ディメンシオン’23に続く2頭目の注目馬はステラリード’23です。
実は、全容公開前には別に注目馬がいたのですが、写真と動画を見てちょっと気が変わってしまいました。そのあたりについては後ほど触れますが、まあ、今まで散々お世話になってきたステラリードの産駒ですしね!
ステラリード’23
まだまだ続く賢母の成功譚、希望の明星が世代をリードする。
◇牡1歳 栗毛 2023.01.20生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:レイデオロ 母:ステラリード (母の父:スペシャルウィーク)
◇栗東・高柳大輔厩舎予定
◇販売総額 5,100万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:活躍馬を輩出し続ける重賞ウイナーの母から、また一頭、雰囲気を持った期待の産駒が登場。筋肉質でボリューム感に優れたバランスの良いミドルサイズの好馬体は、さながら重戦車のようなパワーに満ちており、それでいて頭の高さは気にならず、適度な柔らかみもあって放牧地での動きも良好。気の強さはあっても人に反抗する様子はなく、敏感すぎる面がないのも好都合と言えるだろう。イメージはマイル前後の洋芝やダート。この時期にしては成長の進度も順調かつ早いため、母や兄たち同様に2歳夏デビューからの快進撃を狙っていきたい。
◇募集時写真(2024/7/12:様似木村牧場)
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冒頭でも少し触れましたが、私は母ステラリードとその産駒たちに多くの出資をしてきましたし、今回新規募集となる23年産にも注目をしていました。が、この世代にはステラリードの半妹レトロクラシックにも父レイデオロの牡馬(血統的には7/8同血)がいて、気分的にはどちらかイイ方に出資をしようかな?などと考えていたんです。
ところがですね、ステラリード’23の写真・動画を見たところ、『あらあら、ステラリードがまた良い仔を生んだんだなぁ… これはキングエルメスの上に行くかもしれないなぁ…』とピンと感じてしまいまして(^^ゞ 具体的には『募集のPOINT!』にあるとおり、「筋肉質でボリューム感に優れたバランスの良い好馬体」だと思ってしまったというワケです。
ご承知の通り、父レイデオロのステラリード産駒としては、現3歳未勝利のアスロスがいます。アスロスは骨折による長期休養が災いし、一昨日の未勝利戦でも結果を出せずに苦労をしているわけですが、その全弟であっても良い馬は良い!ですからね。
ちなみにお値段の話をすると、全兄アスロスの7,200万円に対して本馬は5,100万円。この2,100万円差をひと言で説明するのは難しいでしょうが、あえて私見を申し上げると、少なくとも馬のデキの差ではないと思います。
血統面に関しては、特に父レイデオロの評価について、竹内さんの血統診断に面白いことが書いてありました。曰く、「初年度産駒は前倒しで使うことが多く、夏のマイル戦や短距離戦で苦戦を強いられ、その影響が足枷となって、レイデオロ産駒は期待より走らないというイメージが流布された」と。もともと晩成傾向があり、長距離適性の馬を前倒しで(短い距離に)使ったために、リズムを崩した産駒が多かったのでは?との説にはある程度以上の説得力を感じます。
さらには「傾向を掴めれば育て方や使い方も変わって来る、レイデオロ産駒が巻き返す可能性は高い」とも書かれていて、是非そうであって欲しいと期待します。(アスロスの現状については、まあ、怪我の影響なので仕方がないですね(^^;))
いずれにしても、ステラリード’23はバランスが良くて胴回りがしっかりしていて、肩回り、お尻からトモ、ヨロにかけてもイイ筋肉がついていくだろうなと思えます。正直、歩きのイメージはキングエルメスに分があるかな?とは思うものの、距離は1400、1600のキングエルメスより持ちそうな雰囲気ですし、かなり面白いんじゃないかと考えています。
ステラリード’23
本馬とレトロクラシック’23との関係は先ほど書きましたが、レトロクラシック’23が今回ラインアップアされなかったことで、両者を比較して云々という作戦は取れなくなりました。(さすがに、現時点では募集されるかどうかわからない、レトロクラシック’23が出てくるまで待つ…という作戦には無理があるでしょう)
では、一体、私はどうすれば良いのか…。いや、そんなの勝手にしてくれよ!という話だと思いますが(^^ゞ
とにかく本馬はエレガンシアと同じ高柳大輔厩舎になりましたし、だとすると、例えば育成はステラリード産駒を良く知るシュウジデイファームになるはずで、そういうところも安心ポイントになると思うんですよね。
ということで、まだはっきりと宣言を出すまでには至りませんが、ここまで一緒に苦労してきた(気がする)ステラリードの産駒ですし、『レトロクラシックのことは出てきた時に考える』でイイんじゃないかと思い始めています(^^)
バスラットレオンは、14日(日)にチャンピオンヒルズへ放牧に出ています。
