

若い人たちをどんどん応援する。
若い人たちといっしょに歩く。
自分の思いを声に出して言えなくても全然かまわない。
そこに立ち、空気を肌で感じることで、それまで知り得なかったものを知り、また、自分の奥底に眠っていたものに出会えるかもしれません。

↓以下、お知らせです。

#本当に止める 全国ユースプロテスト行動予定

戦争法案に反対すべく立ち上がった、若い人たちの行動予定などをまとめました。
彼らの怒りの声を拡散してください。
そして、是非お近くのデモや街宣へのご参加を。

元リスト→ https://twitter.com/chanshimantifa/lists/uniteantifayouth/members
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『落選運動』のススメ

2015年07月25日 | 日本とわたし
『落選運動』
この名前を読んで、ネガティブキャンペーンのような印象を持つ人がいるかもしれません。
でも、この運動は、日本人の慣習文化にとても馴染みのあるものではないかと思うのです。
少し意味合いが違うかもしれませんが、不買運動、これがよく起こります。
会社による不正、中毒などが生じた際に、全国で自主的に広がる運動です。
そしてこの不買運動は、個々の自発的な行動の集約という、まさに個別的自衛権の発揮というものであると言えます。
その素早さと規模の広さには、目を見張るものがあります。
中にはいささか徹底し過ぎている、エキセントリックになっているという場合もありますが…。
その行為に走る機動力として一番強いもの、それは我が身を、あるいは大切な家族の身を守る、ということではないでしょうか。
食や直接身に触れる物事に対する防衛本能は、生物であれば当然持つべきものであり、必要であれば、防衛のための行動をとらねばなりません。

国会とは、国民が幸せになるため、幸せに生活できるための法律をつくる場所のはずです。
そして国会議員とは、国民が幸せになるため、幸せに生活できるための法律を作ったり、芳しくない法律を変えようと立案することができる立場の国民であるはずです。

だから、
一般国民である我々は、自分の地域から選んだその代表たちの行動を監視し、見定める必要があります。
そのひとつの例として、
ろくな仕事しかしていなかったり、ウソをついたり、とんでもないことを言いだしたりした時には、次の選挙で落選させて反省してもらう。
それが『落選運動』だといえると思います。
国民ひとりひとりが歯を食いしばって払う税金が、彼ら、彼女らの暮らしを支えているのですから。
JR全線無料(新幹線グリーン車も含む)、航空機は月4往復分無料、家賃が安価な議員宿舎、競馬場、競輪場、競艇場の入場料が無料、などという特権もありますが…。

ということで、渡辺弁護士が提案してくださった『落選運動』の記事でも紹介されていた、総務省のガイドラインからの一節を読んでみてください。

総務省が出した改正公職選挙法のガイドラインでは、
なんら当選目的がなく、単に特定の候補者の落選のみを図る行為である場合には、選挙運動には当たらない
と明記されています。
そして、『当選をさせないための活動』とは、
このような単に特定の候補者(必ずしも1人の場合に限られない)の落選のみを図る活動を念頭に置いており、
本ガイドラインでは、当該活動を『落選運動』ということとする。


…なんともきっぱりとした総務省のお墨付きをいただいているのですから、安心して運動を起こすことができます。

↓以下、転載はじめ

反・戦争法案の運動が本格的な落選運動に発展する可能性
http://bylines.news.yahoo.co.jp/watanabeteruhito/20150723-00047812/

7月15日、16日に、自民・公明の与党が衆議院で安全保障法案(いわゆる戦争法案)を強行採決して以降、日本列島全体が、街頭で抗議する人々の活動で騒然となっている感があります。
一連の戦争法案に反対する運動の特徴は、SEALDsなど学生が運動の中心を担っていること、
また、大学教授らが中心になって「立憲デモクラシーの会」「安全保障関連法案に反対する学者の会」を立ち上げ、これまた大きな力を発揮していることだと思います。
また、地方議会が、法案反対または慎重審議を求める決議を挙げたりしています。




7月19日の大阪のデモの様子(まうみ注・毎日新聞写真部からお借りしました)


7月18日の京都・丸山野音での集会の様子(まうみ注・日本共産党 京都西地区委員会フェイスブックよりお借りしました)


筆者が住んでいる京都についていうと、この街は宗教が権威を持っており、真宗大谷派(本山は東本願寺)が、戦争法案に反対する声明を出したりしています。
本山修験宗(本山は聖護院門跡)も、法案の撤回を求める決議を挙げています。
京都は学生の街でもあるので、SDEALDsも活発に活動しています。
学者の活動も活発です。
従来からの市民団体・労働組合なども、いつにも増してデモ・街宣をしています。


舞台は参院へ

いずれにせよ、衆院での法案の可決を受け、議論の焦点は参議院へと移りました
参議院は「良識の府」とも言われ、衆院よりも突っ込んだ議論が期待されますが、
政治的な特徴は、
来年7月に改選を控えた議員が半分いること、
そして、
議員の数が衆議院ほど多くない(来年改選の与党議員に絞れば60人程度しかいない)ので、個々の議員を焦点とした運動が組みやすい
ということだと思います。

名簿を作って、有権者が総当たりで各個撃破していくことも、視野に入ってくる数なのです。

また、強行採決すら見越して、すでに、著名な学者が、選挙も見据えた長丁場の戦いの可能性を見越す発言をしているようです。


落選運動の成立の可能性

しかし、上記のような運動の成り立ちからして、
学者の団体や、学生の団体が、特定の党の候補者を推薦したり、支持したりして運動を展開するのは、なかなか難しいようにも思います。
名前を出しておられる学者の方々の顔をみても、普段の支持政党が全く違う人々が同居しているように見えるからです。
SEALDsにしても、一部の心ない人々に、特定政党との結びつきを強調しようとする向きがありますが、
彼らの活動を見ていれば、特定の政党に与していないことは明らかですよね。

一方で、これらの団体の一致点が、「戦争法案への反対」「憲法違反ないし立憲主義違反」であることも明確なので、
戦争法案に賛成する議員、憲法や憲法による統治の仕組みを侵害する行為をした議員を落選させるための運動なら、
現在の組織の枠組みのまま、スムーズに移行できるように見えます。

自民・公明党の議員であれ、戦争法制に反対の立場を取れば、落選運動の対象から外れるわけですね。
そして、SEALDsをはじめとする、学生さんたちは、インターネットを利用するのが本当に巧みですね。
そうすると、これらの団体が中心となった落選運動の成立の余地があるように見えます。


落選運動とは

実は、2013年のネット選挙解禁にあわせて、総務省は以下のようなガイドラインを発表し、
落選運動は「選挙運動」にはあたらない、という見解を示しています。

ここでいう「落選運動」のポイントは、
(1)特定の候補を落選させる目的があり、
(2)他の特定の候補の当選を図る目的がない
、ということです。


※落選運動について
○公職選挙法における選挙運動とは、判例・実例によれば、
特定の選挙において、特定の候補者(必ずしも1人の場合に限られない)の当選を目的として投票を得、又は得させるために必要かつ有利な行為であるとされている。
したがって、ある候補者の落選を目的とする行為であっても、それが他の候補者の当選を図ることを目的とするものであれば、選挙運動となる
ただし、何ら当選目的がなく、単に特定の候補者の落選のみを図る行為である場合には、選挙運動には当たらないと解されている(大判昭5.9.23刑集9・678等)。

本改正における「当選を得させないための活動」とは、
このような、単に特定の候補者(必ずしも1人の場合に限られない)の落選のみを図る活動を念頭に置いており、本ガイドラインでは、当該活動を「落選運動」ということとする

