京王線沿線の穴場やきとん！？ ＠やきとんまるじ・下高井戸

ひょんなことから下高井戸で飲もうという話になり、やきとんまるじ、というお店に行ってきました。
一緒に行った後輩は、駄目サラリーマン風な飲み（何故か楽しそうに愚痴など言いながらドンドンお酒に呑まれていくやつ）が大好きで、私も別に嫌いじゃないので、いかにもダメダメな感じでまったり飲んでしまいました。
（いつも通りじゃん！とか、そういう心ないツッコミはナシでm(_ _)m）

そんな話はさておいて、この『まるじ』というお店は比較的新しいようで、やきとん屋さんにしては店内もきれいだし、客層も地元の方から遠征サラリーマン風まで、男女を問わず賑わっています。
それなりに常連さんもいるようですが、全体的に入りやすい雰囲気なので、そのうちに人気が出ちゃうかもしれません。

とにかく、我々は最初からホッピーを頼んで戦闘態勢を整えます。


そして、メニューに見つけた冷製レバーが本日なしとのことで、大将がススメてくれたネギ白レバーです。


ネギをどかすと、本当にきれいなレバーが出てきます。


白レバーはクセがなくて柔らかくて、本当に美味しいですね。
こちらのレバーは素材で勝負。 胡麻油の風味と塩味で食べるのですが、確かにオススメだけのことはありました。
個人的にはもう少し油も塩も強めの方が好きですが、そのあたりは好みの問題でしょう。

続いてお願いしたのは、白もつ煮込みです。


きれいなシロがやわらかく煮こまれています。


この煮込みはイイですね、個人的には全く文句なしです。
味は比較的さっぱり目ですが、シロだけを煮込んでいるシンプルなコンセプトにピッタリの味。
非常に優しい味付けで、それでいて決して薄くも甘くもなくて丁度良い塩梅なのは、きっと試行錯誤の成果だと思います。
こういう煮込みが出てくると、お酒が進んじゃうんですよねぇ(^^ゞ

ここからは、いよいよ焼きとん串の登場です。
まずはハラミ串と、


てっぽう、


そしてハツを焼いて頂きました。


いやいや、どの串も丁寧に焼いてくれて、水準以上に美味しい焼きとんでした。
ハラミはぐっと噛みごたえがある本格派でしたし、てっぽうは柔らかくて独特の味の濃さがしっかり楽しめます。
ハツも丁度良い焼き加減で食感バッチリでした。
純粋に味だけで比較すればもっと美味しい店はありますが、この値段でこの手軽さ、そしてふらっと立ち寄っても座れる気楽さを考えれば、これ以上を求めるのはわがままというもの。 まるじさん、よく頑張っていると思います(^^)

ハツが美味しかったので、ついつい刺身もお願いしちゃいました。


さっと湯引きをしたきれいなハツ。


刺身というより、これは“ねぎハツ”ですかね。
味の基本は白レバーと同じで胡麻油＋塩ですが、この組み合わせだとむしろハツの方が食べやすいかも。
薄めの塩味とねぎの風味を生かすには、ねっとりまったりの白レバーより、シャープなハツ刺しの方が合っています。
いやぁ、これは美味しかったなぁ(^^)

完全に調子にのって、パリパリサクサクの春菊天と、


全く方向性の異なる一品、貝のアヒージョを追加です。


貝のアヒージョはバケット付きでお願いしましたが…
丸ごとニンニクをのせた姿を見てみると、こりゃ、にんにくのアヒージョですな(^_^；。。


春菊天もアヒージョも、それぞれ“その筋の店”で食べるようなわけにはいきませんが、駄目サラリーマン風飲み会では、このお値段でこれだけ盛り上がれれば全然ＯＫ、ケチのつけようがありません。
だって、春菊天は絶対に家でやるよりサクッと揚がっていましたし、アヒージョなんて家では絶対無理ですから(^^ゞ

あまりにも楽しくなってきたので、最後に兼八ロックを飲んで仕上げました！


やきとんまるじさん、かなりいいお店なんじゃないでしょうか。
話によると、京王線芦花公園駅にもお店があるようで、都心部から見れば多少のローカル感はあるものの、それ故に、地元の方を中心にもっともっと人気が出る可能性が高いと思います。
京王線は府中競馬場の帰りに使う方もいるでしょうから、もしもチャンスがあればぜひ…
調子に乗って飲みすぎなければ、（駄目サラリーマンじゃなくても）そこそこの値段で相当に楽しめると思います(^^)v


やきとんまるじ
世田谷区赤堤4-46-4
03-3323-2570