とりあえず一口馬主の楽しいこと

気合の出資馬応援と飲み食い! たま~に趣味の話題など。。(^^ゞ

パンサラッサ:2023サウジカップ 1000万ドルの逃走劇!!

[広尾TC展示会報告9]種牡馬見学・社台SS編

2014-12-03 06:03:24 | イベント・募集馬検討
展示会ツアー二日目の最後、つまり展示会の大トリ企画は社台スタリオンステーションでの種牡馬見学です。
この日は若干スケジュールが押し気味となり、社台SSに到着した時には周囲が暗くなり始めていました。 北海道は日が落ちる時間が早いですから、メインレースが終わるとアッという間に薄暗くなってきますね。

そんな事情もあり、社台SSでの種牡馬見学は厩舎の中、照明の下で行われることになりました。
でも、考えてみれば、社台SSの種牡馬厩舎に入れるチャンスなど滅多にあるものではありませんし、何と言いますか、この時ばかりは北海道の日の短さに感謝をした私なのでした(*^^*)

社台SSでの種牡馬見学トップバッターは、ハービンジャーでした。


ハービンジャーは昨年も見せて頂きましたが、産駒のデビュー前ということもあって、その時の社台の方からは、「育成場からあまり悪い話は出ていないのでソコソコは…」みたいな解説があったと記憶しています。
結果的には2歳戦で結構な数の勝ち上がりが出ていますから(2勝目には苦労していますが)、社台さんもひとまずホッとしている感じかもしれませんね。

あ、写真を見てお分かりの通り、ハービンジャーは厩舎の外で見せて頂きました。
理由は歩きが柔らかくて特徴的なので、それを見て欲しいからとのこと。 そんな説明からも、馬の良いところをちゃんと見てもらいたいという気持ちが良く伝わってきました。 去年もそう思いましたが、社台の方って、想像よりもずっと親切で真面目なんですよね(^_^)


見学2頭目はハーツクライです。


ハーツクライは昨年は放牧中で見られなかったのですが、今年はさすがに見せて頂かないといけません。
何しろ昨年から今年にかけては、爆発力という点でディープインパクト産駒以上に印象深い産駒が出ていますし、種牡馬としての位置づけもワンランク、ツーランク上がったといってよいでしょう。

広尾TC関連では、私の出資馬ゴッドフロアーの父として知られていますが(知られているはずですが(^_^;))、木村秀則牧場で仕入れた情報によれば、なんとあのミスペンバリーがハーツクライを受胎しているとのことですし。。
正直言って、ディープインパクトからハーツクライに変わることで一か八かの要素は強まったかもしれませんが、もしも嵌ったら…と考えるとすごく楽しみとも言えそうです。


こちらはネオユニヴァース。


ネオユニヴァースは、私の出資馬で言うとダブルミッションの父になります。
ダブルミッションは現時点では不肖の息子ということになりますが、能力は未勝利で終わるレベルではないと思っていますし、是非ともチャンスをものにして父の名に恥じない活躍をして欲しいです。

あ、ネオユニヴァースの話をしなきゃですね(^_^;)
社台SSの方によれば、この馬の柔らかくて長い繋ぎはかなり特徴的とのことで、そういう良さを受け継いで、なおかつ気性面で我慢がきく産駒ならチャンスが大きいとのことでした。
まあ、そう言われれば全くその通りなのですが、実際には走ってみなければわからないこともありますし…(^_^;)

それと、昨日、キングズベストを受胎中と書いた世界的良血繁殖牝馬、グレイスフルソングの当歳馬、これがネオユニヴァースの牡馬なんですよね。
木村秀則牧場の木村さんによれば、非常にバネがあって素軽い動きをするそうなので、もしかしたら、繋ぎの柔らかさをバッチリ受け継いじゃったのかもしれません。 いやぁ、なんか楽しみばかりが増えて困ってしまいますねぇ。。(^^ゞ


こちらはキングカメハメハです。


キングカメハメハは体調その他に問題があって、今はグッと種付け頭数を絞っているそうです。
ただ、受胎率そのものは悪くなく、絞った繁殖牝馬、種付け回数ベースで計算すると、8割程度の率があるとのことでした。

キングカメハメハはマカハの父、そしてグレイスフルソング'13の父ですが、サンデー系に実質的に対抗できる数少ない種牡馬ですから、まだまだ元気に頑張ってもらわなければいけません。
せっかくなの機会なので、まだまだ元気に頑張って欲しいという気持ちを込めて、マカハのオープン入り、そしてグレイスフルソング'13の無事デビューと大活躍を応援してもらえるようしっかりお願いをしておきました。
(まあ、走るのは息子なので、お願いされても困っちゃうと思いますが…(^_^;))