○なお、一般論としては、一般的な論評に過ぎないと認められる行為は、選挙運動及び落選運動のいずれにも当たらないと考えられる。

出典:改正公職選挙法 ガイドライン」第1版 - 総務省p29-30


普段の支持政党がばらばらである学者や学生が集う団体が、
「憲法違反」「立憲主義違反」をリトマス試験紙として、
それに反する候補者に対する落選運動を展開するのは、まさに総務省が可とする落選運動の典型例
であるように思えます。


落選運動は実現するか

そして、落選運動は「選挙運動」ではないので、公選法の事前運動規制にかかりません
明日からでもできます
そして、落選運動のいいところは、現状の安保法制反対の運動から、安倍政権流にいえば、“切れ目なく”移行できることでしょう。
むしろ、先に述べたように、今の段階から、与党議員を個別にねらい撃ちにして
「憲法違反をやってみろ。次の選挙で目は無いぞ」という提起が重要な時期になっているように見えるのです。

2000年の韓国の総選挙では、市民団体が中心となった落選運動が、威力を発揮したことで知られています。
今、日本でも、類似の運動が成立する余地が、大きく開いているように見えるのです。
もちろん、運動体の運動方針は、そこに集う人々自身が決めるところで、筆者が干渉するような性質のものではありませんが、
総務省や大審院(戦前の最高裁)が落選運動にお墨付きを与えている、ということは念頭に置いて今後の方針を検討すべきであるように思えます。


渡辺輝人
弁護士(京都弁護士会所属)
1978年生。
日本労働弁護団常任幹事、自由法曹団常任幹事、京都脱原発弁護団事務局長。
労働者側の労働事件・労災・過労死事件、行政相手の行政事件を手がけています。
残業代計算用エクセル「給与第一」開発者。
基本はマチ弁なので、何でもこなせるゼネラリストを目指しています。
残業代を軸に社会と会社を分析する、『ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか? ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ』(旬報社)発売中。
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今日です!『安倍政権 NO! 首相官邸包囲』

2015年07月24日 | 日本とわたし


安倍政権 NO!

首相官邸包囲 2015.7.24

原発 
安保法制
憲法
沖縄米軍基地 
秘密保護法
TPP
消費税増税
社会保障
雇用・労働法制
農業・農協改革
ヘイトスピーチ
教育

安倍政権
NO! NO! NO! NO!
民主主義を取り戻せ
GET BACK DEMOCRACY

戦争させるな

PEOPLE HAVE THE POWER






戦後最悪の政権と言われる第二次安倍政権。

2015年4月には米議会で演説し、集団的自衛権行使・沖縄辺野古基地建設に関し、国会で審議する前にアメリカ政府と約束しました。
また、実質的に戦争法案である安保法制を、駆け足で閣議決定。
憲法9条を踏みにじり、国会や民意のみならず、立憲主義さえ無視したやり方は、もはや独裁政権です。

安倍政権の暴走を止めなければ、私たちだけではなく、次世代に大きな禍根を残してしまいます。

「原発」
「安保法制」
「憲法」
「沖縄米軍基地」
「秘密保護法」
「TPP」
「消費税増税」
「社会保障」
「雇用・労働法制」
「農業・農協改革」
「ヘイトスピーチ」
「教育」
など、

様々な問題の障壁である安倍政権。
世論を無視し、国の形を変え、独裁的に戦争できる国へと突き進む様は、民主主義に対する挑戦であり、法の支配を破るクーデターと言えます。

2015年3月22日の当実行委員会主催「安倍政権NO! ☆ 0322大行動」では、14,000人もの人々が声をあげ、政権に異を唱えました。
今回は、更に多くの人々の参加を呼びかけます!
「安倍政権NO!」「安倍政権打倒」というシングルイシュー、
この結集軸に、今こそ平和な暮らしと自由を望む主権者たる人々が集まり、 政権を揺るがし、民主主義を取り戻しましょう!




【スケジュール】

・2015年7月24日(金)
・18:30~19:15 集会 於:日比谷野音(大音楽堂)
・19:00~21:00 首相官邸包囲

【アクセス】
■日比谷野音最寄り駅
・東京メトロ千代田線・日比谷線「日比谷駅」
・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」
・都営三田線「内幸町駅」
・JR「有楽町駅」
・JR「新橋駅」

■首相官邸最寄り駅
・東京メトロ丸ノ内・千代田線「国会議事堂前駅」
・東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」
・東京メトロ有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」
・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」
・東京メトロ有楽町線「桜田門駅」

【注意事項】
・当日の天候に注意し、水分補給や雨具の用意などをお願いします。
・初めての方もぜひご参加ください。
・気分が悪くなった方は、スタッフにお申し出ください。
・特定の団体や宗教団体による参加者への勧誘、およびこれに準ずる行為を禁止いたします。
・集会参加者に対して、主催の許可の無い印刷物の配布を禁止いたします。ご協力お願いします。
・この行動は非暴力で行われます。趣旨をご理解頂いた上でのご参加をお願いいたします。
・無人飛行機(ドローン)などを飛ばさないようにお願いいたします。


【問い合わせ】
・実行委員会メール:info●abe-ne.jp (●を@に差し替えて送信ください)
・プレス問い合わせメール:pr●abe-ne.jp(●を@に差し替えて送信ください)

【事務局】
■首都圏反原発連合
・Eメール:info●coalitionagainstnukes.jp(●を@に差し替えて送信ください)
・Tel:080-9195-2668
・Twitter:@MCANjp

■原発をなくす全国連絡会 事務局
・東京都文京区湯島2-4-4 平和と労働センター 全労連会館内
・Tel:03-5842-6451

【安倍政権NO!☆実行委員会】
【事務局】
首都圏反原発連合/原発をなくす全国連絡会/PARC NPO法人アジア太平洋資料センター

【実行委員会参加団体】
SEALDs(ex-SASPL)-自由と民主主義のための学生緊急行動-/東京デモクラシークルー/秘密保護法を考える市民の会/若者憲法集会実行委員会/高江ヘリパッド建設反対現地行動連絡会/C.R.A.C./差別反対東京アクション/官邸前見守り弁護団/自由法曹団/TPPに反対する弁護士ネットワーク/新宿BEER&CAFEベルク/国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会/日本婦人団体連合会 /農民運動全国連合会/全日本民主医療機関連合会/全国商工団体連合会/全国労働組合総連合/東京地方労働組合評議会/新日本婦人の会/全国農業協同組合労働組合連合会/安倍政権の教育政策に反対する会(2015年7月21日現在)

【賛同団体】
総がかり行動実行委員会/民主主義と生活を守る有志(SADL : Small Axe for Democracy and Life)/NPO法人 奥間川流域保護基金/ヘリ基地反対協議会/わんから市民の会/ヘリパッドいらない住民の会/首都圏青年ユニオン/9条の会・おおがき/平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声/みん宿ヤポネシア/早稲田9条の会/東京芸術大学教職員組合/アベ NO THANK YOU ! /株式会社鹿砦社・『NO NUKES voice』編集委員会/パパママぼくの脱原発ウォーク/国会前希望のエリア/沖縄「建白書」を実現し未来を拓く島ぐるみ会議/政権にNO!東京・地域ネットワーク/U-20デモ実行委員会/全日本建設運輸連帯労働組合中央本部/にいざ市民ホーキの会/子どもたちの心のおと/全国保険医団体連合会/中野協同プロジェクト/杉並コマまわしの会/10万年生きるゆかいな仲間(さる)たち/山中比叡平九条の会/日本共産党呉西地区委員会/一般社団法人 マガジン9/区民の生活が第一/『10年後の未来を考える』会/練馬民主商工会/昭和堂三代目/辺野古への基地建設を許さない実行委員会/ONE LOVE 高江/ゆんたく高江/from Earth Cafe OHANA/「憲法9条」つくばみらいの会(2015年7月21日 現在)

