**2022/5/15東京8R(2勝C/芝1600m)13:55発走**
◎ アップストリーム
○ シャンブル
▲ カイザーノヴァ
△ オメガロマンス
△ ココリホウオウ
△ レーヴドゥラブレリ
カイザーノヴァは5枠5番になりました。9頭立てに落ち着いた競馬なので枠はどこでもOK、そこそこのスタートを切ってもらえれば、真ん中5番枠に特に文句はありません。
客観的に(カイザーノヴァが出ていない前提で)このレースの顔触れを眺めると、1勝クラスを勝ったばかりの馬がオメガロマンス、ココリホウオウ、レーヴドゥラブレリと3頭います。いずれもソコソコ人気になりそうですが、前走現級で上位入線だったアップストリーム(3着)、シャンブル(4着)もいますので、おそらくこの5頭の争いになるのでしょう。
そして問題のカイザーノヴァですが、前々走のようなバラバラの走りになるなら今回も難しい…。でも前走で僅かながらに復調の兆しが見えたこと、その後もフォーム改善やトモの強化を地道に続け、最終追い切りで内田騎手から「頭が高くならず落ち着いて走ることができていた」とのコメントがもらえたこと、総合的に良い仕上がりにあることが実戦につながるとしたら、人気に関わらず直線で突き抜けてもおかしくないと思うんですよね。
もちろん、そんなに上手くいかないことの方が多いとは思うのですが、可能性として『ない』と言えない以上、私としてはカイザーノヴァの復調、大きな前進を願って応援したいと思います。
そのためにも、まずはスタートで失敗をしないこと。前半はあまり無理せずリズム重視、しっかり折り合って脚を溜めるイメージで。。それほどペースが上がりそうもないメンバー構成なので、4角手前から早めに勢いをつけて直線に入りたいところです。あとは最後まで、練習した良いフォームで走り切れるように、内田騎手のサポートにも期待したいです。
2023年・2024年2歳馬募集スケジュールについて:2023年・2024年2歳馬募集を対象とした「Hiroo no REIWA」の募集馬ラインアップおよび、募集スケジュール等をお知らせいたします。
◆募集馬プロフィール◆
〇2023年2歳募集馬
☆半兄は京王杯2歳S(G2)勝ち馬 キングエルメス
ステラリード'21 牡馬
父 レイデオロ 母の父 スペシャルウィーク
☆半兄はドバイターフ(UAEG1)覇者 パンサラッサ
ミスペンバリー'21 牡馬
父 キズナ 母の父 Montjeu
☆祖母はセントレジャー(独G3)2着 タイドスプリング
セイリングホーム'21 牡馬
父 シュヴァルグラン 母の父 Shamardal
☆おじに重賞2勝馬 クレッシェンドラヴ
パーフェクトラヴ'21 牡馬
父 サトノクラウン 母の父 オルフェーヴル
☆半姉は中央3勝馬、ミトノレインボー
ラズベリータイム'21 牝馬
父 ダンカーク 母の父 フジキセキ
〇2024年2歳募集馬
☆母は当倶楽部所属馬 最初で最後の産駒
キャッツアイ'22 牝馬
父 タワーオブロンドン 母の父 スピルバーグ
◆募集馬リーフレット・申込ガイドの発送 5月27日(金) 会員の皆様より順次発送
◆オフィシャルサイトにおける詳細(管理予定調教師、募集価格、立ち写真等)の発表
5月27日(金)夕方 全容公開予定
◆申込受付 <先着順による受付>
6月10日(金)より<先着順>受付開始
インターネット・・・・6月10日(金)午前11時~
電話・・・・・・・・・6月10日(金)午前11時~
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2022年通常募集のラインアップが先行告知されました!
今年の21年産通常募集は木村秀則牧場産馬のみで、ステラリード’21、ミスペンバリー’21、パーフェクトラヴ’21、ラズベリータイム’21というお馴染み繁殖牝馬の産駒に、母英国産馬のセイリングホーム’21を加えた合計5頭。22年産馬は富菜牧場産のキャッツアイ’22がラインアップ入りをして合計6頭という顔触れです。
また、ルックオブラヴ’21などは今回ラインアップ入りしませんでしたが、今後の状況次第で秋の追加募集に回る可能性もありますので、最終的にどうなるかはまだ何とも言えません。
**広尾TC関連の主な木村秀則牧場生産馬**
*太字太枠は出資馬、太字下線は15周年記念募集馬、★印は今回募集馬
ちなみに木村秀則牧場産馬でも、セイリングホーム産駒は(21年産が初仔なので当然ながら)初めてのラインアップ入り。初年度産駒がシュヴァルグランで2年目がスワーヴリチャードと聞くと、つい大魔神のお顔が思い浮かんでしまいますが、どういう経緯でセイリングホームが導入されたのか、配合相手がどう選ばれたのかなどは知る由もありません。
ただ、セイリングホームはStormCat系Shamardal×Monsunで血統的には面白いと思いますし、外部からのラインアップ入りがなかっただけに、今回募集のサプライズネタはセイリングホーム’21が一手に引き受けることになりそうです。(と言いますか、一番のサプライズは募集開始時期が一ヶ月ほど前倒しになったこと。何故そうなったかは???ですけれど(^^;))
**広尾TC 2021/2022年産募集馬ラインアップ**(太字太枠は出資済・残口は5/13時点)
ということで、まずは5/27の全容公開までは大人しくしていようと思います。
顔触れを見る限りでは、どうしてもステラリード’21とミスペンバリー’21が注目を集めてしまうと思いますが、お値段、厩舎次第で印象も変わるでしょうし、だとすれば現時点でアレコレ考えても仕方がないですからね(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のテラステラは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40~43秒を上限として乗り込まれています。4月下旬の馬体重は482kgです。
◇石川代表のコメント 「併せ馬の外につけてもしっかりと動けましたので、もう一段ピッチを上げて、今週は1本目に15-15、2本目に40秒を少し切るくらいで登坂。タイムを詰めても反動がくる様子はなく、本数を重ねるごとに着実に良化が進んでいる印象です。ここにきて走りに力強さが出てきましたね」