そして、シンボリクリスエスです。


いやぁ、次から次にランキング上位の種牡馬が出てきて困ってしまいます。
ちなみにシンボリクリスエスの説明で、『産駒の活躍は地味ですが…』みたいな話があったのですが、そのわずか一週間後にエピファネイアがJCを圧勝しちゃいましたね。
リーディング5位以内常連の種馬をつかまえて、『地味…』とハッキリ言ってしまうのが社台Grの底力でしょうか(^_^;)

シンボリクリスエスと言えば、ゼロレボルシオンと、つい先日出資をしたステラリード'14の父になります。
個人的には、正直なところシンボリクリスエス産駒がどうしても欲しいワケではなかったのですが、気がついてみれば、2頭続けてシンクリ産駒に出資してしまっていました。(ちゃんと事前に気づけよ!という話ですよね(^_^;))
多少の言い訳をさせてもらうとすれば、サンデー系の繁殖がこれだけ増えてくると、現実的な選択肢として、キンカメ、シンクリを避けて通るのは至難の技ということではないでしょうか。

ちなみに、社台の方が地味と言った意味は、エピファネイアみたいな馬は別にして、芝で切れ負けしてダートで勝ち上がるとか、ゆったりした競馬が合いそうでも結局マイル以下が主戦場になってしまうとか、要するにクラシックとかグランプリとか、派手な舞台で活躍する産駒が意外に少ないということのようです。
まあ、そう言われればそうかもしれませんが、アベレージヒッターとしては充分以上に信頼感がありますし、そもそもリーディング上位の結果を毎年出しているのですから、充分以上に大した種牡馬なのは間違いないと思います。


社台SSの大トリはもちろんこの馬、ディープインパクト!


ディープインパクトについては説明不要でしょう。
今や押しも押されもしない、日本を代表する種牡馬です。

広尾関連で言えば、私も出資をしているエタンダール、レトロクラシック、そしてミスペンバリー'13などがいます。
ミスペンバリー'13は早くも満口になったようですが、クラシック路線に乗る馬を探そうと思うなら、やはりディープインパクト産駒を狙うのが近道。これについてはあまり異論を挟む余地がないのではないでしょうか。

ですが、社台SSの方によれば、「本来ディープインパクト産駒は時間をかけてゆっくり育てた方がいい馬も多い」のだそうで、クラシックに乗せるために使い詰めになったりすると、馬の個性としては可哀相なケースもあるとのこと。
確かにディープの仔というだけで、クラシックに出るぐらいは当たり前…みたいな雰囲気になるのは可哀相ですよね。
などと書いてはおりますが、自分の立場で考えれば、たとえばミスペンバリー'13にはやっぱりクラシック路線に乗って欲しいと思っちゃうわけで、そのあたりが超一流種牡馬の宿命というものなんでしょう(^_^;)


という事で、社台SSで見せて頂いた種牡馬の情報は以上です。
遅い時間に行ったにもかかわらず、きちんとした種牡馬の紹介をやって頂けたのは本当にありがたかったです。
社台SSのみなさん、ありがとうございましたm(_ _)m

で、これから紹介する写真はですね、ある意味社台Grの自慢話のようなものなので、流して頂いても結構です(^_^;)
一応、簡単に説明だけしておきますと、冒頭に書いたように、この日は社台SSに到着した時点でかなり周囲が暗くなっており、種牡馬の見学も厩舎内の照明の下で行われました。
ところがですね、社台SSの種牡馬厩舎というのは、それはもう大変なことになっているのでありまして、G1を勝ちまくったような名馬たちが、ある意味非常に無造作にそこらじゅうの馬房に収まっているのです。

社台SSの方からすると見慣れた光景なのでしょうが、そもそもG1馬とこんなに近い距離で接することが少ない一般人にとっては、なんだかソワソワすると言いますか、一頭一頭の馬たち全てが気になって仕方がないわけです。
そんなソワソワ感をスタッフの方も気がついたのでしょうか、結局、限られた時間ではありますが、社台SS種牡馬厩舎にいる馬たちを(馬房の外から)観察し放題にして頂きました(^^ゞ

では、この日馬房に収まっていた馬たちをザッと紹介していきます。

ヴィクトワールピサ


おお!ヴィクトワールピサじゃん!!
感動したなぁ、あのドバイワールドカップのトランセンドとのワンツー。。
自分が出資をしていない馬の競馬を見て、自然に涙がこみ上げてくるなんて滅多にないことですからねぇ…。
あの時は、日本全体が特別な時だったからなぁ。(デムーロさんも泣いてたなぁ。。。)

オルフェーヴル


おお!オルフェーヴルじゃん!!
社台SSの方に言わせると、オルフェーヴルは種牡馬としてよりも、一頭の馬として凄いんだそうです。
何がスゴイかというと、単純に運動能力が飛びぬけているのだそうです。

そう言えば、昨年の種牡馬見学会でディープインパクトを見せて頂いたときも同じような話がありましたが、通常どの種牡馬にもやる乗り運動をオルフェーヴルにはやらない、つまり跨ることはしないのだそうです。
その理由は、あまりにも動きが良くて御しきれない可能性があるから、ということ。つまり、ディープインパクトやオルフェーヴルのように三冠を獲る馬は、常識外れの運動能力を持っているってことなんですね。(何だか妙に納得してしまいます(^_^))

