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[広尾TC展示会報告8]種牡馬見学・イーストスタッド&ダーレー編

2014-12-02 05:38:42 | イベント・募集馬検討
先週からずーっと続いている展示会報告ですが、ようやく繁殖牝馬の紹介までが終わっていますので、今日はツアー中に見学した種牡馬の紹介、イーストスタッド&ダーレースタリオンコンプレックス編です。
(社台SSは、どうしても書くボリュームが多くなるので、種牡馬見学報告は2回に分けます(^_^;))

まずは展示会ツアー初日に訪問したイーストスタッドから、メイショウサムソンです。




メイショウサムソンは、非常に堂々としていて立派でした。
種牡馬としての活躍についてはいろいろな意見があるでしょうが、何と言いますか、一時代を築いた馬というのは、言葉ではうまく表せない独特の雰囲気、周囲の空気を別のものに変える不思議なオーラを持っているんですね。
(去年見せて頂いたタイキシャトルも同じような雰囲気がありました)

イーストスタッドさんではメイショウサムソンを含めて4頭の種牡馬を見せて頂きました。
その中で、我々が隣りに立っての記念写真撮影がOKなのはこの馬だけ。 気性が素直でおとなしく、双方にとって危険が少ないという事なのでしょうが、そういう事を難なくやってしまうのも、超一流の成績を残した馬のスゴさなのか…などと思ってしまいました(^_^)


続いてはオウケンブルースリです。




オウケンブルースリは昨年も見せて頂きました。
これは気のせいかもしれませんが、昨年見た時よりも少し落ち着いていて、更に種馬らしくなったように思いました。
相変わらずの派手な見た目ですから、この馬が出てくると『おお、出てきましたね!』みたいな空気になるんですよね(^_^)

オウケンブルースリの種牡馬としての評価はこれからですが、限られた産駒の中から一頭でも二頭でも活躍馬が出て、トニービン直系の個性的な種牡馬として長く頑張って欲しいものです。


こちらはメイショウボーラーです。




メイショウボーラーはいかにもスピードタイプの体型をしています。
種牡馬としての経験充分の割には時折気の強いところを見せていて、馬体のハリツヤも良く元気一杯という感じでした。
産駒は中央・地方でしぶとく走っていて(エキマエなど、地方交流重賞を勝つ産駒も!)、難しい環境の中でよく頑張っていると思います。中にはメイショウボーラー産駒を馬券で追いかけている方もいるようですし、こういう個性派が活躍できる競馬も面白いですよね(^_^)

イーストスタッドの最後は注目の新種牡馬、ダンカークです。




出ました、アメリカの超良血種牡馬ダンカーク!
さすがに堂々としている点ではメイショウサムソンに負けず劣らずです。
この馬については、2013年北米ファーストシーズンチャンピオンサイアーであること、3億2千万のシンジケートが即日満口となったことなど様々な話が知られています。

来春から日本で供用されるフレッシュサイアーとして、その注目度はなかなかのものだと思いますが、何しろ種牡馬の世界も社台Gr1強時代が続いていますので、初年度、二年目の産駒がどこまでやるか、最初から結果を求められるのが辛いところでしょうか。

個人的にはダンカークが母父に入った馬が出てきたら狙ってみたい気もしますが、そうなるとかなり先の話になりますね。
(あ、その前に広尾TCでダンカーク産駒が募集されたら、一応、気になる存在にはなると思います)
父Unbridled's Song・母Secret Statusの血統はいかにもアメリカンではありますが、ヘイローもノーザンダンサーも持たないというだけでなく、ベースが超のつく良血なので、ぽこんと活躍馬が出ても全く不思議はない気がします(^_^)


引き続いて、ダーレースタリオンコンプレックスで見せて頂いた種牡馬の紹介です。
ダーレーさんには展示会ツアーの二日目に訪問しました。

最初に登場したのはキングズベストです。


イーストスタッドのメイショウサムソンもそうでしたが、貫禄という意味ではこの馬も別次元の雰囲気があります。
キングズベストは、日本ではエイシンフラッシュの父として有名ですが、世界的には凱旋門賞を勝ったワークフォースの父、或いは、凱旋門賞勝ちの名牝アーバンシーの半弟と言った方が通りが良いでしょうか。
甥にはガリレオやシーザスターズといったビッグネームもいますし、世界的良血度で言えば日本にいるのが不思議なレベル。ダーレーの方が仰っていましたが、『どうせこの馬はそのうち呼び戻されるだろう…』と思っていたのだそうです。