趣旨に賛同いただける団体/グループを募集しています。
ご賛同いただいた団体・グループはこちらに掲載します。
申し込みはこちらから。


【「安倍政権NO! ☆ 0322大行動」への賛同団体】
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン/のりこえねっと/ヘリ基地反対協議会/高江ヘリパッド建設反対現地行動連絡会/高江ヘリパッドいらない住民の会/沖縄平和市民連絡会/麺屋どうげんぼうず/株式会社鹿砦社・『NO NUKES voice』編集委員会/阿佐ヶ谷イネル/私が東京を変える/安倍政権にNO!東京・地域ネットワーク/アベ NO THANK YOU ! /東京平和委員会/ママデモ/東埼玉百人委員会/FB憲法九条の会/ONE LOVE 高江/中野協同プロジェクト/0301 Countdown Live実行委員会/早稲田9条の会/立川平和委員会/パパママぼくの脱原発ウォークin武蔵野・三鷹/杉並コマまわしの会/みん宿ヤポネシア/ふじさわ・九条の会/ゆんたく高江/日本平和委員会/基地のない平和で豊かな沖縄をめざす会大阪/平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声/9条の会・おおがき/首都圏青年ユニオン/全日本精神疾患民主患者同盟/U-20デモ実行委員会/OoA.Against.Racism/わりことし/自交総連 上北沢自動車学校労働組合/東京芸術大学教職員組合/辺野古への基地建設を許さない実行委員会/
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Pファンク & MOMIX

2015年07月23日 | 音楽とわたし
木曜日はPファンク、土曜日はMOMIX。

毎年夏になると、NJPAC(New Jersey Performance Art Center)の前庭で、毎週木曜日にご機嫌なコンサートが行われる。
無料ということで、去年も一度、夫と二人で聞きに来たのだけど、今年はなんと、Pファンクがやってくるというのでもっちろんゴー!

NJPACは、うちから車で20分弱ぐらいのところにある、気楽にヒョイっと行けるのが嬉しいコンサートホール。


開始予定の5時を遠に過ぎた6時頃に到着。
想像してた通り、見渡す限り超~満員。






で、もう始まっちゃってるのかというとそうではなくて、舞台テントの中では、ひとりのDJ担当のお兄さんがノリノリで音楽を流していて、


それだけでも十分に盛り上がっている観客たちを見ているだけで、こちらも十分楽しめるわけで、
特にこの、ダンスをするカップルは圧巻。何人もの取材のカメラマンさんたちが撮影していた。


次々にやってくる人たちもファンク!


あ、やっと出てきた!


ではここからは、写真をダダッと一気載せ。






なぜか市長さん(左端)もバンドに混ざってダンス中。






































突如、モコモコの白い衣装を身につけたおっちゃんが登場!


上着を脱いだ。


怪し過ぎる…ので目が離せなくなって…舞台の両端でポーズをとり続けるのを連写してしまった…。




















この時は知らなかったのだけど、彼はその昔、ジェームズ・ブラウンのバンドでベースを担当していたブーツィー・コリンズなんだそうな…。


さらに写真。








ボランティアの人たちを舞台に上げて、


もうみんなノリノリでダンス!


あ~楽しかった!


でもアンコールアンコール!




ありがと~!


さあ帰ろう…耳がジィ~ンと痺れてる…。




そして土曜日は、夫の父のお誘いを受けマンハッタンに。


通りではフリーマーケットをやっていて、やっぱりコレが目に入ったら写さずにはおられない…観光客かわたしは!?




車椅子のギターリストさん、めちゃ上手かった。
そして、車椅子のおばさんが、彼に話しかけながらチップをあげていた。


まずは近くのレストラン『バスタ・パスタ』で腹ごしらえ。






チェルシーにある小さな劇場『JOYCE』。




MOMIXのことをわたしは全く知らなかったのですが、いやはや、よくもあれだけのアイディアを思いつくものだと…。
そして、ダンサーの体力と記憶力、そしてもちろん身体的な美しさや動きのすごさに圧倒されっぱなし。
ただ、曲の選択がダンスの斬新さに合ってないように感じられたので、ちょっと残念…。




でも、すごくおもしろかった。父に感謝!
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米国『人間なんてらら~ら~らららら~ら~な鹿さん』事情

2015年07月23日 | 米国○○事情
どうやら、うちの裏庭(というか原っぱ)を、遊び場のように思っている鹿の親子は、おむかえの家の裏庭に続く林に住んでいるらしい。
うちの前の道路を横切ったらよいだけなのだから、まあ遊びに来やすいといえば来やすいのだろうけれど、

ほんま、最近よう来るな、きみたち…。


とりあえず、我が家のミニ畑の周りでムシャムシャしてるので、コラッとか言って追い出したりはしないけど、


猫だとすぐにいやがらせするくせに、鹿にはおとなしいキャットバード。


あ、隣の空き地に移動した。


あのね、きみたちが運んでくるダニが、すご~く難儀な感染症状を起こさなかったら、いつでも、いつまでも、ゆっくりのんびりしていてもよいのだよ。




それとか、せっかくきれいに咲いてる花や、やっとやっと食べ頃に熟してきた実や野菜をパクパク食べなかったらさ。


それにしても、わたしたち人間が怖くないのかね…どうしてそんなに、飄々と近づいてくるのかね…。






おまけ

突如、家の玄関ポーチにゴロンと置かれていたズッキーニ。めちゃくちゃおっきくてびっくり!
いったい、どこのどなたさんが置いてくださったんだろう…。


旅行中にすっかり太ってしまってた海ちゃん。


下痢と嘔吐が交代で続いたので、1日絶食させてから少しずつ元に戻してみた。


かなり文句がありそうだったけれど、思いっきり無視して強制摂食。おかげでようやく、体重もお腹の調子も元に戻った。
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「警察官によるデモ活動の撮影行為は、原則として憲法13条の趣旨に反し許されません」見守り弁護士小口氏

2015年07月22日 | 日本とわたし
『桜丘便り』という、東京都渋谷区の法律事務所,桜丘法律事務所のブログに、とても大切なことを知らせる記事を載せてくださっています。
いつも気になっていたのですが、デモや集会などで集まっている人たちを、警官や公安の人が写真撮影をしている場面をよく目にするようになりました。
あれはいったい、どういう目的でやっているのだろう、という疑問とともに、いつもこう感じていました。いやらしいな、と。

ぜひこの記事を読んで、今後の参考にしてください。
そして、デモや集会に参加する際には、この内容を警察官に見せ、
「犯罪行為が行われていないところを継続的に広く撮影し続ける行為は違法である」とはっきりと伝え、辞めさせてください。

↓以下転載はじめ

デモ活動への警察撮影について
2015年7月16日 (木)
http://sakuragaoka-lo.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-1caf.html

昨日(2015年7月15日)、国会議事堂前で行われていた安保関連法案に反対するデモに、見守り弁護士として参加してきました。
これぞ表現の自由という、素晴らしい場でした。

