シュウジデイファーム在厩のマードラドは、おもにBTCの坂路で週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「速めを行く日は、3F38秒台の追い切りレベルも織り交ぜて。気が入りすぎることのないように普段はフラットで長めをじっくりと乗るなどして、よりメリハリを利かせたメニューを組んで調整しています。だいぶ常識にかかってきましたので、この調子でさらに成長を促していければと思います」
-----
前回(7/19)近況で「9月頃のトレセン入厩、秋のデビューを狙っていく」とアナウンスがありましたので、シュウジデイファームでのトレーニングも正味あと一ヶ月ほどになりました。
本馬については当初から『スピードはあるけれどコントロールが難しい』といったコメントが多かったわけですが、様々な工夫をした上でのトレーニング継続と成長促進により、少しずつ「常識にかかってきた」のであれば嬉しいです。
まあ、この手の課題は一朝一夕にどうなるものでもないですし、トレセンに入ってからも苦労はあると思いますが、北海道にいるうちにやれることは全部やって頂きたいですし、その苦労は必ず将来の成功につながると思います。
しかし、改めて馬体を見ると、ちょっと筋骨隆々系になってきましたかね。。だいぶ落ち着いて歩けるようになったのはイイことですが、あえて兄姉たちと比べても、どの馬とも違う雰囲気が出てきたように感じます。そして、それがイイことなのかどうなのか… もちろんイイことだと信じたいですが、答え合わせは秋の東京開催ですね(^^)
【シュウジデイファーム在厩のマードラド:公式HP(2024/7/26更新)より】
シュウジデイファーム在厩のストラテージュは、おもにBTCのトラックで軽め2500m、坂路でハロン17~18秒ペースのキャンター1本を消化。週2回の速めを乗り込まれています。
◇岸本担当のコメント 「3F38秒台の追い切りレベルも織り交ぜながら乗り進めているところ。徐々に幼さが抜けつつありますし、調教後はすぐに息が入るようにもなってきましたね。だいぶ体力がついてきているのではないでしょうか。この調子で心身の成長が進んでくれればと思います」
-----
同じ3F38秒台をこなすにしても、ただやればイイってものではなく、やったあとの息の入り方、筋肉疲労の抜け方などを確認しつつ、ペースを上げ下げしたりメニューそのものを変えたりと、いろいろ考えることがたくさんあるんでしょうね。
その甲斐あってのことだと思いますが、当初はアスゴッドに差を付けられていた印象の本馬もここに来てようやく成長し、トレーニングの成果が出てきたように感じます。(馬体もギュッと実が詰まってだいぶイイ感じに!)
BTCの坂路で38秒台を楽々こなせるようになれば、トレセン入り、あるいはトレセン近郊への移動も見えてくるでしょうから、この調子でトレーニングを継続し、基礎体力をつけ、走りの質を高めていって欲しいです。
【シュウジデイファーム在厩のストラテージュ:公式HP(2024/7/26更新)より】
ファンタストクラブ在厩のモダンは、引き続き、おもにダート周回コースで軽いキャンター2000~3200mを消化。週2回、屋根付き坂路でハロン17~18秒ペースのキャンターを乗り込まれています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「普段はフラットで単走や併走、そして坂路での普通キャンターにもずいぶんと馴染んできた様子です。今のところ飛節の心配はなさそうですし、週明けに来場した調教師も、『少しずつ馬体が締まってきましたね』とのこと。再びスタートラインに立てたかなという印象です。この調子でペースアップのタイミングを見極めていきたいと思います」
-----
屋根付き坂路での17~18秒ペースを継続する中で、少しずつでも馬体に締りが出てきたのは良い傾向です。飛節は全く問題無しのようですし、前回(7/19)近況でのコメント「(ペースアップについては)さらに馬体を引き締めてから移行していきたい」について、ようやく『その条件が整ってきた』ということかもしれません。
ちなみに掲載した動画は6/25に撮影されていますので、今はもっと締まっているのでしょうが、相変わらずのド迫力系で鍛えていくのが楽しみといった印象。脚元のこともあるので時間はかかるでしょうが、今後の変わり身に期待です。
今のところ、この世代の早期デビュー組は思ったとおりの結果を出せていませんし、そもそも早いデビューが全面的に正義というワケではないですからね。モダンは何だかんだで4ヶ月ほど休んでいた計算になりますし、慌てず焦らずしっかり基礎体力をつけてから、適切なデビュー時期を見極めて頂ければと思います。
【ファンタストクラブ在厩のモダン:公式HP(2024/7/26更新)より】