吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤは、先週同様、おもに坂路でハロン16~18秒ペースのキャンター2本を消化。週1~2回の速めを乗り込まれています。
◇佐藤マネージャーのコメント 「口向きに加えて息遣いなどにもだいぶ向上が見受けられるようになってきました。様々な点で着実に前進が窺える状況ですので、このまま13-13での強めの調教の本数を乗り込んでいくことにより、トレセン帰厩が可能な状態にまで整えていけるものと思われます」
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「このまま13-13を乗り込んでいくことで、トレセン帰厩が可能な状態に…」ということは、まだトレセンには入れないということですから、こちらも頭の中を切り替えた方が良さそうですね。ここまで課題解決に一つずつ、少しずつ取り組んできた流れを大事にするためにも、一旦、デビュー時期を云々するのは忘れたいと思います。
その上で、口向きや息遣いなどの向上が見られるのはとても良いことです。普通は多少練習したからと言って簡単にクセが治ったりしませんし、ヴィジャーヤには頭の良さ、地道に練習を続ける辛抱強さがあるのでしょう。
果たして次に池江先生のコメントが聞けるのはいつ頃になるか、焦らず騒がず気長に待ちたいと思います(^^)
【吉澤ステーブルWEST在厩のヴィジャーヤ:公式HP(2021/1/22更新分)より】
◇石川代表のコメント 「馬の気分を害さないように坂路での2本乗りは見合わせて、トラックを併用しながら調整中。今のところ特にゴネるような仕草を見せませんし、止まることなく自分からハミを取って駆けてくれています。火・土もしくは水・土曜の週2回は少し速めを。3F40秒程度も取り入れながら、さらに様子を窺っていきたいと思います」
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今のところ、「特にゴネるような仕草を見せませんし、自分からハミを取って駆けてくれる」とのこと。トレセンやテンコーでの出来事があるゆえ、様子を窺いながら慎重に進めていかざるを得ませんが、週一、二回の速めが始まっても普通にトレーニングができているのはかえって不思議な感じがしてしまいます。
いずれにしても、このままシュウジデイファームでやれるところまでやるしかなさそうです。矢作厩舎の2歳馬がシュウジデイから競馬場に入厩させてすぐにレースに使うパターンの応用編で…。
まずはこれから始まる3F40秒程度がどうなるか、引き続き状況を見守りたいと思います。
高木競走馬育成牧場在厩のカナロアガールは、引き続き周回コーでてダク1800m、ハロン18~20秒ペースのキャンター3000mを消化。週2回の3~4F15-15を乗り込まれています。
◇高木場長のコメント 「(火曜、金曜以外の)普段の行きっぷりからして変わってきたように馬の気配が良く、状態は日に日に上向いています。気持ちも乗ってきましたし、馬体重は509kgに。やはり馬自身で調節を始めているところもあるのではないでしょうか。この調子で帰厩に向けての準備を進めていきたいです」
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高木場長のコメントを見る限り、もうすぐにでも入厩できそうな雰囲気です。先週の近況時にも『そろそろ田村先生からお声がかかるタイミングだと思う』と書きましたが、今週末からは東京開催が始まりますし、ノンビリしているとまた中山に戻ってしまいますので…。馬房の都合など厩舎の事情もあるでしょうが、せっかくの上昇ムードを逃したくないのも正直なところです。
次走目標もまだハッキリしていませんし、なんとか『早く帰厩するぞアピール』をしてみたいです(^^;)
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴは、周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン18~20秒ペースのキャンター2本を乗られています。
◇伊藤マネージャーのコメント 「7歳を迎えても基本やんちゃな面は変わりませんが、以前よりも状況をわきまえてくれますし、やるべきことを理解してくれるようになってきました。今週の感触から疲れは抜けてきましたし、適度に落ち着きもありいい感じです。週末から来週にかけて少しずつペースを上げていきましょう」
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「基本的にはヤンチャでもやるべきことをキチンとできる」とのことですが、クレッシェンドラヴも相当にいい歳になりましたからね。そのぐらいの分別はしてもらわないと困ります(^^ゞ
状態面に関しては、疲れが抜けて適度な落ち着きがあるとのことですから、今後のペースアップも順調に進んでいくと思います。前走有馬記念での頑張りを見ても、まだ年齢的な衰えを感じないのは確かですし、今年も要所要所で記憶に残るレースを見せてくれることでしょう!
【2020/12/27中山11R 有馬記念(G1)でのクレッシェンドラヴ:公式HPより】