そこで散見されたのが、警察官によるデモ活動の撮影です。
弁護士が違法であることを告げてもなかなか辞めませんでしたが、粘り強く繰り返し抗議し、一人ずつ辞めさせました。

このような撮影行為は、憲法13条の趣旨に反し許されません
記録のためとか、今後のデモのためとか、違法行為が行われそうとか、色々言ってきますが、全て許されません
理由は、以下のとおりです。
見かけたときは「撮影は辞めて下さい、判例を知らないんですか」と注意して、このブログを警察官に見せてください。

デモ活動を、【警察が撮影】する行為は、原則として憲法13条の趣旨に反し許されません。
例外は、次の1~3の要件を全て満たした場合だけです( 最大判昭和44年12月24日)
※公益目的の報道機関による撮影、一般市民による撮影は別です

1 現に犯罪が行なわれもしくは行なわれたのち間がないと認められる場合
2 証拠保全の必要性および緊急性があり
3 その撮影が一般的に許容される限度をこえない相当な方法をもつて行なわれるとき


まず、現に犯罪が行われなければ、1には該当しません
そして、周りに多数の警察官がいて目撃しているのが通常ですから、証拠保全の必要性もありません
警察官の調書だけで十分です。
もちろん、何も犯罪行為が行われていないところを、継続的に広く撮影し続ける行為は違法です。

【該当判旨抜粋】
憲法一三条は、
「すべて国民は、個人として尊重される。
生命、自由、及び幸福追求に対する国民の権利については、
公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
と規定しているのであつて、

これは、国民の私生活上の自由が、警察権等の国家権力の行使に対しても、保護されるべきことを規定しているものということができる。
そして、個人の私生活上の自由の一つとして、何人も、その承諾なしに、みだりにその容ぼう・姿態(以下「容ぼう等」という)を撮影されない自由を有するもの、というべきである。
 
これを肖像権と称するかどうかは別として、
少なくとも、警察官が、正当な理由もないのに、個人の容ぼう等を撮影することは、
憲法一三条の趣旨に反し、許されないものといわなければならない。
しかしながら、個人の有する右自由も、国家権力の行使から無制限に保護されるわけでなく、
公共の福祉のため必要のある場合には、相当の制限を受けることは、同条の規定に照らして明らかである。
そして、犯罪を捜査することは、公共の福祉のため警察に与えられた国家作用の一つであり、
警察にはこれを遂行すべき責務があるのであるから(警察法二条一項参照)、
警察官が犯罪捜査の必要上写真を撮影する際、
その対象の中に、犯人のみならず第三者である個人の容ぼう等が含まれても、
これが許容される場合がありうるものといわなければならない。
 
そこで、その許容される限度について考察すると、
身体の拘束を受けている被疑者の写真撮影を規定した刑訴法二一八条二項のような場合のほか、
次のような場合には、撮影される本人の同意がなく、また裁判官の令状がなくても、警察官による個人の容ぼう等の撮影が許容されるものと解すべきである。
すなわち、現に犯罪が行なわれ、もしくは行なわれたのち間がないと認められる場合であつて、
しかも証拠保全の必要性、および緊急性があり、かつその撮影が、一般的に許容される限度をこえない相当な方法をもつて行なわれるときである。
このような場合に行なわれる警察官による写真撮影は、
その対象の中に、犯人の容ぼう等のほか、犯人の身辺または被写体とされた物件の近くにいたため、
これを除外できない状況にある第三者である個人の容ぼう等を含むことになつても、
憲法一三条、三五条に違反しないものと解すべきである。

【判例のリンク】
最高裁大法廷判決昭和44年12月24日(刑集23・12・1625)
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/765/051765_hanrei.pdf

(小口幸人)
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「若かった我々が、生まれ変わって、デモ隊となって立ち並んでいるように感じた」元予科練生加藤さん

2015年07月22日 | 日本とわたし


学生デモ 特攻の無念重ね涙
無職 加藤敦美(京都府 86)

安保法案が衆院を通過し、耐えられない思いでいる。
だが、学生さんたちが反対のデモを始めたと知った時、
特攻隊を目指す元予科練(海軍飛行予科練習生)だった私は、うれしくて涙を流した。
体の芯から燃える熱で、涙が湯になるようだった。
オーイ、特攻で死んでいった先輩、同輩たち。
「今こそ俺たちは生き返ったぞ」と、むせび泣きしながら叫んだ。

山口県・防府の通信学校で、特攻機が敵艦に突っ込んでいく時の「突入信号音」を傍受し何度も聞いた。
先輩予科練の最後の叫び。
人間魚雷の「回天」特攻隊員となった予科練もいた。
私もいずれ死ぬ覚悟だった。

天皇を神とする軍国で、貧しい思考力しかないままに、
死ねと命じられて爆弾もろとも敵艦に突っ込んでいった特攻隊員たち。
人生には心からの笑いがあり、友情と恋があふれ咲いていることすら知らず、
五体爆裂し、肉片となって恨み死にした。
16歳、16歳、20歳…。

若かった我々が、生まれ変わって、デモ隊となって立ち並んでいるように感じた。
学生さんたちに心から感謝する。
今のあなた方のようにこそ、我々は生きていたかったのだ。

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「バレてもええよ。奴らはパーッと怒ってパーッと忘れてパーッと金を出す。飼い慣らした成果やね」by1%

2015年07月21日 | 日本とわたし

【東京新聞】2015年7月18日朝刊より

集団的無責任体制

新国立競技場の建設計画をめぐる関係者の発言

5月18日
下村文科相:
舛添都知事と面会し、
「屋根を付けると工期が間に合わない。見積もりも1600億円では追いつかない」

5月19日
舛添都知事:
定例会見で、
「誰の責任なのか。誰も責任をとらない体制で、大日本帝國の陸軍と同じ」と批判

6月3日
森五輪組織委会長:
講演で、国立競技場の建て替えに、
「東京都も負担してくれていいとの話になったのは、石原慎太郎元知事の時代から」

6月8日
バッハIOC会長:
スイス・ローザンヌの理事会で、
「問題は決定の中身より、むしろスピードだ」と、工期の遅れを懸念

6月18日
舛添都知事:
森会長から「甘くなるように」と蜂蜜を渡され、
「いっぱい話さないようにする」と笑顔で応じる

7月7日
森五輪組織委会長
工費2520億円を了承した有識者会議で、
「価格がここまで圧縮されたのは極めて妥当だ」

7月8日
石原元知事:
本誌インタビューに、
「(森氏と)費用の話は一切していない」と否定

7月16日
安藤忠雄氏:
都内で会見し、
「(デザインを)選んだ責任はあるが、2520億円になった理由を私も聞きたい」


建築家も槇文彦氏が、新国立競技場の建設計画を「巨大すぎる」と指摘してから約2年。
この間、文部科学省や事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)をはじめ、現場レベルの当事者たちも見直しに踏み切れず、
責任の所在が曖昧なまま時間だけが過ぎた。

「できないなら誰の責任なのか。誰も責任を取らない」

5月19日、東京都の舛添要一知事が、強い口調で国を批判した。
開閉式屋根の設置を、五輪後に先送りするなど、文科省が計画の変更を明らかにした翌日。
昨年5月の基本設計で、1625億円とされた工費は既に、膨れあがる見通しが濃厚になっていた。

槇氏らは、6月ごろ、JSCにも直接、見直しを提案したが、JSCは、
「われわれのミッションは、現行のデザインを前提に工事を進めること」と取り合わなかった。
文科省は、
「JSCに任せきりにしすぎた」と、今年春ごろになって軌道修正に乗り出したものの、
2019年ラグビー・ワールドカップにこだわるあまり、見直しを決断できなかった。

