父はステラバレットのシンボリクリスエスに対して、15年産はワークフォース。
ワークフォースはまだ走る産駒のパターンが定まっていない印象もありますが、きつい気性のステラリードとの組み合わせでどんな産駒が生まれたのか、サイズも随分違うようでしたから、実馬を見るのを楽しみにしていました。
この馬は坂東牧場で、レフィナーダ'15と2頭一緒に出てきました。
で、レフィナーダ'15が暴れるもので、相対的に落ち着きがあっておっとりしているように見えましたが…
木村さんによれば、「はやりこの系統、結構キツイところは持っている」らしく、展示会の最中にも何かに反応して立ち上がり、尻餅をつくように倒れこんだりしていました。(もちろん怪我は無かったので良かったですが、焦りました(^_^;))
そういえば、この展示会前のタイミングで胸前を蹴られ、大きな瘤を作ったりしていますが(競争能力に影響がない旨の解説あり)、性格のキツイところが前に出て、他馬と揉め事でも起こしたのかもしれませんね(^_^;
それでも昨年のステラバレットより全然落ち着いているのは間違いなく、見た感じでは、環境に慣れてくれば全く問題なく調教に取り組んでくれると思えました。(ステラバレットは人間(乗り役)との信頼関係構築からでしたから…)
肝心の競走馬としてのタイプですが、木村さんもなかなか簡単には答え難そうでした。 そうですねぇ、正直なところでは、まだハッキリと掴みかねているといった感じなのかもしれません。
「ステラリードは種馬の特徴を引き出すタイプで、本馬は姉とは全く違ってワークフォースが出ていると思います。馬格もあるしパワーもあって、重厚なスタミナタイプではないでしょうか」、とのことでしたが、単純にそれだけとは言えない何か、期待の現れなのか不安が顔をのぞかせているのかは別にして、もう少し長い目で見たい気持ちが出ていたように思います。
ちなみに歩いたときの姿、脚の運びにはそれほど重さを感じませんでした。 ワークフォースが出ていると言っても、やはり母のステラリードから運動神経の良さは引き継いでいるのだと思います。
そうですね、今後の成長でそんな機敏さと性格がうまくフィットしてくれれば、といったところでしょうか。
(全体のバランスは、同時季のステラバレットよりイイと思います(^_^;))
それからですね、「今回の新規募集8頭の中で血統デザインの観点で最も素晴らしいのはレフィナーダ'15」と仰った竹内さんが、「2番目は?と聞かれたら、それはステラリード'15です」と、本馬の事を一推しならぬ二推しをしておられました。
何でも母父スペシャルウィークに父キングマンボ系、母系にSadller's Wellsを持つところはリオンディーズに酷似しているそうで、そういう筋が通った血統も、『ただ重厚なだけの馬とは思えない』という印象につながるのかもしれませんね。
という事で、ステラリードの娘でステラバレットの妹で、管理するはあの尾関調教師ですから、これはもう無条件に出資応援したいところ。 ですが、今年は目移りさせられてしまうレベルの馬が多く、そう簡単に決められる状況にありません。
ましてやスタミナタイプは成長で馬がガラッと変わりますから、イチかバチかの要素も大きくなります。 ビビるわけではありませんが、正直、もう少しこれからの変化を見てみたいです。
ただし、その結果として出資するしないに関わらず、間違いなくずっと応援していきたい一頭です(^^)
◇ステラリード'15
牝1歳 鹿毛 2015.02.24生 新ひだか産
父:ワークフォース 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
エクイノムスピード遺伝子T:T型(中長距離適性)
美浦 尾関知人厩舎予定
販売総額 1,600万円 / 総口数 2000口 一口価格 8,000円
最新近況:
初期馴致の開始時期に伴い、9月12日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町の坂東牧場に移動しています。馬体重436kg、体高156cm、胸囲174cm、管囲20cm(9/15測定)
「初仔の姉が小ぶりであるのに対して、2番仔の本馬は比較的大柄。重賞勝ち馬である母が、父ワークフォースの特徴を引き出しているのでしょう。ややスタミナ寄りの印象を受けますね。それでも、放牧時に元気が良すぎるくらいに駆けまわる姿などを見ますと、重たさばかりを感じさせるわけではありません。姉とは全く異なるタイプに出た本馬。今後このスケールにどのような身幅がついてくるのか、その成長による移り変わりを楽しみに見守っていきたいところです。現時点では、洋芝の中長距離あたりにフィットしそうな印象があります」(木村秀則氏)
募集写真:
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*出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_-)-☆
