災い転じて… かなりイイ感じの居酒屋さん ＠萬屋伍平・新橋

これは連休中ではなく、連休前の話です。
（結構人気があるらしい）『福炎や』というお店に予約を入れて飲みに行ったのですが、結論を言いますと、お店側の手違いにより、「誠に申し訳ありません。日にちを間違えて予約を承っていました」と謝罪を受ける羽目になってしまったのです。
でもまあ、今さら何を言ってもお店に入れないことは変わらないので、「さてどうしたものか？」と迷っていると…

さすがに商売人（←ホメ言葉）は抜け目がないですねぇ。。
「もしよろしければ、少し歩いたところにある姉妹店を紹介するのでぜひ」とのプレゼンを受け、（当然ながら特に行く店も決まっていなかったので）ここは謝罪されついでに、気持ちよ良く（？）福炎やさんの言いなりになることにしたのでした(^^ゞ
その後、わざわざのお出迎えに先導されて移動をした私たち。
当然かどうかはさて置いて、手違いの経緯などは姉妹店である『萬家伍平』さんにしっかり伝わっていて、直接何の失敗もしていない伍平さんからも、とても丁寧にご対応頂きました。

例えばこの日は二人飲みだったにもかかわらず、ゆったりした個室に通して頂いたり…

（写真は最初のビールとお通しなので、個室とは直接の関係はありません(^_^;)）

滅多に手に入らないので常連さんにしか出せないという、『黒龍 しずく』をサービスして頂いたり…


しかしアレですね、さすがに黒龍四天王の一つ、『しずく』は洗練されていて美味しいですね。
同じ四天王の石田屋、二左衛門、八十八号に比べると入手しやすいとの噂もありますが、そもそもどれも良いお値段がしますし、手軽に入手するのが難しいお酒なので、その中での比較にあまり意味はないですから。。
特に、家で日本酒を飲む習慣がない（というより、飲むなら外で飲みたい）私のようなタイプはそうですね。
その意味では、アクシデント的に出会えたことはとてもラッキーだったと思います(^^)

黒龍はただのラッキーとして、料理も少し紹介しておきます。 まずはカプレーゼ。


うーむ。。このカプレーゼ、とっても美味かったっす。
チーズは滑らかでしたし、トマトは新鮮で甘みも充分。 カプレーゼはシンプルな料理だけに、素材の良さとバランスが全てですからね。
これなら日本酒でも焼酎でも、どんなお酒ともよく合うでしょう。

続いてはイカゲソ揚げ。


カプレーゼとは全然違う系統ですが、こういう居酒屋定番メニューが美味しいのも大事です。
伍平さんのイカゲソは、衣のこんがりした香ばしさとイカの程よい火の通り具合がとてもよく、完成度の高い料理になっていました。
味付けが少し濃いめなのも、イカゲソ的には好感ですね。

そして、何となく気になって頼んでみたベビーコーン。


いやぁ、ベビーコーンがこういう形で出てくるとは思いませんでした。
この形で出てくると、まさにトウモロコシの若いヤツという感じで、何故かテンションが上がります。

皮をむいてバターをつけて食べたのですが、そりゃ美味しいに決まっています(^^)


ベビーコーンが洋風だとすると、今が食べ頃、和風のタケノコ焼きも食べたいところです。


柔らかい穂先のみをそろえてくれたタケノコも、非常に食感が良くて満足しました。
やはり、ベビーコーンもタケノコも食感が命。
その食感を引き立てるためにも焼き加減は重要ですが、伍平さんはその辺がしっかりしていて、これなら他の料理もきっと美味しいでしょう！

だんだん気分が良くなってきたところではありますが、そうは言っても少人数で広い個室を長時間占領しては申し訳ない…
（そもそも伍平さんには何の責任もなかったわけですしね）
間違いなんて誰にでもあることですし、きちんと謝罪を受けたらあとは水に流して楽しめばいいんだよなぁ…
などと考えていたら、急に次の店に行きたくなってきました(^^ゞ

という事で、最後に鯛カマ塩焼きを頂いて、我々は気持ちよく次の店へと向かったのでした。


もともとは福炎やさんの予約の勘違いから始まったこの日の飲み。
でも、その後の対応次第で印象は変わるもので、何だか福炎やさんが勘違いしたことがかえってラッキーに思えてきて、福炎やさんにも伍平さんにも、また次の機会にお邪魔したいと思ってしまっています。
いつになるかはわかりませんが、その時はまた、その時の気分なりに楽しみたいと思います！


萬屋伍平
港区新橋2-3-7 新橋第二中ビルB1F
050-5890-7354