こうした経緯に、下村文科相は6月9日の記者会見で、
「一貫して明確な責任者がどこなのか、よく分からないまま、きてしまった」と発言。
デザイン案の審査委員長を務めた建築家安藤忠雄氏も、今月16日の会見で、
「頼まれたのはデザイン選定までだ」と語った。

↑以上、書き起こしおわり



あのね、森さんですけども、この人、役者ですから。
1週間前の産経新聞のインタビューでは、こんなことを言ってました。

問題は総事業費だけど、そこは腹をくくって国家的事業だからということで、納得してもらうしかないんです。
大事なことは、五輪は、国と東京都と組織委員会が協力してやることなんです。
そして、経費を徹底的に精査すること。
僕が組織委員会にきて、2000億円くらいはすでに圧縮したよ。

それでも東京都が3000億円、組織委員会もトータルで7000億~8000億円はかかる。
でも国は2520億円しか出さない。
おかしいと思いませんか。
3対8対2だよ。


2年前の10月の時点で、計画書に記された金額の2倍以上になっていたそうです。
まずは、開催都市に立候補した1538億円を目指して計画を立案しなければならないのに、その見積もりが5倍?!
そして今は…軽く1兆円超えてるんですけど…。
ずさん、という言葉を1兆回投げつけてやりたい。
どこの国が、ここまで膨大な費用がかかるオリンピックしてますか?
日本は今、経済が絶好調で、国内に何の問題もなく、金を湯水のようにたった数週間の祭りに使えるような状態なんですか?


さらに、もうここでも書きましたけど、自称老害老人石原元知事は、
「フジテレビの『新報道2001』の放送中、
「通勤などで東京都内に流入する都外在住者を対象にして、毎月1000円払わせたらいい。そうしたら年間約600億円が入る」などと言って、
ぜひこの案を導入するよう、強く訴えていました。


無責任だけではなく、厚顔無恥人間の集まりです。

常識的には、これはもう組織としての責任問題です。
問題の理由が何であれ、またその発生時期がいつであれ、このような事態になったなら、責任者が何らかの進退を詳らかにしなければなりません。
なのに…言い訳と責任のなすり合いばかり…。
同じだなあ…。
今日本で起こっている大きな問題に対する、本当は責任を取らなければならない人たちが取っている態度と。
彼らに共通しているのは責任感の無さですが、これは長年に渡り、何かまずいことになったら税金をそこに流したらいい、
万一に備えて、調べが入らないように抑えるべき所は抑えてあるし、少々の追求があっても無責任を通せる法律も作ってある、
そういう後ろ盾があるので、時間が経つのをひたすら待ってさえいれば、また国民はすぐに忘れてしまうからと、平気で今まで通りの暮らしを続けるのです。

もうそんなこっちゃ済まないよ。済ませないよと、教えてあげなければならない時がやってきたと思います。
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血税の浪費の王様『もんじゅ』と『六ヶ所再処理工場』これももう「お・こ・と・わ・り!」

2015年07月19日 | 日本とわたし
先日、こんな言葉をツィートで流しました。

「森さんが「たかが2700億」って言うたでしょ。
その感覚どないやねん?て思たけど、
役立たずのもんじゅに年間約200億円(運転維持費)、これまでに約1兆円の国費を投入させてきた黒幕党の重鎮としたら、当たり前のことやねんね。
これはほんの一例。
国民は、納税額×数で、人間扱いされてへん」

その、もんじゅにかかっている、これからもかかる莫大な費用(税金の浪費)について、中村隆市さんがご自身のブログ『風のたより』に、とても詳しく書いてくださいました。

以前にもここで、この「もんじゅ」と「六ヶ所村の再処理工場」のことを書いてきました。
そのたびに、よくもまあ、こんな物を好き勝手に造り、かかる負担はすべてお任せ、
数世代にわたって、国民一人ひとりに負担させるという悪巧みを、長年にわたって行使し続けられたもんだと、
心の底からの憤りを感じずにいられませんでした。

これらのほぼすべては、自由民主党という一党独裁の間に起こってきたことです。

森さんの、たかが2700億円という感覚は、自民党員だけのものではないかもしれません。
けれども、長年の間、都合が悪くなったり入り用になったりしたら、それはすべて国民から搾取して補う。
補うだけではなく、必要以上にぶん取っておいて、あとで何か起こったり、自分たちで山分けしたくなったときに使う。

だから、どんなことにも責任を負う必要など無いし、自分の身に負担がかかることも無い。

わたしたちは知らなさ過ぎました。
知っている人たちの忠告や警告を無視したり聞き流してばかりで、自分の身に何が起こっているのかに気づこうとしませんでした。
あまりにも手口が巧妙で、だましの広告が周りにあふれていたことは事実だけれども、
だからといって、ここまでだまされていたのは、大人として情けないことでした。

でももう、知ってしまったのだから、ここは一発奮起して、政治家や官僚や企業に向かって、世界に向かって意見しましょう。

わたしたちの税金を、こんなものに使うな。
こんなどうにもならない、金と時間を浪費し、国の力を消耗させてしまうような物はすべて、速やかに停止せよ、と。



↓以下、転載はじめ

「もんじゅ」 と 「再処理工場」 に莫大な税金を浪費している

東京五輪の主会場となる新国立競技場の総工費が2520億円で、
シドニー、アテネ、北京、ロンドン、リオの5大会会場の合計総工費よりも高くなると分かって、税金の無駄遣いが厳しく批判されています。



このズサンな計画が批判されるのは当然ですが、
この税金の無駄遣いよりも桁違いに莫大な無駄遣いで、環境や人体への危険性も大きい「もんじゅ」と「再処理工場」のことがあまり知られていません。



◆もんじゅ総事業費 1兆円超 「経費1500億円超 未公表」検査院指摘
(2011/11/15 風の便り)から抜粋
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-7708

■検査院 もんじゅの支出公表を(2011年11月14日 17時31分 NHK)から抜粋

福井県敦賀市にある高速増殖炉「もんじゅ」の研究開発費は、毎年、予算段階の金額が公表され、昨年度までの総額はおよそ9265億円に上っています。
ところが、会計検査院が実際にかかった支出を調べた結果、およそ1兆810億円だったことが分かり、
「もんじゅ」の開発を進めている日本原子力研究開発機構に対し、支出についても公表するよう求めました

公共政策が専門で、日本大学の有川博教授は、
今後の原子力発電をどうすべきか検討しているときに、かかった費用の正確な数字が示されないと、正しい政策判断ができなくなるおそれがある。
原子力発電を巡る議論は、税金など国民の負担にも関わる問題だけに、
日本原子力研究開発機構はホームページなどを通じて、実際にかかった費用を国民に公表すべきだ」と話しています。

「もんじゅ」は、発電しながら燃やした以上の核燃料を作る高速増殖炉の実用化に向け、課題を洗い出すため、平成6年に試験運転を開始しました。
しかし、運転開始から1年8か月後にナトリウム漏れ事故が発生して、14年間運転が止まり、去年5月にようやく運転を再開しました。
その後、燃料を交換する装置が原子炉内に落下するトラブルが起きましたが、今年度中には試験運転を再開する予定になっていました。
ところが、ことし3月、東京電力福島第一原子力発電所の事故が起き、国の原子力安全委員会が長期計画の見直しを始めたことなどから、今年度の試験運転は見送られています。


