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2016広尾TC展示会報告(2)・ミスペンバリー'15

2016-09-19 21:57:51 | イベント・募集馬検討
ハイアーラヴ'15に続き、同じ坂東牧場で見たもう一頭のハーツクライ産駒、ミスペンバリー'15について報告します。
ミスペンバリーはご承知の通りエタンダールの母ですが、これまでディープインパクトを4回も配合されていることからも、繁殖としての彼女への期待の高さが窺い知れます。
ただ、これまで本当の意味でその期待に応えてきたかと言うと、エタンダールのダービー8着、青葉賞2着が最高の成績ですから、そこは正直評価が分かれるところではないでしょうか。
(返す返すもマグナムインパクトが惜しかったし、ディメンシオンへの期待が高まる所以でもあります)

そのミスペンバリーの15年産は、父がハーツクライに替わりました。
これまで、良くも悪くもディープインパクトのイメージが強かったミスペンバリー。 果たして父ハーツクライの15年産がどう見えるのか、毎年ツアーに参加をされる会員の皆さんからも、非常に注目を集めていたと思います。









これまたあまりいい写真が撮れずに申し訳ありませんm(_ _)m
今年の坂東牧場では、馬を2頭ずつ出して頂いたこともあり、2頭を撮影しながら荒木さんや木村さんの話を聞き、さらに自分なりのチェックを並行して行わなければならず、撮影タイミングを掴むのが非常に難しかったです… という言い訳です(^^ゞ

それはさて置き素直な感想はと言いますと、15年産もさすがにミスペンバリーの仔だな、というものでした。
これはある種の思い込みかもしれませんが、馬体のバランスが良いだけでなく、1歳にして他の馬とは違う“格”を感じさせると言いますか、やはりこの馬も持っているんですよね、私が過去に出資をした兄姉に感じた独特の雰囲気を。
たまたま隣でこの馬を見ていた重鎮級の古参会員さんも、「やっぱりミスペンの仔はいいよなぁ…」と仰っていましたが、父がハーツクライに替わったことなど関係なく、ミスペンバリーの仔はミスペンバリーの仔だと感じました。

エタンダールの育成も手掛けた坂東牧場の荒木さんも、こんなコメントをされていました。
「ミスペンバリー'15に関して細かいことを言うつもりはありません。こういう馬を預かるのはとてもやりがいがあります。育成場としては、こういう馬をクラシックに送り込むのが使命だと思い、一生懸命やらせてもらうだけです」

いやぁ、毎年の事ながら、荒木さんのラッパ… じゃなくて前向きなコメントを聞くと、分かっていても気持ち良く騙されたくなっちゃいます。 もともとイイ馬だな、と思っている時にこんなことを言われたら、普通はねぇ。。(^_^;
(これも毎年の恒例行事で、私にとっては広尾TC募集馬展示会の大きな楽しみのひとつです)

あ、話が脱線しそうなので戻します。
そのぐらい特別な雰囲気を感じさせるミスペンバリー'15ですが、まだ子どもっぽいのはこの時季なので致し方無し。 これはハイアーラヴ'15もそうですが、ハーツクライ産駒2頭はいずれも5月生まれですから余計にそう感じます。
今はまだ420kgそこそこの身体つきですし、数か月後にどんな馬になっているのかがとても楽しみです。

木村さんんも、それから血統アドバイザーの竹内さんも仰っていましたが、この馬の最大の魅力は奥の深い成長力、そして中長距離でこそ発揮されるスピードの持続力といったイメージでしょうか。
その上でミスペンバリー'15が藤原厩舎であることを考えあわせると、3歳春の大舞台というよりは、古馬になって中長距離路線で大きいところをめざす方が面白いし、この馬の格と個性にあっているような気もします。

これは素直な感想ですが、こんなにいい仔が出るのであれば、無理してディープにこだわる理由はないでしょう。
竹内さんは血統の観点から、「ミスペンバリーにとって父がディープからハーツクライに替わるのは、プラス要素はあってもマイナスではない」と解説してくれましたが、数年後、この馬がそれを証明しているかもしれません。

何だか褒めてばかりのレポートになりましたが、ミスペンバリー産駒の最大のリスクは、“馬っぷりの良さが競馬での強さに直結しないことがある”、そして、“脚元に不安を抱えることが多い”ことでしょうか。
そのあたりについても、父がハーツクライに替わったことがいい方向に作用してくれるとありがたいです。