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
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◇伊藤助手のコメント
「レース後は飼葉に手をつけなかったように、この馬なりに一生懸命走ってきてくれたのだと思います。ただ、道中でいいポジションを取るまでにどうしても脚を使ってしまいますし、最後まで体力が続かずに伸びを欠いてしまう現状ですから。復帰戦そして前走ともに似たようなレースぶりだったことを考えますと、状況は厳しいと言わざるをえないです。ご期待に沿えず、申し訳ございませんでした」
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私が募集馬展示会で1歳馬を見ている頃、ルックオブラヴは中山のスーパー未勝利に出走し、18頭中16頭と大敗をしていました。(16着という結果だけは、レース後すぐに伝わってきました(T_T))
実際にレース映像を確認したのは東京に戻ってからなのですが、まあ、充分に鍛えられていないゆえの悲しさでしょう、勝負どころでスピードが上がり、さあここから追い比べ!となった時点でついてゆくことが出来ず…。
それでもスタート後は脚を使って先行の位置を取り、途中までは何とか競馬の形をつくってくれました。
レース慣れしていない分、馬群の中で力んで走っていましたが、(最初から出来る馬は別にして)そういう折り合いやら何やらも、レース経験を積んで身につけていくものですからねぇ。。
馬は頑張っていたと思いますが、時季が時季だけに、この結果では引退の判断も致し方ないところでしょう。
考えてみれば不思議なもので、ルックオブラヴのラストラン当日、私はふたつ弟のハイアーラヴ'15に出資申し込みをしました。 そして、今現在、美浦トレセンでデビューに向けたトレーニング中のクレッシェンドラヴにも出資をしています。
月並みではありますが、ルックで果たせなかった勝利、そして上のステージでの活躍は2頭の弟で実現します!
脚元や体質に問題があり、ろくにトレーニングが出来ない状況の中、ラストチャンスの2戦を走る状況を作って頂いた黒岩調教師、厩舎・育成場のスタッフ、そして全ての関係者の皆さん、ありがとうございましたm(_ _)m
■9/18中山6R 3歳未勝利(芝2000m)・良
【引退レースとなった9/18中山6Rでのルックオブラヴ : 公式HPより】
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◇雑賀担当のコメント
「ひとまずウォーキングマシンに入れ始めた後も歩様に異常はないですし、精神的にもリラックスできている様子。それに体のラインを大きく崩すようなこともありません。今週の土曜日にまた獣医師に診てもらう予定になっていますので、その時の感触なども踏まえ、跨り始めるタイミングを検討していくことになると思います」
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少しずつではありますが、いい方向に進んでくれているようです。
それにしても、こちらが思った以上に妹に当たるレフィナーダ'15の評判が良かったですからね。 いくらエンパイアブルーが藤原先生に評価をされているとは言え、そのうちに妹の方が目立ってしまう状況にならないとも限りません。
いや、そうなってもらっても悪くはないのですが、妹がデビューをするであろう約1年後までにあと一つや二つは勝っておかないと、お姉ちゃんとしての威厳が保てないのではと…
うーむ。。 そう考えると、やはり妹にも出資をしておいた方がいいのかもしれません(^^ゞ
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◇木村マネージャーのコメント
「22日にこちらでの最終となる速めを乗ってから厩舎へバトンタッチする予定。すっかり涼しくなってくれたおかげで馬はすごく元気にしてくれており、適度にお釣りのある良いコンディションです。すでに体力的にもOK、帰厩後すぐにでも追い切れる状態になっています」
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さすがにマカハらしく調子を上昇気流に乗せ、ピッタリ帰厩タイミングに合わせてきました。
どの馬もこうだと本当に楽なのですが、まあ、それは贅沢という事でしょう。
今週は展示会の報告記事ばかり、つまり、未来に期待する話が中心になっていますが、現実を見るとなかなか厳しいものがありまして、結局はマカハに頼らざるを得ない状況が…
これはここ数年ずっと変わらないことでして、何とかしてこれからデビューをする2014年産、そしてこれから出資をする2015年産へと活躍馬の襷をリレーしていきたいところです。(何しろマカハも来年は8歳ですからっ!)