◆小出裕章が語る、『もんじゅ』の維持費が異常に高い理由と、世界の高速増殖炉の失敗の歴史
(2011年11月22日)から抜粋
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65776686.html

小出:
原子力の燃料であるウランというのは、たいへん貧弱な資源で、すぐに無くなってしまうものだった、のです。
それで、原子力を推進する人たちは、ウランだけではどうせ駄目なので、
プルトニウムという物質をつくりだして、それを原子力の燃料にする意外にない
というふうに、考えつきました。
ただし、プルトニウムという物質は地球上には全くありませんので、
高速増殖炉、いわゆる「もんじゅ」という原子炉の、まあ大型のものを沢山作って、プルトニウムを作り出して、原子力を何とかエネルギー源にしたいと思ったのです。
そのためにはまあ、どうしても『もんじゅ』のような形の原子力が要るというふうに、もう1940年代からみんなが気がついていて、その開発に着手したのですけれども、結局できないまま今日まで来てしまった

水野:
40年経って成果はない、お金は1兆円かけてる
稼動してから17年間で、動いた日がたった二百数十日間って…。
17年間動かしたけど、1年分も動けてないっていうんですね。

小出:
はい。
1キロワット・アワーの発電もしておりません
95年の12月に、いざ発電をしようかと思って、少し出力をあげようとしたとたんに事故を起こしました
それで結局、何の発電もできないまま止まってしまいまして、14年以上止まったままだったのです。

水野:
停止しているときにも、維持費が年間二百数十億円かかると。

小出:
そうです。

水野:
そんなに掛かるんですか(笑)。
止まってても?
これ先生、なんでこんな巨額なお金がかかるんですか? 
とまってて……維持するために。

小出:
もんじゅ、というか高速増殖炉という原子炉は、原子炉を冷却するための冷却材として水が使えないのです。
物理学的な宿命があって。
もんじゅの場合にはナトリウムという物質を使っているのですが、ナトリウムは70度をよりもっと、冷たくなってしまうと固体になってしまう、のです。
そうするとポンプで流すことも出来ませんし、冷やすこともできないし。
固体になってしまうと体積が変わってしまいますので、原子炉の構造自身が壊れてしまうということになりますので。
もう四六時中温め続けなければいけない

水野:
はあー。
そうして今に至って、やっと去年運転再開したんでしたっけ?

小出:
何としても、もんじゅを動かすと言って、やろうとしたのですね。
やろうとした途端にまた事故を起こしまして、また止まってしまったというのが現在です。

水野:
『もんじゅ』の高速増殖炉というものの危険性っていうのはどうなんでしょう?

小出:
もんじゅという原子炉は、もともと燃料がプルトニウムという物質なんですね。
プルトニウムという物質は人類が遭遇したうちで、最悪の毒物と言われるほど、危険な毒物でして。100万分の1グラムを吸い込んだら人間一人が肺癌で死ぬというそれほどの毒物なのです。それを何十トンも原子炉の中に入れて動かすというのが『もんじゅ』という原子炉で。まあ、なんと表現していいかわからないほど、巨大な危険、巨大な危険を抱えたものです。


◆日本原子力研究開発機構 「もんじゅ」についてお答えします。
https://www.jaea.go.jp/index.html

「もんじゅ」の研究開発にかかった事業費(予算額)はいくらか?

「もんじゅ」での研究開発の事業費(予算)は、
10,225億円(昭和55年度―平成27年度)です。

[内訳]
建設費5,886億円(昭和55年度―平成6年度)
(政府支出:4,504億円、民間拠出:1,382億円)
運転・維持費4,339億円(平成元年―平成27年度)
(政府支出:4,339億円)



上のグラフでは、予算しか分かりませんが、
平成18年(2006年)以後も、毎年およそ200億円(毎日約5500万円)の維持費が、税金から支出されています

平成25年(2013年)財務諸表
https://www.jaea.go.jp/02/pdf/zaimu25-1.pdf


◆「もんじゅ」の存続 官僚利権の温床 血税の投入1兆円 維持費1日5500万円
根拠は何? 「もんじゅ」存続 (2014年4月24日 東京新聞)
http://www.windfarm.co.jp/blog/blog_kaze/post-19286



ずさんな管理で運転禁止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)。
初臨界から20年で、稼働したのは250日
1兆円を超す血税が注がれ、いまも1日5500万円が投じられている
いよいよ廃止かと思いきや、今月、閣議決定されたエネルギー基本計画で、放射性廃棄物の「減害・減容」化研究の名目で生き残った
この理由は妥当なのか。
存続の本当の理由は何なのか。

【もんじゅ】
従来は、日本の核燃料サイクルの中核を担う施設と位置付けられてきた。
1985年着工、95年初発電。
核廃棄物から取り出した、ウランとプルトニウムなどによる混合酸化物(MOX)燃料を使う。
一般的な原発とは違い、原子炉内に液体ナトリウムを入れることで、核分裂を引き起こす中性子を高速で動かせるようにしている。この仕組みを用い、使った以上の燃料を生み出す「増殖」の役割が期待されてきた。


◆看板に偽り 実用化「机上の空論」

「廃棄物の減容・有害度の低減のための国際的な研究拠点」

エネルギー基本計画で、もんじゅの役割はそう記された。

もんじゅは本来、核燃料を使いながら燃やす増殖炉、と位置付けられてきた。
しかし、巨額の国費を投じながら、トラブルや不祥事続きで運転は滞り、与党内でも運転継続に批判が少なくなかった。
このため、政府は国民の理解が得やすい「核のごみを減らし、有害性も低くする」という名目にシフトすることにした

核廃棄物の処分に詳しい神奈川工科大の藤村陽教授(物理化学)によると、
核廃棄物の中で厄介なのは、長期間、放射線を出す「マイナーアクチノイド(MA)」だ。
半減期が214万年のネプツニウム237や、7000年余りのアメリシウム243などを指す。

これらは射程が短いが強力な放射線「アルファ線」を出すため、もし人体に入った際には、深刻な内部被ばくを引き起こす

核廃棄物の減容化・減害化という場合、このMAに重きが置かれることになるが、どう実現するのか。

もんじゅは中性子を高速で動かす「高速炉」で、核分裂を一定程度、誘発させることができる。
この炉内に燃料とMAを入れ、核分裂させることで、半減期が短く、アルファ線を出さない物質に変えることで、減害化を図るのだという。

核分裂でできる物質としては、半減期が30年前後のセシウム137やストロンチウム90などが想定される。
100年程度たてば放射能が相当弱まり、熱も下がるため、地層処分する際に集約が技術的に可能になり、処分場の面積も少なくて済むとされている。


しかし、藤村教授は「夢のような話ばかりではない」とくぎを刺す。

MAが核分裂でアルファ線を出さない物質になったとしても、新たにできたのがセシウム137なら、透過力の強いガンマ線を発するので、これらを扱う作業員らは体外から被ばくしかねない
「それに、半減期が短い物質は半減期が長い物質と比べ、短い期間に集中的に放射線を出す。
一概に害が少ないとは言えない」


費用対効果の面でも、実現の見通しは極めて暗い

高速炉1基でMAを減容化・減害化できるのは、一般の原発1~2基分にすぎない
ここでいう高速炉は、もんじゅのように実験段階に近い原型炉ではなく、開発が進んで規模も大きくなった実用炉を指す