◇荒木助手のコメント 「まだ患部に若干の圧痛は残っていますが、感染症にもならず、消炎剤、抗生剤を切っても落ち着いてきましたので、獣医師より、『もう放牧に出しても構わない』旨の診断をもらうことができました」
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心配された蹄球の傷は、どうやら落ち着きつつあるようですね。
まだ圧痛があるとは言え、獣医さんから放牧OKの見解が出たのであれば、あえてトレセンにいる意味もありませんので、住み慣れたチャンピオンヒルズでしっかりリフレッシュして欲しいと思います。
競馬のこと、今後のことは、ゆっくり休んで完全に怪我が治ってからで良いでしょう。
それまでは私もあまり余計なことを考えず、静かに見守りたいと思いますm(_ _)m
【2024/7/7小倉 プロキオンステークス(ダ1700m)でのバスラットレオン:公式HPより】
29日の募集開始までには時間がありますが、現状までの公開情報により既に気になっている馬、注目している馬が何頭かいますので、勝手にピックアップのうえ感想などを書いてみたいと思います。
その一頭目はこの馬、以前から全然隠していないのでバレバレだと思いますが、ディメンシオン’23です!
ディメンシオン’23
世界王者パンサラッサの姪、優秀な母に念願の重賞タイトルを贈る。
◇牝1歳 鹿毛 2023.01.30生 新ひだか産(木村秀則牧場)
◇父:エピファネイア 母:ディメンシオン (母の父:ディープインパクト)
◇栗東・矢作芳人厩舎予定
◇販売総額 6,600万円 / 総口数 3000口
◇プラスビタールスピード遺伝子:TT型
◇Point!:海外G1を2勝したパンサラッサの姉にあたり、自身も重賞戦線で活躍を続けた母。その期待の2番仔は美しくバランスに優れた抜群のプロポーションを誇っており、馬体の雰囲気やサイズ感などは母の父ディープインパクトの特徴を強く示している。広大な放牧地を大きく使って駆け回るその姿からは運動能力の高さが窺い知れ、気性的にも調教はしやすそう。実馬の印象、そして血統背景からもマイル~中距離で遺憾なく力を発揮してくれそうだ。チーム・パンサラッサが歩む新たなストーリーは日本の頂か世界の舞台か。楽しみは尽きない。
◇募集時写真(2024/7/12:パカパカファーム厚賀分場)
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今回新規募集となる9頭のうち、注目馬の一番手は何と言ってもこの馬でしょう。母ディメンシオンが現役時代に活躍したこと、繁殖牝馬を引退したミスペンバリーの後継として期待を集めていること、父ロードカナロアの半兄コンタンゴが藤原厩舎で高評価を受けていること、等々様々な要素が後押しになって、募集前から『即日満口』は確実な情勢です。(多分(^^ゞ)
昨年の募集馬見学会で生産者の木村さんとお話した時も、本馬に対する木村さんの大きな期待が伝わってきましたし、その熱量は半兄コンタンゴより上かな?と感じられるほどでしたから、無事に成長し、シュウジデイファーム、チャンピオンヒルズ、そして矢作厩舎でバッチリ鍛えられていけば、2歳戦デビューから牝馬クラシック路線に乗っていっても全然不思議はないでしょう。
血統面に関して言うと、ミスペンバリーの系統で遺伝子型がTTなので、決して早熟ではないとは思うものの、エピファネイア産駒は早くから動ける馬も少なくないですし、ましてや本馬は1/30の早生まれ。。このアドバンテージをうまくいかせれば、意外に早い時期から活躍してくれるかもしれません。ちなみに遺伝子型TTは、母のディメンシオンもそうでしたし、あまり気にしなくてイイのかなと。ディメンシオンは燃える気性ゆえに、競争生活後半は距離を短くして結果を出していましたが、本来、この血統なら中距離路線での活躍を期待したいところです。
ちなみに毎度お馴染み竹内さんの血統診断では、父エピファネイアについては『クラシック狙い、大モノ狙いならキズナよりエピファネイア』、本馬については『オークスを狙っていける、底力を有した配合』となっていて、(そんなに簡単じゃないのは当然ですが(^^ゞ)配合のスケールの大きさ、質の高さについて太鼓判を押してくれています。
ディメンシオン’23
私の場合、もともとはディメンシオンにエピファネイアが配合されたと知った時、つまり生まれる前から本馬に出資をしようと考えていたほどなので、余程のことがなければ募集開始と同時に出資ボタンを押す予定です。
あ、もちろん、写真や動画もチェックしましたが、バランスの良いしっかりした身体つきは、どことなく母ディメンシオンの若い頃を思い出させます。現状では中距離からマイル寄りの体型?との印象も受けますが、これから成長とともに胴に伸びが出てくれば、そして母より落ち着いて競馬をしてくれれば(^^;)、エピファネイア×ディープインパクト、サンデーサイレンス4×3、Sadler's Wells4×4の額面通り、中距離以上の舞台で結果を出すのも夢ではないでしょう!
