グランソヴァールが豊明ステークスに登録されました。
登録馬は25頭と多いですが、元々このレースに出走希望馬が多くなるのは陣営も承知のうえでしたし、ここは何とか抽選を突破して欲しいと思います。
ザッと見たところでは、それなりに強そうな馬が揃ったうえにこちらは休み明けで久々の芝。。加えて昨年後半からのスランプを脱しているかどうかについては手探りの段階です。当然ながら楽なレースにはならないでしょうが、それだけに、今後を占う意味でも出走は果たしておきたいところです!
**2021/1/23中京11R 豊明ステークス(3勝C/ハンデ/芝1400m)登録馬**
昨年8月に中央の競走馬登録を抹消、中央再登録資格を取得するため大井・高野毅厩舎に転籍したプライムラインでしたが、翌9月には休養先の矢沼ステーブルでの左前肢の検査において、種子骨近位部贅骨の一部に剥離箇所が認められるという事態になり、その後約2ヶ月は舎飼いによる管理となっていました。
全くツイていない的な話はさて置いて、11月後半からはようやく乗り運動を開始、年明けの近況では2月中旬からの多い開催をめざすとのアナウンスもありました。
軽度の剥離骨折というアクシデントにより、当初めざしていた2020年中に2勝をして中央・矢作厩舎に復帰する作戦は白紙となり、2021年中に3勝して中央再登録をめざすことになりましたが、2ヶ月の舎飼いのみで運動がはじめられたこと、2月に大井で初戦を迎えられそうなのは不幸中の幸いで、これまで散々苦労をしてきた分も含めて何とか順調に進んで欲しいと思いっています。
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◇最新近況(2021/1/8更新) 矢沼ステーブル在厩。おもにダート周回コースでダク1200m、普通キャンター3000~3600mを乗り込まれています。
◇高野調教師のコメント(2021/1/8) 「7日に確認に行ってきました。健康状態に異常はなく、もう脚元も問題なさそうですので、9日から時計を出していきたいと思います。長期の休み明けになりますが、仕上がりの早いタイプと聞いていますので、緒戦から勝負する気持ちで進めていきたいところ。2月中旬からの大井開催をめざしましょう」
【2020/817 盛岡 エメラルド賞でのプライムライン:公式HPより】
ちなみにですが、もしも目論見通りに大井で3勝し中央再登録が果たせたとして、その後について多少なりともプラス要素になる競馬が今日の小倉2R(1勝C/ダ1000m)で見られました。
このレースを勝ったクーファピーカブーは2018年11月に東京でデビュー、2019年8月一杯までに10戦したものの未勝利に終わりました。未勝利戦で2着4回、3着2回とあと一歩で勝ち上がれる能力を示していたこともあり、その後は地方・園田に移籍、20年4月から7戦して9月に3勝目をあげ、再び中央に登録されたというなかなかの苦労人(馬)タイプです。
今日の小倉2Rは20年11月29日の阪神9R(1勝C/ダ1400m・9着)に続く中央再登録2戦目でしたが、距離を1400から1000mに短縮した効果もあり、ハイペースを先行して危なげなく抜け出す見事な勝利。。園田で3勝して戻ってきた甲斐がある内容だったと思います。
プライムラインが挑戦するのは園田より明らかに高レベルな南関なので3勝するのも楽ではないですが、中央1勝Cでモタつかないためには泣きごとなど言っていられません。そもそも復帰後に2勝3勝とのし上がって欲しいレベルの馬ですから、南関のメンバー相手であっても格の違いを見せつけて欲しいと思います!
**2021/1/17小倉2R 4歳上1勝C(ダ1000m)・良**
広尾TC募集馬で現在出資が可能なのは19年産馬のレフィナーダ'19(出資済)、ソヴールトウショウ'19、20年産馬のウインアルエット'20、アスカビレン'20(出資済)、キョウエイカルラ'20(出資済)、ミンティエアー'20、プシュケ'20、以上の6頭になっています。
ここ数週間の動きとしては、矢作厩舎のキョウエイカルラ'20がジワジワと残口数を減らしている(1/15時点で残147口)のが目立つ程度で、ソヴールトウショウ'19、ウインアルエット'20、ミンティエアー'20、プシュケ'20については、依然として『募集中』表記のままといった状況です。
その中には私が出資候補として考えている馬もいるのですが、現時点で一番気になっている馬は?と聞かれると、やはりウインアルエット'20ということになるでしょうか。
ウインアルエット'20
◇牝当歳 鹿毛 2020.02.03生 浦河産(桑田牧場)
◇父ルーラーシップ 母ウインアルエット (母父ダンスインザダーク)
◇栗東・松永幹夫厩舎
◇募集総額 3,000万円 / 2000口
◇最新近況(2021/1/15更新):パカパカファーム厚賀分場在厩。寒さが一段と増しましたが、体調を崩すことなく昼夜放牧が続けられています。
◇山田担当のコメント:「馬房内にいる時は早く放牧に出たいらしく、削蹄時には3肢目までは平常心なのに、4肢目になるともうスイッチが入った状態に。放牧地に戻す際には、競走馬が本馬場入りする時のような気合いの入りようです。厳しい寒さにさらされる放牧地よりも厩舎のほうが落ち着くと思うのですが、そうじゃないみたいですね。相変わらずマイペースで最後まで寝ていると、仲の良い他馬から前肢で突かれ、仕方なく起きていました。あまり自分の意思を曲げるようなタイプの馬ではないと思っていましたが、友達の存在というのは本当に大きいものです。当初はまだ幼さが残る仔馬でしたが、年が明けて1歳になり、見違えるほど成長しています」
◇最新動画&写真(2021/1/4更新)
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本馬は屈腱炎で無念の引退をしたエピファレーヌ(父エピファネイア)の半妹ですから、『姉で果たせなかった夢をこの馬で』的な売れ行きの良さがあると思っていたのですが、募集当初に『厩舎未定』だったこと、父がルーラーシップになって値上がりしたこと、同じ当歳でも一頭だけ早い時期の募集だったことなどが影響したのでしょうか、今でも『募集中』のままになっています。
ただ、(あくまで私の好みですが)馬のデキに関しては全然良いと思います。
2月初旬生まれであることを差し引いても馬格は充分にありそうですし、バランス良く成長している様子も伝わってきます。エピファレーヌはデビュー時504kgで見栄えのする良い馬でしたが、将来は姉に劣らぬグッドルッキングホースになってくれるのではないでしょうか。
個人的な事情を言えば、20年産馬についてはアスカビレン'20、キョウエイカルラ'20と牝馬2頭に出資をしており、『出来ればこのあとは牡馬に出資を』と考えていますので、ウインアルエット'20に行くとしても、本募集(7月末?)にラインアップされる牡馬との比較をしたあとに判断したいと思っています。
そういう事なので、理由はどうあれこの馬が『募集中』で残っているのは有難い限り。。あまり売れ残りを喜んではいけませんが、じっくり成長の様子をチェックできる点からも、このまま残口に余裕のある状態で本募集の時期がきて欲しいと思っています(^^ゞ