京都大原子炉実験所の小出裕章助教は、
「もんじゅですら巨額を投じてろくに動かないのに、それより巨大な高速炉を何基もつくるのか」と話す。
核廃棄物からMAを取り出す技術も、実用化はほど遠く、「政府がやろうとしているのは机上の空論にすぎない」と語る。


◆官僚利権の温床 「老後の糧、捨てない」

もんじゅは現在も停止中だ。

原子力規制庁が、3月に実施した保安検査で、冷却系の循環ポンプ関連機器の一部に点検漏れがあったことが分かった。
内規に逸脱した方法で、機器の点検記録を数百カ所にわたり訂正したことも判明した。

ずさんな管理は今に始まったことではない。
2012年には、約1万件の機器の点検漏れが発覚
1995年には国内初のナトリウム漏れ事故を起こした。

だが、いまも多額の国費が投じられる
14年度の維持費は199億円
事業主体の独立行政法人・日本原子力研究開発機構(原子力機構)の職員数は3770人で、
年間予算1850億円のうち、政府支出金が9割
血税のむだ遣いといわれる根拠だ。

この大盤振る舞いの背景に何があるのか。
核兵器材料のプルトニウムを確保するためともいわれるが、元経済産業省官僚の古賀茂明氏は、
「官僚の利権を守るためだ」と断言する。

文部科学省が所管する原子力機構の起源は、ともに56年に発足した、旧科学技術庁傘下の特殊法人・旧日本原子力研究所と旧原子燃料公社だ。
旧科技庁は、省庁合併で文科省になった。

原子力機構の理事長は文科省の任命で、理事長が任命する理事7人のうち、
現在は伊藤洋一、山野智寛の両氏が、旧科技庁出身の文科官僚。
森山善範氏は、旧原子力安全・保安院(現原子力規制庁)の出身だ。
官僚の身分のままの「現役出向」で、事実上の天下りだ。
ちなみに、原子力規制委員会の田中俊一委員長も、同機構の特別顧問を務めていた

原子力機構を足場に、官僚は、自分の天下り先を維持するための世話も焼く
例えば、同機構は10年に、文科省のOBの再就職先を含む原発関連を含む80の公益法人に、賛助会員としての「会費」などとして、約8600万円を支出していた。

もんじゅについて、古賀氏は、
「利権構造を守るためにも、官僚としては絶対に廃止させられない」
元外務官僚の梶山恵司氏も、
「官僚は、自分の老後の生活の糧を、自ら捨てるようなことはしない」と語る。

*** 記事の引用は、ここまで ***


維持費だけで、毎日5500万円もかかる「もんじゅ」の浪費は信じがたいものですが、
それ以上に巨額の浪費が、核燃料再処理工場です。


◆六ヶ所再処理工場のコストは11兆円!!
http://www.cnic.jp/knowledgeidx/rokkasho

(原子力資料情報室 とめよう!六ヶ所再処理工場)から抜粋

六ヶ所工場の費用について、当初公表されていたのは建設費だけです。
工場は1993年から建設されていますが、この時は約7600億円でした。
それが96年には1兆8800億円、99年には2兆1400億円と、2倍、3倍と高騰してきました。
ところが、建設開始10年後の2003年、突然、電気事業連合会は、「六ヶ所再処理工場の総費用は約11兆円」と公表しました。
公表された内訳は、建設費約3兆3700億円、運転・保守費約6兆800億円、工場の解体・廃棄物処理費約2兆2000億円です。
建設費だけでも当初計画の4.5倍になっています。
そして、それまで一切説明されなかった運転・保守費、工場の解体・廃棄物処理にも、膨大な費用のかかることが明らかになりました。
この試算は、工場が40年間100%フル稼働、無事故で動くという、ありえないような前提で試算されていますから、実際はこれ以上の額になることは確実です。
これは、使い道のないプルトニウムのための費用であるにもかかわらず、数世代にわたって、国民一人ひとりが負担することになります。



バックエンド費用19兆円

六ヶ所再処理工場でトラブルが続発し計画が遅延する一方、六ヶ所再処理工場にかかるコストが、今後電力会社の経営を圧迫することは確実です。
電気事業連合会の試算によると、
今後の増設分を含んだ建設費が約3兆3700億円
工場の運転・保守費に約6兆800億円
施設の解体・廃棄物処分費用が1兆5500億円
総額約11兆円もの経費がかかるというのです。
さらに、六ヶ所工場の費用を含めたバックエンド費用の総額が約19兆円にも達することが明らかにされました。
核燃料サイクルにこんな経費がかかることを、一度も国民に説明せず、工場を作ってしまったのだからと国民に負担をおしつけているのです。
しかし、いまこの六ヶ所再処理計画を中止すれば、
工場の運転費用、解体費用、MOX燃料工場やTRU廃棄物の処分費用の必要はなく、19兆円のうちの実に7割の削減が可能になります。


再処理は廃棄物を増やす!

政府や電力会社は、「再処理によって廃棄物の量が減る」と宣伝しています。
これは大きなウソです。
確かに、高レベルの使用済み燃料は、ガラス固化体にすれば小さくなりますが、それと同時に、膨大な低レベルの放射性廃棄物が発生します。
その量は、フランスのラ・アーグ再処理工場では、元の使用済み燃料に比べて約15倍日本の東海再処理工場では約40倍となっています。
六ヶ所再処理工場でも、事業申請書から試算すると、約7倍の放射性廃棄物の発生が見込まれています
また、廃棄物とは見なされない空や海への日常的な放射能の垂れ流しもあります。
さらに工場の操業後は、施設全体が放射性廃棄物となってしまいます
これらを含めると、再処理工場は、元の使用済み燃料に比べて約200倍もの廃棄物を生み出すという試算値もあります。
これらはすべて、再処理を行わなければ発生しない廃棄物です。


再処理によって発生する廃棄物
再処理工場は「原発1年分の放射能を1日で出す」


使用済み燃料は膨大な放射能の塊で、人間が近づけば即死してしまうような、非常に強力な放射線と高い熱を出し続けます。
再処理工場は、こんな危険な使用済み燃料をブツ切りにし、大量の化学薬品を使って、プルトニウム、燃え残りのウラン、死の灰(核分裂生成物)に分離する巨大な化学工場です。
そのため、たとえ事故でなくても、日常的に大量の放射能を放出しなければ運転できません
高さ150メートルの巨大な排気筒からは、クリプトンをはじめとして、トリチウム、ヨウ素、炭素などの気体状放射能が大気中に放出されます
また六ヶ所村沖合3kmの海洋放出管の放出口からは、トリチウム、ヨウ素、コバルト、ストロンチウム、セシウム、プルトニウムなど、あらゆる種類の放射能が廃液に混ざって海に捨てられます
また、六ヶ所工場の当初計画では、クリプトンとトリチウムの除去が計画されていましたが、経済的な理由から放棄され、全量が放出されます



再処理工場は、危険な放射能を垂れ流す最悪の核施設です。ヨーロッパでは、再処理工場周辺にまき散らされた プルトニウムなどの放射能が、鳥や魚、植物、そして人体からも確認されています。

英・仏の再処理工場周辺で小児白血病が多発

すでに再処理工場が30年以上運転されているヨーロッパからは、膨大な放射能放出による環境汚染、人体への影響が報告されています。
フランスのラ・アーグ再処理工場周辺では、
小児白血病の発症率がフランス平均の約3倍にのぼるというレポートが発表され、再処理工場の運転や放射能放出を規制する動きが出ています。
イギリスのセラフィールド再処理工場からの放射能によって汚染されたアイリッシュ海をめぐっては、
対岸のアイルランド政府が、イギリス政府を訴える事態に発展しています。
ヨーロッパ西部の多くの国の政府は、これ以上の放射能汚染を防ぐために、英・仏の再処理工場の運転を停止するよう求めています