まあ、それまでは致し方ないですから、格好をつけずにマカハのオッサンパワーに頼ってしまおうと思います(^^ゞ
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◇荒木マネージャーのコメント
「基本的には引き続き常歩まででじっくりと。若さを残す中にあっても、人間との距離感をうまく取れるようになりつつあるようですし、背中の感触自体はイイ馬ですから。こうやって成長を待ってあげれば、これから良い方向につながっていくのではないでしょうか。次回の獣医師チェックについては、来月2週目あたりを予定しています」
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馬を悪く言わない荒木さんなので当然かもしれませんが、坂東牧場での評価も高いようです。
私の目にも、7月の見学会で会った時より随分と大人びた馬体に見えましたし、あの時点で脚元に疲れが出て休養せざるを得なかったのが、決して悪いことではなかったように思います。
展示会で出た話として、「脚元の疲れ、不安が休養の直接原因ではあるものの、国枝調教師が時間をかけて成長促進させたいと考えたのは、トレセンでの調教の際に、かなりの子どもっぽさが出てしまったことが大きい」というのがありました。
脚元だけならある程度動かしても大丈夫なのでしょうが、精神面での成長促進が真の目的で、そのあたりが、「人間との距離感をうまく取れるようになりつつある」という荒木さんのコメントに現れているのだと思います。
とは言えですね、荒木さんは馬を見せながら、「見て頂いて分かるように、とてもバランスが良くていい馬です。少し休養が長くなりましたが、この先楽しみが大きい馬だと思います。最後は調教師との相談になりますが、出来れば寒くなる前に美浦に戻すつもりでやりたいです」と仰っていて、“獣医師、調教師のゴーサインさえ出ればどんどん進めたいオーラ”が感じられました。
まあ、こちらとしては待つしかありませんので、慌てなくてもイイですから、(寒暖などの環境変化も含めて)コンフォルツァにとって適切な時期に再始動をしてもらえればと思います。
7月から僅か2ヶ月ですが、多少なりとも成長した姿が見られてよかったです(^^)
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◇荒木マネージャーのコメント
「鼻出血に効果があるとされる漢方薬を、エサとは別に、日々お湯に溶かして与えており、今後もずっと継続していく方向。『ひとまず10月末までは、このまま放牧のみで体を休めてあげる』(調教師)予定になっており、それから少しずつ動かしていきたいです」
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漢方薬、何だかジワッと効果がありそうでイイですね。
アメリカだとラシックスを使いながらバンバンレースをさせちゃうのかもしれませんが、ここはあくまでも日本ですから。 漢方と休養の組み合わせで、出来るだけ再発しにくい体質になって欲しいと思います。
(オリエンタルマジックというヤツでしょうか)
写真は展示会時のものですが、さすがに古馬はシルエットがきちんとしていて格好イイです。
休養中ですが、毛ヅヤも良く馬体が緩んだ感じもあまりなく、ちょっと動かせばレースに使えそうな雰囲気でした(^^)
荒木さんは、「この馬は肺出血なので無理は出来ませんが、もっと上での活躍ができますので慌てずに待っていてください。出来ればこちらが本格的に寒くなる前に戻してあげたいと思っています」とコメントしていました。
肺の話があるので最終的にどうなるかは分かりませんが、11月か12月初旬には美浦近郊に移動かもしれませんね。
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坂東牧場在厩のドゥオーモは、今週も午前中3時間ほどのパドック放牧に終始しています。
◇野中調教師のコメント
「休ませた効果により、骨瘤自体はすごく良くなっていました。ただ、ここで慌てても仕方がありませんので、ひとまず今月一杯は放牧のまま。また来月に見に行った際にでもウォーキングマシン入りのゴーサインを出せればと思っています。休んでいても馬体が崩れていないのはイイことですね。これから迎える寒い時期にあまり無理をさせたくないというのが、今の偽らざる気持ち。当面は戦線復帰より成長促進を優先させた方が将来のためになると考えていますので、そこは長い目で見守っていただきたいです」
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今週は野中先生自らのコメントでした。
脚元不安による年内休養というよりも、冬場に無理をさせたくない気持ちが強いようですから、レース復帰は少し暖かくなってきてから、と思っておいた方が良さそうです。
写真は展示会時のドゥオーモです。
1歳の若馬(というか仔馬)ばかりを見ていたので、さすがに3歳馬は馬体の迫力が違うと感じました。
荒木さんによれば、今は楽をさせているので500kg以上あるそうで、元気があり余っているとのことでした。
さらに、「本当にイイ馬になって戻ってきました。脚元ももう心配はないですが、大事を取ってじっくりやらせてもらっています。出資している方は、今はやきもきするかもしれませんが、必ず活躍する馬ですから本当に楽しみが大きいと思います」
ドゥオーモは必ず大きな活躍をする馬、出資している方はラッキー、それを改めて強調されていました。
まあ、育成時代から面倒を見てくれている荒木さんがそう仰るのであれば仕方がありません。
ジッと待つだけなのはツラいところもありますが、しばらくは復帰後の大活躍を夢見ておこうと思います(^^)
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