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すでに前回近況(4/29)で石川代表から「無理はしませんが比較的早めの始動にも対応できるように」とのコメントが出ていましたが、その後も順調に速めを継続し、さらには併せ馬の外につけたり2本目に40秒を切ったりと、より実戦的なトレーニング、早期デビューを意識した内容にシフトしているように思います。
「タイムを詰めても反動がなく、走りに力強さが出てきた」との評価をもらえたのも良い傾向で、やはり、北海道で新馬勝ちを決めた2頭の兄に(同じ時期の評価において)劣っている印象は全くありません。
いや、そうは言っても新馬勝ちというのは簡単なことではなく、ましてや夏デビュー組はやってみなければ分からないことがたくさんありますから、これからのトレーニングでも気を抜くことなく、さらに完成度を高めて欲しいと思います。。と、すっかり夏デビューを既定路線と考えてしまっていますが、今の感じなら大丈夫ですよね(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のトリフィスは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F40~43秒を上限として乗り込まれています。4月下旬の馬体重は443kgです。
◇石川代表のコメント 「中間に40秒台で登坂した際もそこまで戸惑う感じはなかったですし、43秒程度の調教では余力のある走りを見せてくれました。速めの本数を重ねていく中で、順調に良くなりつつありますね。立ち方によっては頭が高く見えるのかもしれませんが、走っている時は気になりません」
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5月の遅生まれもあり、あえて馴致やトレーニングの始動を遅らせた経緯を踏まえると、ノンストップで3F40秒台まで進めたこと、43秒程度ではあまり負荷がかからないほど余裕があることは、なかなか大したものだと思います。
石川代表も「速めの本数を重ねていく中で順調に良くなりつつある」と満足そうなコメントですし、どうやら当初考えていた『何とか年内にデビューできるかどうか…』といったスケジュール感は修正しておいた方が良さそうです。
もちろん、母キョウエイカルラの成長曲線を考えれば早いデビューに拘る必要はありませんし、馬体の成長、完成度にあわせて適切な時期を判断頂ければOKなのですが、これだけペースアップが順調だと、またまた余計なスケベ根性が頭をもたげてきそうです。テラステラほどではないにしろ、本馬も夏後半から秋前半にはデビューできるかもしれません(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のメリタテスは、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F41~43秒を上限として乗り込まれています。4月下旬の馬体重は437kgです。
◇石川代表のコメント 「この中間は坂路の2本目に41秒台を交えて。これから本数を重ねていく中での良化ぶりを窺っていきたいですね。飼葉喰いに関しては、いつも最後まで食べてくれるものの、今以上に食欲があってもいいのかなと。食べて鍛えてのサイクルがうまく回り始めれば、もっと身体に幅やボリューム感が出てくるものと思われます」
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前回近況で3F42~43秒をこなしたあとも、さらに41秒台を交えつつ速めを継続しているようです。ボンドオブラヴなどは、いったんスピード調教に見切りをつけて体力強化&成長促進路線に転換しましたが、メリタテスについては、このままスピード強化メニューを継続すべきかどうかを「これから本数を重ねていく中で」見極めることになりそうです。
そんな中、馬体重が437kgと相変わらずあまり増えないのが課題ですよねぇ…
石川代表は「食べて鍛えてのサイクルがうまく回り始めれば」と仰っていますし、今は速めを継続して減らないだけでも良いのかもしれませんが、矢作厩舎は身体が強くて気持ちがタフであればたくさん使ってくれる厩舎ですからね。その良さを最大限に生かすためにも、ベースとなる馬体はある程度以上に増えて欲しいところです。
現時点で馬体重を過度に心配するのもアレですが、夏までには450kgを超えて欲しい…とは思います(^^ゞ
シュウジデイファーム在厩のボンドオブラヴは、引き続き、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター2本を消化。週1回、坂路で3F42~43秒を上限として乗り込まれています。4月下旬の馬体重は483kgです。
◇石川代表のコメント 「その後も速めを織り交ぜて進めてみましたが、やはりまだ動きが受動的ですね。よって今週からは時計よりも距離や時間を長めにとって地力強化のメニューを中心に乗り込んでいます。さらに体力を付けながら、これからの成長を促し、待ってあげたいと思います」
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同じ矢作厩舎シュウジデイファーム組の中でもテラステラ、トリフィスは3F40秒を切るところまで進んでいますので、ここにきて速めのペース、走りの評価に少しずつ差が出てきてしまいました。
もっとも、当初から早めの始動が見込まれていたテラステラなどと違い、本馬は募集開始時から晩成タイプが織り込み済みでしたので、「さらに体力を付けながら成長を促し…」となるのも想定内ではありました。ただしBTCでの速めが始まって以降、一貫して『前向きさ』が不足している印象なので、それが気性面の課題によるものでなければ良いなぁ…とは思います。
いずれにしても、馬体重483kgが示す通り、身体をそれなりにできつつありますので、長め中心の体力強化メニューをしっかりこなし、夏場に向けて気力体力の底上げを果たして欲しいです。デビュー時期を云々するのはそれからの話でしょうから、引き続き、何とか年内に…ぐらいの感覚で見守りたいと思います。