先週は土曜日にゴッドシエルが出走、ラストチャンスでの大逆転を狙いましたが、あえなく16着(最下位)に惨敗。デビュー当初からの課題が全く改善されないことなどから、この一戦をもって現役引退となりました。
僅か4戦での引退ではありますが、芝は1400mから2000m、さらにはダート1700mと様々な条件を使ったこと、気性の改善を期待しての去勢手術、また、心身の強化をめざして障害練習を取り入れるなど陣営も手を尽くしてくれましたので、ここまでの努力とご苦労に感謝したいと思います。本当にありがとうございましたm(_ _)m
引退と言えば、ひと足先に引退が決まっていたリナーシェが桑田牧場に戻ってくれたのは嬉しいニュースでした。これからは母として、自身が果たせなかった夢を子どもたちに託すことになりますが、牝馬にとってはそれが一番の大仕事とも言えますから、生まれ育った牧場で元気に過ごし、良い仔を生んで欲しいと思います。
これで、今年の3歳未勝利馬たちの今後が全て定まりました。現役続行となったのは園田・盛本信春厩舎に転籍となるヴィジャーヤのみで(先に名古屋・角田輝也厩舎に転籍となっていたラヴマイウェイは再ファンド取下げ)、結局、18年産世代は未勝利終了時点でバスラットレオンとカイザーノヴァだけが勝ち上がり、他は全滅という厳しい結果に…。こうなったらヴィジャーヤには早々に中央にもどり、1勝クラスを勝ち抜けるぐらいの頑張りを見せて欲しいと思います。
今週からは9月になりますが、9月最初の出資馬出走は来週、バスラットレオンの京成杯AHからです。
バスラットレオンはすでに栗東トレセンに戻って最終調整に入っており、27日には坂路で54.3-38.3-24.5-12.3秒を乗られています。輸送直後にアッサリ時計を出してくるあたり、シュウジデイファームで良いトレーニングができたこと、輸送その他に問題がなかったことの証ですから、本番に向けての一週前、最終追い切りも楽しみになってきました。
まあ、ダービー以来の実戦ですからここがメイチとはいかないでしょうが、半端な状態でグレナディアガーズさんらに勝つのは大変ですし、鞍上が誰になるかとともに、まずは今週の動きに注目したいと思います。
そのあとになると、残念ながら具体的な予定が定まっている馬がおらず、9月はもしかするとバスラットレオンだけ…という可能性も出てきました。比較的早そうなのはパンサラッサですが、先週近況では「そろそろ目標レースなどの検討に入りたい(矢作調教師)」とのことでしたから、ケフェウスS(9/18中京)はかなりギリギリのタイミング。慌てる必要ナシとの判断になれば、復帰戦は10月以降にずれ込むことになるでしょう。
あとは、クローバー賞後にシュウジデイファームに戻らず、栗東トレセンに移動をしたキングエルメスですが。。こちらはしっかり様子を確認してからとのことなので、早くてもききょうS(10/2中京、芝1400m)かサウジアラビアRC(10/9東京、芝1600m)以降になるのだと思います。
あとはカナロアガール、ドゥオーモといった古馬勢の復帰戦も気になります。特にカナロアガールは10月には勝負をかけたいですから、ここから調子を上げて良い状態で美浦トレセンに戻ってきて欲しいです。そうこうするうちにカイザーノヴァが間に合ってくれれば、ようやく今年後半の巻き返しに希望が出てくる感じでしょうか。
クレッシェンドラヴの年内復帰、アシタカやアンジアンの年内デビューが微妙になってきましたので、一応、今年の残り4ヶ月は、バスラットレオン、キングエルメス、パンサラッサ、カナロアガール、ドゥオーモ、そして間に合えばカイザーノヴァ、以上の6頭で戦い抜くつもりにしておきます!
**出資馬の状況**
**2021年総合成績**
秋初戦で強い馬もたくさん出てきていますが、得意の中山コースで良いスタートを切りたいところです。
藤岡佑介騎手は同日にセントウルステークスでお手馬のビアンフェアの出走があるようですし、坂井騎手はすでに海外ということで、ほんとに鞍上がどうなるかも楽しみですね。
確かにあの写真からは、シュウジデイファームで充実した日々を過ごしていたのが伝わってきますね。
分厚い筋肉を誇示しつつもボテッと太い感じが全くありませんし、(中身がどうかはありますが)9分通り仕上がった状態での出走ができそうです。
あとは鞍上が誰になるのか…
無難な選択になるのかサプライズがあるのか、木曜近況が待ち遠しいです!