全文
http://www.cnic.jp/knowledgeidx/rokkasho
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「安倍総理、民主主義が生きている限り、私達はあなたを権力の座から引きずり下ろす権利がある」ともかさん

2015年07月19日 | 日本とわたし
彼女の言葉を、わたしも自分の耳と心で聞き、パタパタとキーを打ち込んで文字起こししました。
同じように心を熱くして、作業した人が他にもたくさんいます。
毎日、大変な経営難の中、たゆまぬ行動力と報道者としての信念を保ち、取材をし続けてくださっているIWJのスタッフのひとり原さんです。
ひとりでも多くの方々が、このIWJを支える手の一本を差し出してくださることを願いつつ、ここに転載させていただきます。

「わたしは、戦争で奪った命を元に戻すことができない。
空爆で破壊された街を建て直す力もない。
自分の責任の取れないことを、あの首相のように、『わたしが責任を持って』とか、威勢のいい言葉にごまかすことなんてできません」

こう訴えたのは、寺田ともかさん(21)だ。
衆院特別委員会で安全保障関連法案、いわゆる「戦争法案」が強行採決された2015年7月15日、
若者ら有志の「SEALDs KANSAI」が、大阪・梅田駅のヨドバシカメラ前で、緊急街宣アピールを行った。
この日、寺田さんがサウンドカー上で行ったスピーチは、多くの反響を呼び、今もネット上で拡散し続けている。


「安倍首相、二度と戦争をしないと誓ったこの国の憲法は、あなたの独裁を認めはしない。
国民主権も、基本的人権の尊重も、平和主義も守れないようであれば、あなたは、もはやこの国の総理大臣ではありません」

寺田さんは、安倍総理に退陣を迫り、
「民主主義がここに、こうやって生きている限り、わたしたちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利があります」と主張。
「あなたはこの夏で辞めることになる。
わたしたちは、来年また戦後71年目を無事に迎えることになるでしょう」と宣言した。

以下、スピーチの動画と、全文書き起こしを掲載する。
(原佑介)

【寺田ともかさんのスピーチ動画(約8分30秒)】


https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=Gu7zNMKYXts#t=2
日時:2015年7月15日(水)
場所:梅田ヨドバシカメラ前
主催:SEALDs KANSAI

【スピーチ全文掲載】
SEALDsKANSAI・ともかさん
「安倍総理、民主主義が生きている限り、私たちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利がある。
私たちは来年、戦後71年目を無事に迎えるでしょう」

【IWJ Independent Web Journal】
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/253905

こんばんは、今日はわたし、本当に腹がたってここにきました。

国民の過半数が反対しているなかで、これを無理やり通したという事実は、紛れもなく独裁です。

だけど、わたし、今この景色に本当に希望を感じてます。

大阪駅がこんなに人で埋め尽くされているのを見るのは、わたし、初めてです。
この国が独裁を許すのか、民主主義を守りぬくのかは、今わたしたちの声にかかっています。

先日、安倍首相は、インターネット番組の中で、こういう例を上げていました。

『喧嘩が強くて、いつも自分を守ってくれている友達の麻生くんが、いきなり不良に殴りかかられた時には、一緒に反撃するのは当たり前ですよね』って。
ぞーっとしました。
この例えを用いるのであれば、この話の続きはどうなるのでしょう。
友達が殴りかかられたからと、一緒に不良に反撃をすれば、不良はもっと多くの仲間を連れて攻撃をしてくるでしょう。
そして暴力の連鎖が生まれ、不必要に周りを巻き込み、関係のない人まで命を落とすことになります。

この例えを用いるのであれば、正解はこうではないでしょうか。

なぜ彼らが不良にならなければならなかったのか。
そして、なぜ友達の麻生くんに殴りかかるような真似をしたのか。
その背景を知りたいと検証し、暴力の連鎖を防ぐために、国が壊れる社会の構造を変えること。
これが国の果たすべき役割です。

この法案を支持する人たち、あなたたちの言うとおり、テロの恐怖が高まっているのは本当です。
テロリストたちは、子供は教育を受ける権利も、女性が気高く生きる自由も、そして命さえも奪い続けています。

しかし、彼らは生まれつきテロリストだった訳ではありません。
なぜ彼らがテロリストになってしまったのか。
その原因と責任は、国際社会にもあります。
9.11で、3000人の命が奪われたからといって、アメリカはその後、正義の名のもとに、130万人もの人の命を奪いました。
残酷なのはテロリストだけではありません。

わけの分からない例えで国民を騙し、本質をごまかそうとしても、わたしたちは騙されないし、自分の頭でちゃんと考えて行動します。

日本も守ってもらってばっかりではいけないんだと、戦う勇気を持たなければならないのだと、安倍さんは言っていました。
だけどわたしは、海外で人を殺すことを肯定する勇気なんてありません。
かけがえのない自衛隊員の命を、国防にすらならないことのために消費できるほど、わたしは心臓が強くありません。

わたしは、戦争で奪った命を元に戻すことができない。
空爆で破壊された街を建て直す力もない。
日本の企業が作った武器で子供たちが傷ついても、その子たちの未来にわたしは責任を負えない。
大切な家族を奪われた悲しみを、わたしはこれっぽっちも癒せない。
自分の責任の取れないことを、あの首相のように『わたしが責任を持って』とか、『絶対に』とか、『必ずや』とか、威勢のいい言葉にごまかすことなんてできません。

安倍首相、二度と戦争をしないと誓ったこの国の憲法は、あなたの独裁を認めはしない。
国民主権も、基本的人権の尊重も、平和主義も守れないようであれば、あなたはもはやこの国の総理大臣ではありません。

民主主義がここに、こうやって生きている限り、わたしたちはあなたを権力の座から引きずり下ろす権利があります。
力があります。
あなたはこの夏で辞めることになるし、わたしたちは、来年また戦後71年目を無事に迎えることになるでしょう。

安倍首相、今日あなたは、偉大なことを成し遂げたという誇らしい気持ちでいっぱいかもしれません。
けれど、そんな束の間の喜びは、この夜、国民の声によって吹き飛ばされることになります。

今日テレビのニュースで、東京の日比谷音楽堂が、戦争法案に反対する人でいっぱいになったのを見ました。
足腰が弱くなったおじいさんやおばあさんが、暑い中わざわざ外に出て、震える声で拳を突き上げて、戦争反対を叫んでいる姿を見ました。

この70年間、日本が戦争せずに済んだのは、こういう大人たちがいたからです。
ずっと、こうやって戦ってきてくれた人達がいたからです。

そして、戦争の悲惨さを知っているあの人達が、ずっとこのようにやり続けてきたのは、紛れもなくわたしたちのためでした。
ここで終わらせるわけにはいかないんです。
わたしたちは抵抗を続けていくんです。

武力では平和を保つことができなかった、という歴史の反省の上に立ち、憲法9条という、新しくて、最も賢明な安全保障のあり方を続けていくんです。
わたしは、この国が、武力を持たずに平和を保つ新しい国家としてのモデルを、国際社会に示し続けることを信じます。
偽りの政治は長くは続きません。

そろそろここで終わりにしましょう。
新しい時代を始めましょう。

2015年7月15日、わたしは戦争法案の閣議決定に反対します。
今日の採決に反対します。
ありがとうございました。




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コメント (2)
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