◇ミスペンバリー'15
牡1歳 鹿毛 2015.05.24生 新ひだか産
父:ハーツクライ 母:ミスペンバリー(母の父:Montjeu)
エクイノムスピード遺伝子T:T型(中長距離適性)
栗東 藤原英昭厩舎予定
販売総額 3,600万円 / 総口数 2000口 一口価格 18,000円

最新近況:
初期馴致の開始時期に伴い、9月13日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町の坂東牧場に移動しています。馬体重423kg、体高155cm、胸囲171cm、管囲19.5cm(9/15測定)
「手脚が長めで、全体的にゆったりとした造りの好馬体。顔つきや体のラインなど、まだ随所に幼さが窺える段階ですが、父がハーツクライに替わった分、伸びしろや成長力といった点で秘めているものはかなり奥がありそうですからね。この体型、骨格であれば、これから筋肉がついてくるにつれて、良さがグンと際立ってくるはず。放牧時には雄大なストライドで駆けていましたし、適度に大きな馬体、パワフルな印象は、兄クリサンセマムにタイプが近いのかもしれません。芝の中長距離、パンとしてくればキレ味を繰り出せそうな末脚勝負のイメージでしょうか。まずは存分に成長してもらい、ゆくゆくは大きな舞台まで登り詰めて欲しいと思っています」(木村秀則氏)

募集写真:


広尾TC募集馬のページはコチラ:https://www.hirootc.jp/sellhorses/

*出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_-)-☆
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの情報転載の許可を頂いています。

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2016広尾TC展示会報告(1)・ハイアーラヴ'15

2016-09-19 16:36:52 | 引退馬
二泊三日の予定をこなし、無事に自宅に戻ってきました。
今回の展示会では8+1頭の募集馬に加え、坂東牧場ではドゥオーモ、レトロクラシック、コンフォルツァと3頭の出資馬にも会えるなど、個人的にはとても充実したありがたい内容だったと思います。

特に、血統アドバイザーの竹内さんに加え、木村さんがバスに同乗してくれたのが良かったです。 実際に生産、育成に携わった方のお話は臨場感があるし、何より一生懸命さ、全ての馬への愛情と期待感が伝わってきますからね(^^)

それでは展示会報告の一回目、私が出資を決めたハイアーラヴ'15についてです。
この馬を見たのは坂東牧場です。 昨年のクレッシェンドラヴはファンタストクラブ木村牧場での育成でしたから、管理調教師の変更とともに育成場も変わったということになりますね。
このことに関しては、バスの中でクラブから改めて説明がありました。
それによれば、『広尾TCは育成場の決定等は全て調教師の意向に従う方針で、昨年、多くの馬を預けた吉澤ステーブルではなく、坂東牧場に馬が集まったのは偶然です』、とのことでした。











まずですね、きちんとした写真が無くて申し訳ありませんm(_ _)m
(立ち姿に関しては、クラブの募集写真を見てください(^_^;))
なにしろこの馬、出てきたときからジッとしていることが無く、本当に落ち着きがなくてスタッフも大変そうでした。
元気があっていいとも言えますが、正直、気性面ではかなりの苦労をするかもしれません。

何しろ、この馬とミスペンバリー'15を厩舎から出す時に坂東牧場の荒木さんが、「これからお見せするハーツクライ産駒2頭、特にハイアーラヴ’15はとてもうるさいので注意してください」と仰ったぐらいですから。
また、生産者である木村秀則牧場の木村さんも、「ハイアーラヴに'15関しては、この気性がいい方向に向いてくれれば…」と、気性、性格については、期待の裏返しとしてかなり心配をしておられるようでした。

ただですね、この馬の動きを見ていて私が感じたのは、1歳のこの時期にしては身体全体に力があるというか、筋肉の柔軟性、バネを感じさせる歩きなどを含め、ちょっとした仕草に出る運動能力の高さでした。
こういう馬は、天賦の才能をうまく発揮できるかどうかだと思うのですが、厩舎から出てきた瞬間に、『ああ、この馬は何かをやってくれるかも』と思ってしまったんですよね(^^ゞ
(荒木さんからも、「キビキビと動ける活発で素質の高い馬」とのコメント!)

