募集馬報告の４頭目は、私がかねてから注目をしていたレフィナーダ'15です。
この馬の話を聞いたのは一昨年の展示会、つまり、レフィナーダのお腹の中にいたときです。
当時は今ほどヘニーヒューズの評価が高まっていませんでしたが、非常に価値の高い血統である繁殖レフィナーダにアメリカスピード血統のヘニーヒューズの配合でどんな馬ができるのか、願わくば牡馬に出て欲しいという思いとともに興味を持ったのを覚えています。
あれから二年、無事に産駒がラインアップ入りしたのはそれだけでも嬉しいことです。
本音を言えば、やはり牡馬が欲しかったのですが、こればかりはアンコントロールですからね。 神様の意志は尊重しつつ、できればいい馬であって欲しいと思いながら私なりに確認をしてきました(^^)
坂東牧場の厩舎から出てきたときの第一印象は、思ったよりコンパクトかな、というものでした。
でも、そのあとじっくり馬体を見ていて気づいたのですが、この馬、結構お尻が丸くて立派なんですよね。 まだ成長途上なのでこれからバランスは変わってくるでしょうが、幅のあるお尻が目立っている分、全体的にコンパクトな印象を受けたのかもしれません。
バランス的にはこれから胴が伸びそうな気配もありますし、ダート短距離一辺倒のイメージではなかったです。
ちなみに、育成場への移動直後だった影響なのか、基本的に坂東牧場で見た馬はどれも落ち着きを欠く傾向がありました。 レフィナーダ'15も例外ではなく、ややテンションが上がってかなり煩いところを見せていました。
ただし、木村さんによれば、基本的には頭がよくて従順なタイプとのことでしたから、展示会時の行動だけであまり気性の心配をする必要はないでしょう。 本馬のお姉さんたちを見てきた私なりの想定も含めてそう思います。
それから、本馬の姉、エンパイアブルーとの比較について木村さんはこんなコメントをされていました。
「この馬はダート主戦場と思われがちですが、私はそう思っていません。姉のエンパイアブルーも芝でもやれると評価をされていますが、繋ぎの長さや柔らかさ、歩きの素軽さや踏み込みの良さを考えると、むしろ本馬の方が芝への対応力は上と思っています。スピード能力も姉以上に高いと思っていますし、幅広いステージでの活躍を期待しています」
私、姉のエンパイアブルーの能力をとても高く評価をしていまして、そのエンパイアブルー以上の素質と言われると、もうそれだけで心がグラグラと揺さぶられます。 もちろん木村さんはエンパイアブルーのことも高く評価をしているわけで、その木村さんがこれだけハッキリ妹推しをされるとは、正直なところあまり想像していませんでした。（姉に劣らない素質、ぐらいのトーンを想定しており…(^^ゞ）
いやぁ、これは嬉しい誤算ですが、こうなるとこの馬も欲しくなってしまいますねぇ。。
ちなみにレフィナーダ'15の歩きに関して、展示会場でこんなことがありました。
立ち姿の披露が一段落して、馬を歩かせる段になったとき、最初は芝生スペースの周囲にある砂利の上を歩かせていたんです。（これは、一緒に出てきたステラリード'15を含め、坂東牧場では全馬がそうでした）
そのときの歩きというのは、ごく普通には歩けているものの、木村さんが言うほどの柔らかさは感じなかったし、肩の出や全体が連動して動くかどうかなど、どう見ても姉のエンパイアブルーの方が上だと感じるものでした。
ところがですね、その歩きを見ていた木村さんが、「芝生の上を歩かせてもらえますか！」とひと言。
おそらくは、どうしてもレフィナーダ'15本来の歩きの良さを見て欲しかったのでしょう。 それほどこの馬に関して、『良さを何とかして理解して欲しい』、という思いがあるのが伝わってきました。
で、実際に芝の上での歩きを見ると…
確かに砂利の上と違い歩様もスムーズで、足場に不安がない分、大きく身体を使って歩いてくれました。
よく見るとエンパイアブルーの柔らかさとは違い、柔らかさの中にもややパワーが勝った歩きには見えましたが、この時季にこれだけしっかりした歩きが出来るのは当然ながら悪い話ではありません。
全体のシルエットはこれから変わってくるでしょうが、母姉の傾向からは一介の短距離馬とも思えず、芝砂に関らずマイルから中距離ぐらいでスピードを活かした競馬をするスタイル、これが本馬にあっているような気がします。
