【中山大障害】ニシノデイジーが5馬身差の圧勝!2年ぶり2度目のVで王者に返り咲く:サンスポZBAT!
第147回中山大障害(3歳以上障害オープン、J・G1、芝4100m)は、五十嵐雄祐騎手の4番人気ニシノデイジー(牡8歳、美浦・高木登厩舎)が好位追走で終始安定した飛越を見せると、外から早めにまくって先頭に立ち、そのまま押し切り5馬身差の圧勝。2022年以来、2年ぶり2度目のVで障害王者に返り咲いた。タイムは4分40秒4(良)。
5馬身差の2着にはエコロデュエル(3番人気)、さらに1馬身差遅れた3着にネビーイーム(5番人気)が入り、マイネルグロン(2番人気)、ダイシンクローバー(9番人気)、ロードトゥフェイム(8番人気)は落馬で競走中止となった。
中山大障害を勝ったニシノデイジーは、父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオンという血統。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬で、馬主は西山茂行氏。通算成績は32戦6勝(うち障害12戦3勝)。重賞は18年札幌2歳S(G3)、東スポ杯2歳S(G3)、22年中山大障害(J・G1)に次いで4勝目。高木登調教師は22年ニシノデイジーに次いで中山大障害2勝目、五十嵐雄祐騎手は13年アポロマーベリック、22年ニシノデイジーに次いで3勝目。
◆五十嵐雄祐騎手(1着 ニシノデイジー)「最高です。なかなかG1を勝ってから勝てないレースが続いていたけど、中山を得意としている馬なので、力を十分に出すことができました。ゲートを出てから、内の馬が外に寄れてきてガチャガチャしましたが、好位で折り合いがつきました。馬も成長しています。デイジーはしまい勝負で切れるタイプではないと何度も乗って分かっていたので、最終障害、4コーナーは先頭でと思っていて、そのイメージ通りに乗れました。仕掛けたぶん、脚はあがりましたが、デイジーもひと踏ん張りしてくれました。きょうはデイジーが一番頑張りました」
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出走9頭中完走6頭。激しいレースになった今年の大障害を制したのは2年前のチャンピオン、ニシノデイジーでした。
ニシノデイジーは2年前の大障害制覇以降、なかなか勝てないレースが続いていましたが、五十嵐騎手によれば「馬も成長している」とのこと。障害というのは特殊技能なところがありますから、8歳にして熟練度が増すこともあるでしょうし、気性面が落ち着いて本来のテクニックにモノを言わせることができた…みたいなこともありそうですね。
それにしても、好位置から早め先頭、後続を5馬身千切っての勝利はお見事でした。底力満載の母系にハービンジャーという血統背景も含めて、まだまだ現役で頑張れそうな勝ちっぷりだったと思います。
障害チャンピオンというのは、一口馬主的にはなかなか狙って獲れるものではないですが、チャンスがあれば…。
いやいや、基本的には普通に平地で活躍してもらう方が気が楽ですし、特に大障害のようなレースに出資馬が出ていたら、それはもう絶対に心臓に良くないですからね。やはり障害戦は見るだけにしておきたいです(^^;)
**2024/12/21中山10R 中山大障害(J・G1/芝4100m)・良**
中山大障害【2024年12月21日中山10R】:競馬ラボ
2024/12/22京都12R ジングルベル賞(2勝C/芝1400m)16:05発走**
◎ テラステラ
○ クイックバイオ
▲ ダズリングブレイヴ
△ エイムフォーエース
△ メイショウカイト
△ ショウナンラウール
△ ルヴァンノワール
テラステラは6枠12番になりました。
今回は必勝の気合いで臨む一戦ですから、内枠からスッと先行するロスのない競馬を思い描いていたのですが、単純な勝率比較で言えば、むしろ外枠の方が良いので文句はありません。
その上で、できれば前走より1、2列前で競馬ができると安心なのですが、最近のテラステラは差す競馬も板についてきましたし、ゲートの出次第で位置が決まると考えておきます。(菱田騎手お願いします!m(_ _)m)
相手関係については、特別戦であっても前走と似たり寄ったりじゃないのかなと。。今回、テラステラはトップハンデとは言え前走から1kg減の57kg。クイックバイオとの3kg差は前走と変わりませんし、エイムフォースとの1kg差はドンカスターCでやった時と同じですから、上位の力関係に影響があるほどではないでしょう。
そうなると、むしろ今回が初対戦のダズリングブレイヴ、前走から2kg減に加えて内枠を引いたメイショウカイトあたりが不気味かもですが、まあ、そこは地力勝負で捻じ伏せて欲しいなと…。
いずれにしても、2勝クラスはそんなに簡単なレースにはなりませんからね。
今のテラステラであれば、あまり難しいことを考えず、しっかりゲートを出て位置を確保、勝負どころで自分から勝ちに行く、正攻法の競馬で勝負をするのが良いと思います!(踏み遅れだけには気をつけて!!)