全体のシルエットに関しては、まだ1歳のこの時季ですし、いかにも子どもっぽいのは仕方がないでしょう。
逆に、これであと数か月後に胴が伸びてきたら、すごく洗練された好馬体になるでしょうし、以前二ノ宮調教師が仰っていた、1歳の頃は胴が詰まり気味で成長とともに伸びが出てくる馬の方が走る、というパターンにハマってくるのではと思っています。

この馬の場合、現時点でどうかよりもこの先どう変わるかが重要だと思います。
ですが、比較的成長をイメージしやすいのは姉や兄を知っているからこそですし、だとすれば、ひとつ上のクレッシェンドラヴ以上に順調に力をつけてくれる可能性を信じるのも、ただの妄想とは言えないでしょう。

木村さんは、「スピード、切れ味で勝負をするならこの馬かも…」と仰っていました。
やはり現代競馬、特に日本の競馬では、スピードの絶対値、最後に切れる脚が使えるかどうかは非常に重要ですからね。
加えて子どもっぽくて気性が激しいハイアーラヴ'15にとって、馬と喧嘩せずに成長を促しつつ育ててくれる野中厩舎になったのも、現時点では大きなプラスポイントだと捉えています。

デビュー時期に関しては、個人的にはクラシックシーズンに間に合わなくてもOK。 むしろ慌てることなく鍛えて頂いて、本格化する3歳秋以降、マイルから中距離路線で力を発揮して欲しいと思っています。
(春に狙うとしても、マイルカップの路線かな?)
正直、リスクも承知の先物買いですが、15年産初の出資馬として、とてもイイ馬に巡り合えたと思っています(^^)


◇ハイアーラヴ'15
牡1歳 鹿毛 2015.05.16生 新ひだか産
父:ハーツクライ 母:ハイアーラヴ (母の父:Sadler's Wells)
エクイノムスピード遺伝子C:C型(短距離適性)
栗東 野中賢二厩舎予定
販売総額 3,000万円 / 総口数 2000口 一口価格 15,000円

最新近況:
初期馴致の開始時期に伴い、9月13日に生産牧場である木村秀則牧場より、日高町の坂東牧場に移動しています。馬体重420kg、体高155cm、胸囲173cm、管囲19.5cm(9/15測定)
「ご覧いただいた通り、まず立ち姿がとてもキレイな馬。後駆のつくりなども立派でバランスが良いですよね。それに放牧時の走りなどには柔らかみや軽快さがあり、まとまりのある体から繰り出されるストライドもじつにキレイ。ハーツクライで成功するスピーディなタイプで、ジャスタウェイなどに通ずるような好印象を受けています。このままバランスを崩すことなく成長を遂げてくれれば、将来性十分。きっと期待に応えてくれるのではないでしょうか。マイルから中距離でスピードを生かした活躍を今から楽しみにしています」(木村秀則氏)

募集写真:


広尾TC募集馬のページはコチラ:https://www.hirootc.jp/sellhorses/

*出資はあくまでも自己責任でお願い致します(^_-)-☆
*文中の引用コメントは私の記憶に基づいて書いています。誤り、ニュアンスの違いなどは全て私の責任ですm(_ _)m
*広尾TCのご好意により、クラブ公式HPからの情報転載の許可を頂いています。

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2016募集馬展示会・出資しました(^^)

2016-09-19 06:18:22 | イベント・募集馬検討
非常に楽しくかつ大人な反省会を終え、19日の朝を迎えることができました。
本来であれば、朝からうまいものでも食べようか…なのですが、残念ながら私、やや抜け殻のようになっておりまして、つくづく歳はとりたくないものだと痛感している次第です。
今日はラーメンストリートなどに見向きもせず、ひたすら羽田をめざしたいと思います。
こりゃあ、お腹が空いて何か食べるとしても、東京に戻ってからでしょうねぇ。。

ちなみに告白してしまいますが、昨日ある馬への申込みを済ませてきました。
決して展示会参加費の5千円が惜しかったからではなく、可能性を感じての先物買い、馬を見た瞬間のインスピレーションに従っての決断で、一夜明けた今もいい馬に出会えた満足感に浸っています(^^)

私が出資を決めた馬、それはハイアーラヴ’15です。
クレッシェンドラヴの弟で、もちろん、ルックオブラヴの弟でもある本馬。 父はハーツクライに替わっていますし、昨年より一ヶ月ほど早いタイミングで馬を見た分だけ未完成な印象は強いのですが、それでもバランスの良さ、キビキビと動く姿はクレッシェンドラヴと同等以上の大きな可能性を感じさせるものでした。
このあと無事に東京にたどり着いたら、まずはこの馬についての報告から始めたいと思います(^^)

写真はバスで配られた今年の募集馬カタログです。
今年はいわゆるカタログとして冊子にまとめれており、情報量も多くて面白い内容になっています。
会員のみなさんにはもうすぐ届くと思いますが、捨てずに中を見ることをお勧めします(^_^;)







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