最後になりますが、バスの中で竹内さんがこう仰っていました。
「詳しい理論はＷＥＢなどで血統診断を確認してもらえればと思いますが、今回新規募集の８頭の中で、血統デザインとして最も良く出来ているのはレフィナーダ'15です。 サンデーサイレンス肌にヘニーヒューズのパターンがこれだけうまく嵌っている例は珍しいですから、私はその意味でも本馬に注目していきます！」
竹内さん、これについてはかなりハッキリ、きっぱりと言い切っておられました。
もちろん血統で全てが決まるわけではないですが、血統の観点と生産者の視点、両者揃ってこれだけ評価が高い馬ですから、こちらが想定する以上に活躍をしてくれるのでは…、そう信じたくなるのもやむを得ないところでしょう！
うーむ。。やはりこの馬も、かなり有力な出資候補ですねぇ(^^ゞ
◇レフィナーダ'15
牝１歳 栗毛 ２０１５．０３．０１生 新ひだか産
父：ヘニーヒューズ 母：レフィナーダ （母の父:サンデーサイレンス）
エクイノムスピード遺伝子Ｃ：Ｔ型（中距離適性）
美浦 高柳瑞樹厩舎予定
販売総額 １，８００万円 / 総口数 ２０００口 一口価格 ９，０００円
最近近況：
初期馴致の開始時期に伴い、９月８日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町の坂東牧場に移動しています。馬体重４３７ｋｇ、体高１５６ｃｍ、胸囲１７３ｃｍ、管囲１９ｃｍ（9/15測定）
「父ヘニーヒューズや本馬の筋肉質にしてパワフルな体つきなどから、一見するとダートをイメージされる方も多いのではないでしょうか。確かに大きなお尻のおかげもあって、歩かせて飛節が揺れることはなく、しっかりとした印象を受けますが、この馬の場合は単にかき込むだけのパワーではなく、走り方そのものに力がありますので、あらゆる可能性を秘めているように思います。放牧時はいつも走り回っていたため、運動量も多め。物覚えが良く優等生タイプですから、馴致も問題なく進むことでしょう。姉たちよりも早めの始動を叶え、様々なカテゴリーに挑戦して、大いに楽しませて欲しいですね」（木村秀則氏）
募集写真：
広尾ＴＣ募集馬のページはコチラ：https://www.hirootc.jp/sellhorses/
＊出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_－)－☆
＊文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
＊広尾ＴＣのご好意により、クラブ公式ＨＰからの情報転載の許可を頂いています。
ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ！m(_ _)m
この馬の話を聞いたのは一昨年の展示会、つまり、レフィナーダのお腹の中にいたときです。
当時は今ほどヘニーヒューズの評価が高まっていませんでしたが、非常に価値の高い血統である繁殖レフィナーダにアメリカスピード血統のヘニーヒューズの配合でどんな馬ができるのか、願わくば牡馬に出て欲しいという思いとともに興味を持ったのを覚えています。
あれから二年、無事に産駒がラインアップ入りしたのはそれだけでも嬉しいことです。
本音を言えば、やはり牡馬が欲しかったのですが、こればかりはアンコントロールですからね。 神様の意志は尊重しつつ、できればいい馬であって欲しいと思いながら私なりに確認をしてきました(^^)
坂東牧場の厩舎から出てきたときの第一印象は、思ったよりコンパクトかな、というものでした。
でも、そのあとじっくり馬体を見ていて気づいたのですが、この馬、結構お尻が丸くて立派なんですよね。 まだ成長途上なのでこれからバランスは変わってくるでしょうが、幅のあるお尻が目立っている分、全体的にコンパクトな印象を受けたのかもしれません。
バランス的にはこれから胴が伸びそうな気配もありますし、ダート短距離一辺倒のイメージではなかったです。
ちなみに、育成場への移動直後だった影響なのか、基本的に坂東牧場で見た馬はどれも落ち着きを欠く傾向がありました。 レフィナーダ'15も例外ではなく、ややテンションが上がってかなり煩いところを見せていました。