ということで、本馬に関しては単なる注目馬、気になる馬以上の位置付けです。
この馬を矢作先生がどう育てていくかも楽しみですし、ここはマイレージグレードG1の特権をフルに生かして速攻出資をさせて頂きます。いやホント、この馬に関してはお値段関係ナシ、測尺関係ナシ、ついでに結果も関係ナシですから(^^)
一昨日、昨日の競馬はいろいろな事があり過ぎました。
まずは土曜函館の1レースを予定していたブルータスがまさかの当日出走取消に。原因が落鉄、釘踏みによる左前跛行とのことなので、治ってしまえば大したことにはならないでしょうが…。前週のプロキオンSではバスラットレオンが落鉄起因の怪我をしていますし、このところ落鉄に粘着されているのが気持ち悪いです。
勝って勢いをつけてくれるはずのブルータスが取り消したことでリズムが狂ったのか、土曜函館5レースに出走したアスロスが(結果論的に)やや消極的な競馬になってしまって6着敗退。さらに日曜函館5レースでは、初戦から好勝負を期待されたアスゴッドが全く力を出させてもらえず5着に終わるという、不完全燃焼のレースが続いてしまいました。
まあ、中一週でリベンジの機会があるアスゴッドは良いとして、権利をわずかに逃したアスロスはこのあとが問題。。レース条件を選べるかどうかはかなり微妙な情勢でしょうし、与えられたチャンスを何とかモノにして欲しいと祈るのみです。
やや嫌な流れが続く中、頑張ってくれたのが小柄な牝馬のメリタテスでした。ゲートで躓いて中団後方に控えざるを得ないという想定外が起きたにもかかわらず、3角から一気にマクってあと僅かの3着まで追い込んでくれました。ただ、レース後の歩様がひと息との話が出ていましたので、それがとても心配で。。今まで本当にタフに走ってくれていましたが、昨日は428kgまで減ってのレースになっていましたし、ここらでまとまった休みを取ってもらっても全然OKです。
そんな中、最後に小倉最終レースに登場したジーベックは、昇級初戦に全く動じる素振りを見せず、堂々とした正攻法の競馬で2着を確保。坂井騎手、矢作先生からお褒めの言葉をもらうことができました。まあ、ジーベックはデビュー前に面倒な怪我を経験し、結果的にまだ3戦しかできていませんが、めざすところはまだまだ先にある馬ですからね。1勝クラスの2着程度に満足するわけにはいきませんが、この調子で焦らずあわてず、着実に力をつけていって欲しいです。
その意味では、ジーベックには次の新潟又は中京開催でさらにパフォーマンスを上げて欲しいなと。昨日のレースは、そういうことがサラッとできてしまうタイプなんじゃないか?と思わせてくれたレースでしたしね!
そして、今週出走を予定しているのはTVh賞に登録しているプライムライン1頭です。
登録馬の状況を見ると出走できるのは間違いなさそうですから、しっかり準備をして当日を迎えて欲しいです。ちなみに前走UHB賞では着順こそ13着でしたが、大外枠からずっと外を回らされて0.6秒しか負けていませんし、初の1200m戦を経験した慣れもあるでしょうから、枠順や展開次第で一発逆転があってもおかしくないと思います。
ということで、来週になるとエレガンシアのデビュー戦、アスゴッドのやり直しのデビュー戦が待っていますし、7月はまだまだ賑やかな週末が続きます。29日は新規募集馬の出資申込み解禁日でもありますし、できればそれまでに一つでも二つでも勝っておきたい… というのがクラブの気持ちでしょうから、現役各馬には是非その流れに乗っかって欲しいです(^^ゞ
**出資馬の状況**
**2024年総合成績**