シュウジデイファーム在厩のエレガンシアは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。先週末より、速めを開始しています。
◇岸本担当のコメント 「この血統にしてはそこまでテンションが高くなるような馬ではありませんからね。それがメリットでもあり、デメリットにもなりかねないといったところでしょうか。まだ結果こそ伴いませんでしたが、普段の様子などを見ていますと、競馬までを経験してきたことによって少し子供っぽさが抜けてきたようにも思います」
-----
岸本さんは「競馬までを経験してきたことによって少し子供っぽさが抜けてきた」と仰っていますが、写真を他の馬と見比べるといかにも幼いと言いますか、まだまだこれからの馬だ…という印象が強いです。
現状、やや小柄で線が細いこともありますが、逆に言えば、これからグンと変わる可能性がありそうで、そのあたりをうまく引き出しつつ鍛えて頂ければと思います。(と口で言うのは簡単ですが(^^;))
いずれにしても、前走デビュー戦での大敗は私の中ではなかったことになっていますので、慌てず焦らずなんも気にせず、じっくり態勢を立て直して頂きたいですし、次こそは期待通りのパフォーマンスを見せて欲しいと思います。
【2024/7/28札幌5R 2歳新馬(芝1800m)でのエレガンシア:公式HPより】
シュウジデイファーム在厩のアスゴッドは、現在は、おもにBTCの坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化しています。
◇岸本担当のコメント 「これからペースを上げた際にどういったリアクションを見せるかですが、ひとまずソエのほうは落ち着いている状態です。元々どっしりと構えているような馬でしたので、レースを経験してきたことにより、いい意味で少しピリッとしたようにも思います」
-----
普通にキャンターが乗れているようですし、ソエの状態が落ち着きつつあるのは良かったです。レースを2戦経験して気合も入ったようですし、とにかくソエを乗り越えて、万全の状態で戻ってきて欲しいと思います。
まあ、この馬もブルータスと同じで『いつ勝ってもおかしくない』だけの素質・実力はありますからね。全然焦る必要はありませんから、少し涼しくなってから栗東近郊に移動させる…ぐらいの感じでOKじゃないかと思います(^^)
【2024/7/27札幌1R 2歳未勝利(芝1800m)でのアスゴッド:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のバスラットレオンは、おもに周回コースで軽いキャンター1000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗られています。
◇小泉厩舎長のコメント 「順調にペースアップできており、この中間から半マイル58秒程度も織り交ぜて。段々と手綱を抑えるのが大変になってきたあたり、本来のバスラットレオンが戻ってきているのではないでしょうか。ひとまず流れとしては良い方向に転じていると言えるでしょう」
-----
小泉厩舎長に「段々と手綱を抑えるのが大変になってきたあたり、本来のバスラットレオンが戻ってきている…」と言われると、何だかその気になってしまいますが、正直、そんなに簡単な話かどうかは分からない…。いや、流れが良い方向に変わりつつあるのは確かだと思いますので、季節の変化とともにさらに状態が上がって欲しいと思います。
バスラットレオンは海外を含めて重賞3勝、本当に素晴らしい能力を持った馬ですからね。細かい変化はチャンピオンヒルズや厩舎の皆さんにしか分からないと思いますので、引き続き、完全復活に向けたサポートをお願いしたいです。
今のところ復帰に向けたスケジュール・作戦は聞こえてきませんが、全然慌てる必要はありませんから、まずは小泉厩舎長が太鼓判を押せる状態に戻って欲しいと思いますm(_ _)m
【2024/6/19浦和 さきたま杯(Jpn1/ダ1400m)でのバスラットレオン:公式HPより】
チャンピオンヒルズ在厩のマジックブルーは、先週同様、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「半マイル57秒台を織り交ぜての調整。暑いなかではあるものの、適度にアクセントをつけた調教メニューで乗り込んでいます。本馬に限ったことではありませんが、調教時などは汗が泡になってふき出していますからね。夏バテの兆候は感じられないものの、体調管理には細心の注意を払っているところです」
-----
この暑い中、半マイル57秒台を(汗をかきかき)継続できているのは大したものですし、このひと夏は、とても良い成長促進&トレーニング期間になったのではないでしょうか。
こうなると、ついつい早くレースを見たくなってしまいますが、どうやら今年も残暑が厳しいようですし、せっかくここまでの良い流れをブチっと切るのもイヤですからね。そこは荒川先生に冷静に見極めて頂ければと思いますm(_ _)m
それにしても、この酷暑と急な雷雨の繰り返し(&時々台風)、何とかならんものですかね(^^;)
チャンピオンヒルズ在厩のトリフィスは、引き続き、おもに周回コースで軽いキャンター1000~2000m、坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「半マイル58秒台を織り交ぜて。爪は一進一退といった様子で大きな変化までは見られませんが、22日にまた装蹄し直す予定ですので、そこで装蹄師とも改めて意見交換をおこない、どういった方策を取っていくべきか決めていきたいと思います」
-----
蹄は急激に良くなったりしない部分なので、「爪は一進一退といった様子」なのはある意味想定内です。でも、期待された新しい装蹄の効果が持続しないと言いますか、様々な対策がうまくフィットしていないのは気になります。
そのあたりは装蹄師さんとの相談も含めて考えて頂くしかないわけですが、トリフィスは普通に走らせることさえできればいつでも勝つ力がある馬だけに、この展開はもどかしい限りです。
このあと、装蹄方法や何やらで打開策が見つかるのかどうかは微妙なところ。。そんな中で私があまり焦ってもアレですので、再び気『長に見守りモード』に移行しておこうと思います(^^;)
チャンピオンヒルズ在厩のキングエルメスは、引き続き、おもに坂路でハロン17~20秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇小泉厩舎長のコメント 「今週も半マイル58秒台を上限として登坂。動けることは動けますが、馬体重が542kgと腹目も含めてまだ余裕がある状態ですからね。脚元への負担を軽減する意味でも、現在の調教メニューを継続していくことにより引き締めていければと思います」
-----
おっとっと、まさかこの時季に542kgもあるとは驚きました(^^;) 「動けることは動けるので…」とは言え、どうやら過去最高体重路線にあるようですから、全体的に身体を絞る必要があるでしょう。
それにしても、58秒程度を含めてしっかり乗っているのに542kgですか。。小泉厩舎長が仰る通り、あまり重いと脚元が心配ですし、再びトレセンに入るまでには少し時間が必要かもしれません。(休んでいる間に成長があったとしても…)
キングエルメスは、何だかんだで2歳重賞も勝っているオープン馬ですからね。しっかり態勢が整うまでは無理をする必要はありませんから、体重も中身も納得できる状態で戻ってきて欲しいですm(_ _)m
ジョイナスファーム在厩のトゥジュールは、週明けより、騎乗を開始しています。
◇稲村場長のコメント 「馬体重は470kg。トレセンやレースを経験して、全体的に逞しくなってきた感じ。首さしが太く、パワーもあって、だいぶ競走馬らしくなってきましたね。表情は曇りがちでも乗ると元気ですので、どうやら夏負けしているわけではなさそうです。現在はまだハッキング程度ですが、週末からコース入りしていきたいと思います」
-----
レース出走時は454kgでしたから、放牧に出てすぐに身体は戻ったようです。
未勝利続戦に特に時間制限がないとは言え、あまりゆっくりしているわけにもいきませんから、夏負けもせず、水準以上の回復力を見せてくれたのは良かったです。この調子でなるべく早く良い状態になって欲しいと思います。
その上で、稲村場長の実感として「だいぶ競走馬らしくなってきた」のであれば、次のレースでは続戦判断がある程度正しかったと思える走りを。。せっかくチャンスがもらえたのですから、是非とも頑張って欲しいですm(_ _)m
【2024/8/3新潟9R 3歳未勝利(ダ1800m)でのトゥジュール:公式HPより】