ところが、どうやらキングズベストは日本で種牡馬としてのキャリアを終える予定だそうで、そうなると日本産のキングズベスト産駒で世界を狙う!とか、日本競馬界としては、そのぐらいの恩返しをしないといけないのかもしれません。
ミスプロ系キングマンボの後継種牡馬は日本ではキングカメハメハですが、グローバル目線で普通に考えれば、キングズベストがキンカメ以上の活躍をしても全然驚けないですからね(^_^)

ちなみに広尾TC関連で言えば、繁殖牝馬情報でお伝えした通り、世界レベルの良血繁殖牝馬グレイスフルソングがキングズベストを受胎しているわけでして。。この世界レベル同士の配合からどんな産駒が生まれるのか、今からワクワク感満載で楽しみにしています。
(毎度のことながら、世界レベルの配合だからといって競馬が強いとは限らないのが難点ですが…(^_^;))


続いてはアドマイヤムーンです。


アドマイヤムーンは競走馬としてはかなりレベルの高い活躍をしていました。
特に海外でのG1制覇、そしてJCでのパフォーマンスは当時でも相当な評価を受けていたと思います。

その割には、と言っては何ですが、正直、種牡馬となってからは今ひとつ爆発力に欠ける印象がありますね。
競走馬としての能力が種牡馬としての成功に直接結びつかないことはよくありますが、そろそろ競馬ファンがオッ!と思うような活躍馬を出て欲しいし、そうしないと次第に存在感が失われてしまうのではと心配です。
個人的にはエンドスウィープの系統が欲しくてスプラッシュエンド(父プリサイスエンド)に出資をしたことがあるぐらいですから、この馬にこそエンドスウィープ後継として頑張って欲しい気持ちもあるんですよねぇ。。


こちらはディープスカイです。


ディープスカイはダービー馬として種牡馬入りしていますが、産駒の活躍はまだまだこれからですね。
確か、昨年はディープスカイ産駒のコートリーラッシュが特別募集馬として登場した直後に見せて頂いたはずですが、ダーレーの方はきちんとそういう状況を理解したうえで解説をして下さって、なかなか大したものだと思ったのを憶えています。
その後コートリーラッシュは7月に無事勝ち上がりましたので、ダーレーさんもホッとしているかもしれませんね(^_^)


ダーレースタリオンコンプレックスの最後を飾ったのはパイロです。


写真を見て頂くと、今までの3頭は芝の上での見学会、パイロだけはアスファルトの上に立っているのが分かると思います。
その理由は簡単で、パイロは特別に気性が荒く、芝の上まで移動させると抑えきれないぐらい暴れることが…って、そんなの無茶苦茶危ないですから! 無理してそんな種馬を引っ張り出さなくても良かったのに、と思ったとたんに…



後ろを向いたり立ち上がろうとしたり、いろいろと自己主張をしてくれました。
さすがと言うべきなのか、パイロ君、自分の立ち位置をしっかり理解していらっしゃいますね(^_^;)
(馬体そのものはピカピカで迫力満点!)

ダーレーさんがなぜパイロを最後に選んだかは謎ですが、確かに2013年、2014年と結構な数の産駒がいますので、ダートの短距離で一発ホームランが出たりすると面白いことになるのかもしれません。
ダート短距離が主戦場なら気性の荒さもあながちマイナスばかりではありませんし、例によってノーザンダンサーやヘイロー、ロベルトの影がない血統表は、今の日本では間違いなくプラス要素に働くでしょうから。
ただ、どうもパイロ産駒が広尾で募集されるイメージは…湧きませんねぇ。。(^_^;)


という事で、イーストスタッドとダーレースタリオンコンプレックスで見せて頂いた種牡馬の紹介でした。
良し悪しは別にして、社台SSとはひと味違った個性的な種牡馬もたくさんいますし、キングズベストのような超大物やダンカークのような注目新種牡馬にも会うことが出来て非常にラッキーだったと思います。
まあ、私が種付料を払う立場になること絶対にありませんので、とても単純に面白がることが出来たという事です(^^ゞ
イーストスタッド、ダーレースタリオンコンプレックスのみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m

次回は社台SSの種牡馬を紹介する予定ですが、そちらはそちらでやっぱりすごかったりもして。。。
まあ、なかなか社台1強を覆すのは難しいでしょうから、そんな大それたことはさて置いて、私の目の前できちんとポーズをとってくれた馬たちには、是非ともいい仔を出して種牡馬生活を全うして欲しいと思います(^_^)

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Comments (2)
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