ただし、木村さんによれば、基本的には頭がよくて従順なタイプとのことでしたから、展示会時の行動だけであまり気性の心配をする必要はないでしょう。 本馬のお姉さんたちを見てきた私なりの想定も含めてそう思います。
それから、本馬の姉、エンパイアブルーとの比較について木村さんはこんなコメントをされていました。
「この馬はダート主戦場と思われがちですが、私はそう思っていません。姉のエンパイアブルーも芝でもやれると評価をされていますが、繋ぎの長さや柔らかさ、歩きの素軽さや踏み込みの良さを考えると、むしろ本馬の方が芝への対応力は上と思っています。スピード能力も姉以上に高いと思っていますし、幅広いステージでの活躍を期待しています」
私、姉のエンパイアブルーの能力をとても高く評価をしていまして、そのエンパイアブルー以上の素質と言われると、もうそれだけで心がグラグラと揺さぶられます。 もちろん木村さんはエンパイアブルーのことも高く評価をしているわけで、その木村さんがこれだけハッキリ妹推しをされるとは、正直なところあまり想像していませんでした。（姉に劣らない素質、ぐらいのトーンを想定しており…(^^ゞ）
いやぁ、これは嬉しい誤算ですが、こうなるとこの馬も欲しくなってしまいますねぇ。。
ちなみにレフィナーダ'15の歩きに関して、展示会場でこんなことがありました。
立ち姿の披露が一段落して、馬を歩かせる段になったとき、最初は芝生スペースの周囲にある砂利の上を歩かせていたんです。（これは、一緒に出てきたステラリード'15を含め、坂東牧場では全馬がそうでした）
そのときの歩きというのは、ごく普通には歩けているものの、木村さんが言うほどの柔らかさは感じなかったし、肩の出や全体が連動して動くかどうかなど、どう見ても姉のエンパイアブルーの方が上だと感じるものでした。
ところがですね、その歩きを見ていた木村さんが、「芝生の上を歩かせてもらえますか！」とひと言。
おそらくは、どうしてもレフィナーダ'15本来の歩きの良さを見て欲しかったのでしょう。 それほどこの馬に関して、『良さを何とかして理解して欲しい』、という思いがあるのが伝わってきました。
で、実際に芝の上での歩きを見ると…
確かに砂利の上と違い歩様もスムーズで、足場に不安がない分、大きく身体を使って歩いてくれました。
よく見るとエンパイアブルーの柔らかさとは違い、柔らかさの中にもややパワーが勝った歩きには見えましたが、この時季にこれだけしっかりした歩きが出来るのは当然ながら悪い話ではありません。
全体のシルエットはこれから変わってくるでしょうが、母姉の傾向からは一介の短距離馬とも思えず、芝砂に関らずマイルから中距離ぐらいでスピードを活かした競馬をするスタイル、これが本馬にあっているような気がします。
最後になりますが、バスの中で竹内さんがこう仰っていました。
「詳しい理論はＷＥＢなどで血統診断を確認してもらえればと思いますが、今回新規募集の８頭の中で、血統デザインとして最も良く出来ているのはレフィナーダ'15です。 サンデーサイレンス肌にヘニーヒューズのパターンがこれだけうまく嵌っている例は珍しいですから、私はその意味でも本馬に注目していきます！」
竹内さん、これについてはかなりハッキリ、きっぱりと言い切っておられました。
もちろん血統で全てが決まるわけではないですが、血統の観点と生産者の視点、両者揃ってこれだけ評価が高い馬ですから、こちらが想定する以上に活躍をしてくれるのでは…、そう信じたくなるのもやむを得ないところでしょう！
うーむ。。やはりこの馬も、かなり有力な出資候補ですねぇ(^^ゞ
◇レフィナーダ'15
牝１歳 栗毛 ２０１５．０３．０１生 新ひだか産
父：ヘニーヒューズ 母：レフィナーダ （母の父:サンデーサイレンス）
エクイノムスピード遺伝子Ｃ：Ｔ型（中距離適性）
美浦 高柳瑞樹厩舎予定
販売総額 １，８００万円 / 総口数 ２０００口 一口価格 ９，０００円
最近近況：
初期馴致の開始時期に伴い、９月８日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町の坂東牧場に移動しています。馬体重４３７ｋｇ、体高１５６ｃｍ、胸囲１７３ｃｍ、管囲１９ｃｍ（9/15測定）