ドリームジャーニー


おお!ドリームジャーニーじゃん!!
現役時代、馬券的にはあまり相性が良くなかった馬ですが(^_^;)、グランプリでの強さは格別のものがありました。
今ではオルフェーヴルの全兄と呼ばれる方が多いのかもしれませんが、種牡馬としてはお兄さんの意地を見せて欲しいところです。

キャプテントゥーレ


おお!キャプテントゥーレじゃん!!
G1勝ちこそ皐月賞のみではありますが、マイルから2000mでは非常に強い競馬をしていました。
オマケに母エアトゥーレ、母母スキーパラダイスで父がアグネスタキオンという華麗な血統ですからね。種牡馬としての立ち位置は別にして、良血という意味ではなかなかお目に掛かれないレベルなんでしょうねぇ。
(あ、でも、社台SSではこのぐらいは珍しくないのかな(^_^;))

キンシャサノキセキ


おお!キンシャサノキセキじゃん!!
キンシャサノキセキは高松宮記念連覇など、短距離界で一時代を築いた名スプリンターでした。
そしてこの馬、何よりも馬名が印象的ですよねぇ。モハメド・アリが当時無敵を誇ったジョージ・フォアマンにKO勝ちをした「キンシャサの奇跡」から命名されたのは有名ですが、さすがにあの試合をリアルタイムで見た競馬ファンは少なくなってきているかもしれませんね。
あ、そんなこと書いちゃうと…歳がバレるじゃん(^_^;)

カンパニー


おお!カンパニーじゃん!!
カンパニーも非常に個性的な活躍をした馬でした。
特に2009年、引退前の毎日王冠、天皇賞・秋、マイルチャンピオンシップを3連勝したのは強烈なパフォーマンスでした。
特に天皇賞では、先ほど紹介したキャプテントゥーレやドリームジャーニー、昨日紹介したオウケンブルースリ、そしてあのウオッカなどの名立たる強豪をぶった切っての優勝でしたから、『晩成馬の鏡』みたいな言われ方をしていました。

でも、戦績を見れば明らかですが、たまたまG1を勝つのが遅れただけで、新馬勝ちに始まって早い時期から重賞の常連でしたから、単なる晩成ではなくて、成長が長く持続するタイプの強い馬だったと思います。

ディープブリランテ


おお!ディープブリランテじゃん!!
ご存知エタンダールが8着だったダービーの勝ち馬です。
あの時はワールドエースとかゴールドシップが人気を背負っていて、ブリランテは3番人気でした。
そのダービーを勝ったあと、海を渡ってキングジョージに参戦(8着)、その後秋に向けた調教中に屈腱炎を発症し、ライバルたちに先駆けて種牡馬入りをしたのは記憶に新しいところです。
ディープインパクトの後継(場合によっては代用?(^_^;))として繁殖牝馬も良く集まっていますので、初年度、二年目の産駒が走ってくれると、現役時代以上に成功する可能性もありそうです。

広尾関連では、スイートマカロンが受胎をしています。
一時話題になったニックスで、『父ディープインパクト×母父ストームキャット』というのがありますが、スイートマカロンの『父ディープブリランテ×母父Tale of the Cat』は、『父ディープインパクト×母父ストームキャット』をなぞるような配合になりますから、こういうケースでどんな産駒が出てくるのか非常に興味が湧いてきます。

ワークフォース


おお!ワークフォースじゃん!!
社台SSに来る前、お父さんのキングズベストに挨拶してきたよ!と言ってもさすがに伝わらないですが…(^_^;)
ワークフォースも結果を出すのはこれからですが、何しろ日本馬がどうしても勝てない凱旋門賞を勝っているわけですし、キングマンボの系統は日本で実績もありますので、一発ハマってもの凄い産駒が出ても驚けません。

広尾関連で言えば…
そーなんです、なんとあのステラリードがワークフォースを受胎しているんです!
これは個人的には相当楽しみなのですが、厚かましい願いを言うと、元気な牡馬が生まれて欲しいんですけど。。。まあ、こればかりはコントロール不能の世界ですから、純粋に神様に祈るしかありません。
あ、もちろんですが、またまた牝馬が生まれたとしても、それはそれで注目馬なのは変わらないと思います(^^ゞ


ええと、調子に乗って書いていたら、結構長い記事になってしまいました(^_^;)
本当はもっと書いてもいいぐらいいろいろなことがあったのですが、やり過ぎは大体ロクなことになりませんので、こぼれた話はこのあと続くであろう番外編で拾っていく作戦にしたいと思います。
最後まで長文にお付き合い頂いた方、お疲れ様でしたm(_ _)m

 応援クリック励みになります!
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする