トゥジュールは、8日、いったんジョイナスファームへ放牧に出ています。
◇奥村武調教師のコメント 「仮にテンから離されてしまうようでしたら、この先が難しくなると思っていましたが、既出走馬が相手のデビュー戦でもついて行けましたし、最初に砂を被って少し気にした程度で後半は大丈夫でしたからね。もう未勝利戦には(権利がないため)使えそうにありませんが、レース後も脚元に変わりはないですし、一度使って良くなりそうな感触も得られましたので、放牧を挟んで秋の新潟か福島開催の1勝クラスに使ってみたいと考えます。ここまで急ピッチで進めてきましたので、まずはリフレッシュを図り、次に備えたいところです」
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先週、新潟のダート1800m戦に出走したトゥジュールは、屈腱炎での長期休養・療養明けでかなりの急仕上げだったわけですし、そもそも『経験馬相手の未勝利戦デビュー』という厳しい条件の割りには、確かに良く頑張っていたと思います。
ただ、時期が時期だけに次走で未勝利戦を使える見通しがなく、『これは再ファンド路線か或いは…』と考えていたところ、なんと奥村先生から第三の選択肢、『未勝利のまま1勝クラスへ格上挑戦』の道が示されました。
この路線は昨年のセントアイヴスがそうだったように、当然ながら決して楽ではないですが、あえてその道を選んだ理由を簡単にまとめると、『トゥジュールに大きな上がり目があると踏んだから』であり、奥村先生に『しっかり準備を整えてチャレンジすれば何とかなるかも』との手応えがあるのであれば、『厳しいけれどあり得る選択』ではないでしょうか。
まあ、再ファンド路線は何となくリースナブルに思えるものの、(ファンドをいったん解散してしまうので)出資返戻金がほぼゼロにリセットされてしまうという、最後まで応援したい会員にとってはあまり嬉しくない話がありますし、格上挑戦で何とかなるならその方がイイに決まっています。が、その際に重要なのは果たして格上挑戦でどこまでやれるかですから、それを確認するために「秋の新潟か福島開催の1勝クラスを使ってみる」のであれば良いんじゃないかと思います。
いずれにしても、いったん方針が決まった以上は私は最後まで応援します。
考えてみればトゥジュールは、実質1、2ヶ月しかマトモなトレーニングをしていないとも言えるわけで、もうワンチャン、ツーチャンあっても全然おかしくないですし、未勝利戦が秋まであった頃なら…ですからね。まずはジョイナスファームでしっかり疲れを癒してもらい、今度はあまり急仕上げにならないように、今望める最高の状態で戻ってきて欲しいですm(_ _)m