「父ヘニーヒューズや本馬の筋肉質にしてパワフルな体つきなどから、一見するとダートをイメージされる方も多いのではないでしょうか。確かに大きなお尻のおかげもあって、歩かせて飛節が揺れることはなく、しっかりとした印象を受けますが、この馬の場合は単にかき込むだけのパワーではなく、走り方そのものに力がありますので、あらゆる可能性を秘めているように思います。放牧時はいつも走り回っていたため、運動量も多め。物覚えが良く優等生タイプですから、馴致も問題なく進むことでしょう。姉たちよりも早めの始動を叶え、様々なカテゴリーに挑戦して、大いに楽しませて欲しいですね」（木村秀則氏）
募集写真：
広尾ＴＣ募集馬のページはコチラ：https://www.hirootc.jp/sellhorses/
＊出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_－)－☆
＊文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
＊広尾ＴＣのご好意により、クラブ公式ＨＰからの情報転載の許可を頂いています。
ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ！m(_ _)m
募集馬紹介の３頭目は、久々に募集となったウェルシュステラの牝馬です。
１５年産も牝馬なのね… という話は別にして、ステラリード以来、私もいつも気にしてきた繁殖牝馬です。
そのウェルシュステラは１９９９年生まれの１７歳、木村秀則牧場の中でも最高齢（のはず）になりますが、一昨年の展示会ではとても元気そうでしたし、デミアンさんも「まだまだ若くて元気」と仰っていました。
（昨年から展示会は日帰りコースになり、繁殖牝馬の見学は無くなってしまいましたが(T_T)）
考えてみれば、今回募集になる馬たちは、あの時にお母さんのお腹の中にいた仔たちなんですよね。
（“あの時”の記事はコチラ → ［広尾ＴＣ展示会報告７］繁殖牝馬とあれやこれやの関連情報）
過去の記事を読み返すと、『世の中思い通りにならないことが何と多いことか…』と感じてしまいますが、そういう話はさて置いて、母から仔へつながるストーリーをなぞりつつ、そこに多少なりとも参加をする喜びは何物にも代えがたいと思います(^^)
ウェルシュステラは私にとっては思い入れのある馬です。
それはもちろん、クラブや木村さんにとっても同様で、今回の１５年産についてもいろいろな話をして頂きました。
その中にちょっと面白いエピソードがあったのですが、完全に裏話的な内容なので、紹介はしますが、読んだ方は何となく内緒にしておいてください。（誰かに迷惑がかかる話でもなさそうだし、止められてないので書いちゃいます作戦で(^^ゞ）
ウェルシュステラ'15が昨年のセレクトセールで２，２００万円主取だったのはある程度有名な話。 で、当然ながらクラブには、その時点で２，２００万円で売るという選択肢もあったわけです。
それが主取となって今回募集ラインアップに入ったのですが、木村さんによれば、当歳時からバランスの良さや身のこなしが非凡で、『この馬で大きなところを狙いたい』と思っていたため、売らずに残したいとクラブに話をしたのだそうです。
加えてクラブが国枝調教師に馬を見てもらったところ、「いい馬だから売るんじゃないよ」みたいなアドバイス（？）もあり、クラブとしてもその場で売却せずに、最終的には募集馬ラインアップ入りをさせる決断をしたのだそうです。
（ウェルシュステラ＋国枝厩舎はレトロクラシック以来ですが、そういうネタがあったんですね！）
もっとも、木村さんは市場関係者から、売る気がないなら上場するな！、と怒られたそうですが… (^_^；
いやいや、もう書いちゃったのでどうしようもありませんが、とにかく、ウェルシュステラ'15は生産サイドや調教師からそれ程期待されているようで、実際、私の素人目にも、写真や動画より実物の方が全然よく見えました。
歩かせた時の柔らかくて深い踏み込み、肩がグッと前に出るフォームからは、すでに４６０ｋｇある重さが全く感じられませんし、いかにも芝でイイ走りを見せてくれそうな、非常に欠点の少ない馬だと思いました(^^)