【2024/12/1京都12R 3歳以上2勝クラス(芝1400m)でのテラステラ:公式HPより】
エイドンホール在厩のBelcarra’24は、先月同様、昼夜放牧で管理されています。
◇テッドヴート代表のコメント 「広大な放牧地における日々の生活に変わりはなく、順調にきており、現在は他馬3頭と一緒に楽しそうに暮らしていますよ。初仔の割には背丈がありますし、骨量の良い膝の造形なども評価できるポイントのひとつです。全体的に素晴らしい成長を続けていますので、大変満足しています。スケールの大きさを感じさせる目立つ一頭であることに変わりはありません」
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実際のサイズ感は何ともですが、テッドヴート代表が「初仔の割には背丈があり、全体的に素晴らしい成長を続けている」と仰るのですから、こちらとしては楽しみに来日を待っていればOKでしょう。
最新の動画を見ても、全体的なバランスはWildwood’s Beauty’24よりこちらの方が上かも…と思えますし、今後も日々の生活を楽しく、ストレスなく送っていけば、きっと素晴らしく見栄えの良い馬に育っていってくれるでしょう。
それにしても本馬はSea The Stars産駒ですからねぇ… いや、Sea The Stars産駒にどういう特徴があり、どんな流れで成長しデビューをするかとか、想像する材料が少ない故の緊張感はあるわけです。そして、何故か(それ以上に材料が少ない)Wildwood’s Beauty’24の方に「多分、大丈夫」みたいな安心感があるのは不思議です(^^:)
どうなんでしょう、そこはやはり、『欧州の馬は重たい』という先入観の所為ですかね。。今のところ歩様や身のこなしに重たさは感じませんが、これから成長していって本馬がどう変わっていくのか…。これは全くの妄想ですが、何ならこのまま英国でデビューをして、英ダービーから凱旋門賞を狙っていったら面白いかも… などと不埒なことを考えてしまいました(^^ゞ
グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24は、日に18時間以上の夜間放牧で管理されています。
◇ジョン・グレートハウス代表のコメント 「日に2回の飼葉のときに馬房へ戻りますが、ほとんどの時間を屋外で過ごす毎日。高いレベルで健康状態を維持できていますし、屋内外時ともに好感の持てる素振りを見せてくれていますよ。サイズもこの時期の標準の範囲内にあり、成長過程も良好ですから、正しい方向に進んでいるのは間違いないでしょう。現在までの成長曲線には大変満足。この調子で育ってくれるようであれば、とても楽しみな一頭になりますね」
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日に18時間以上の昼夜放牧…というと簡単に聞こえてしまいますが、アメリカ産馬は日本とは比べ物にならないくらい厳しい環境で育てられるらしいですし、その中で飼葉以外は屋外で過ごすのですから、時折、化け物のように強い馬が出てくるのも頷けます。まあ、至れり尽くせりの日本式とどちらが良いかは一概には言えないですが、Wildwood’s Beauty’24が来日までにアメリカ式の良い部分を存分に吸収してくれたらありがたいです。
その上で、現状、健康状態に問題がなく、サイズもこの時期の標準の範囲内であり、成長過程も良好とのことですから心配なところは全くありません。ジョン代表の「現在までの成長曲線には大変満足」「このままいけばとても楽しみな一頭になる」との言葉を信じて待つのみです。(先月は他のFloghtline産駒と比べても上位のデキ、と仰っていましたし(^^))
馬体写真については、だいぶ冬毛が伸びてきたので見栄え的にはイマイチながら、10/21と11/23の動画を見比べると、この一ヶ月ほどでお尻が大きくなってトモが高くなり、歩きに力強さが出てきたことが分かります。このあたりが「現在までの成長曲線には大変満足」なところでしょうし、身体もまだまだ大きくなっていきそうですよね。
ということで、今回の近況更新には私も大変満足しています(^^ゞ
【グレンクレストファーム在厩のWildwood’s Beauty’24:公式HP(2024/12/6更新)より】