（父はルーラーシップですから、もう少し固さのある馬を想像していたのですが）
ちなみにこれは、素人とは比べ物にならないほど多くの馬を見ている竹内さんが仰っていたのですが、「ウェルシュステラ'15は血統背景はもちろん、馬自体がとても良い。動きを見るとサンデー系の血が入っていないのが不思議なほど」とのこと。
確かに、もしも気になる点があるとしたら、現代日本競馬において、サンデーの血を全く持たない馬が芝でどこまでやれるのか？、速い上がりの勝負に対応できるのか？ ということぐらいなのかもしれません。
はい、ここまで褒めちゃっている以上、当然この馬も私にとって出資候補の一頭です。
ただし、他の候補馬との兼ね合いもあり、もう少し時間をかけて悩んでみたいです。 そして、時間の経過とともに少しずつ成長の方向性を確認できれば、いずれ出資決定の記事を書くタイミングが来るかもしれません(^^ゞ
◇ウェルシュステラ'15
牝１歳 鹿毛 ２０１５．０２．１１生 新ひだか産
父：ルーラーシップ 母：ウェルシュステラ （母の父:Zafonic）
エクイノムスピード遺伝子Ｃ：Ｔ型（中距離適性）
美浦 国枝栄厩舎予定
販売総額 ２，４００万円 / 総口数 ２０００口 一口価格 １２，０００円
最新近況：
初期馴致の開始時期に伴い、９月１２日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町のファンタストクラブ内木村牧場に移動しています。馬体重４６６ｋｇ、体高１５６ｃｍ、胸囲１７５ｃｍ、管囲１９ｃｍ（9/16測定）
「牝馬ながら、腹袋や後駆のボリュームに恵まれており、パワフル感のある馬体にして、キレイなまとまりもある馬。これまでの姉たちとはまたタイプが異なり、スピードとパワーを兼備していそうな点にも大いなる期待を抱かせます。放牧時には首を立てることなく、柔軟に小気味よく、雰囲気のある走りを見せていましたし、他馬を寄せつけないオーラを放っていたのも印象的。成長も比較的早いほうですから、高いレベルでオールマイティな躍進が望めるのではないでしょうか。ぜひとも大きいところを狙っていきたい一頭です」（木村秀則氏）
募集写真：
広尾ＴＣ募集馬のページはコチラ：https://www.hirootc.jp/sellhorses/
＊出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_－)－☆
＊文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
＊広尾ＴＣのご好意により、クラブ公式ＨＰからの情報転載の許可を頂いています。
ご面倒かもしれませんが(^^ゞ 応援クリックを何とぞ！m(_ _)m
１５年産も牝馬なのね… という話は別にして、ステラリード以来、私もいつも気にしてきた繁殖牝馬です。
そのウェルシュステラは１９９９年生まれの１７歳、木村秀則牧場の中でも最高齢（のはず）になりますが、一昨年の展示会ではとても元気そうでしたし、デミアンさんも「まだまだ若くて元気」と仰っていました。
（昨年から展示会は日帰りコースになり、繁殖牝馬の見学は無くなってしまいましたが(T_T)）
考えてみれば、今回募集になる馬たちは、あの時にお母さんのお腹の中にいた仔たちなんですよね。
（“あの時”の記事はコチラ → ［広尾ＴＣ展示会報告７］繁殖牝馬とあれやこれやの関連情報）
過去の記事を読み返すと、『世の中思い通りにならないことが何と多いことか…』と感じてしまいますが、そういう話はさて置いて、母から仔へつながるストーリーをなぞりつつ、そこに多少なりとも参加をする喜びは何物にも代えがたいと思います(^^)
ウェルシュステラは私にとっては思い入れのある馬です。
それはもちろん、クラブや木村さんにとっても同様で、今回の１５年産についてもいろいろな話をして頂きました。
その中にちょっと面白いエピソードがあったのですが、完全に裏話的な内容なので、紹介はしますが、読んだ方は何となく内緒にしておいてください。（誰かに迷惑がかかる話でもなさそうだし、止められてないので書いちゃいます作戦で(^^ゞ）
ウェルシュステラ'15が昨年のセレクトセールで２，２００万円主取だったのはある程度有名な話。 で、当然ながらクラブには、その時点で２，２００万円で売るという選択肢もあったわけです。
それが主取となって今回募集ラインアップに入ったのですが、木村さんによれば、当歳時からバランスの良さや身のこなしが非凡で、『この馬で大きなところを狙いたい』と思っていたため、売らずに残したいとクラブに話をしたのだそうです。
加えてクラブが国枝調教師に馬を見てもらったところ、「いい馬だから売るんじゃないよ」みたいなアドバイス（？）もあり、クラブとしてもその場で売却せずに、最終的には募集馬ラインアップ入りをさせる決断をしたのだそうです。
（ウェルシュステラ＋国枝厩舎はレトロクラシック以来ですが、そういうネタがあったんですね！）
もっとも、木村さんは市場関係者から、売る気がないなら上場するな！、と怒られたそうですが… (^_^；
いやいや、もう書いちゃったのでどうしようもありませんが、とにかく、ウェルシュステラ'15は生産サイドや調教師からそれ程期待されているようで、実際、私の素人目にも、写真や動画より実物の方が全然よく見えました。
歩かせた時の柔らかくて深い踏み込み、肩がグッと前に出るフォームからは、すでに４６０ｋｇある重さが全く感じられませんし、いかにも芝でイイ走りを見せてくれそうな、非常に欠点の少ない馬だと思いました(^^)
（父はルーラーシップですから、もう少し固さのある馬を想像していたのですが）
ちなみにこれは、素人とは比べ物にならないほど多くの馬を見ている竹内さんが仰っていたのですが、「ウェルシュステラ'15は血統背景はもちろん、馬自体がとても良い。動きを見るとサンデー系の血が入っていないのが不思議なほど」とのこと。
確かに、もしも気になる点があるとしたら、現代日本競馬において、サンデーの血を全く持たない馬が芝でどこまでやれるのか？、速い上がりの勝負に対応できるのか？ ということぐらいなのかもしれません。
はい、ここまで褒めちゃっている以上、当然この馬も私にとって出資候補の一頭です。
ただし、他の候補馬との兼ね合いもあり、もう少し時間をかけて悩んでみたいです。 そして、時間の経過とともに少しずつ成長の方向性を確認できれば、いずれ出資決定の記事を書くタイミングが来るかもしれません(^^ゞ
◇ウェルシュステラ'15
牝１歳 鹿毛 ２０１５．０２．１１生 新ひだか産
父：ルーラーシップ 母：ウェルシュステラ （母の父:Zafonic）
エクイノムスピード遺伝子Ｃ：Ｔ型（中距離適性）
美浦 国枝栄厩舎予定
販売総額 ２，４００万円 / 総口数 ２０００口 一口価格 １２，０００円
最新近況：
初期馴致の開始時期に伴い、９月１２日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町のファンタストクラブ内木村牧場に移動しています。馬体重４６６ｋｇ、体高１５６ｃｍ、胸囲１７５ｃｍ、管囲１９ｃｍ（9/16測定）
「牝馬ながら、腹袋や後駆のボリュームに恵まれており、パワフル感のある馬体にして、キレイなまとまりもある馬。これまでの姉たちとはまたタイプが異なり、スピードとパワーを兼備していそうな点にも大いなる期待を抱かせます。放牧時には首を立てることなく、柔軟に小気味よく、雰囲気のある走りを見せていましたし、他馬を寄せつけないオーラを放っていたのも印象的。成長も比較的早いほうですから、高いレベルでオールマイティな躍進が望めるのではないでしょうか。ぜひとも大きいところを狙っていきたい一頭です」（木村秀則氏）
募集写真：
広尾ＴＣ募集馬のページはコチラ：https://www.hirootc.jp/sellhorses/
＊出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_－)－☆
＊文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
＊広尾ＴＣのご好意により、クラブ公式ＨＰからの情報転載の許可を頂いています。
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