函館競馬場在厩のキングエルメスは、10日、ゲート試験に合格しています。
◇宮内助手のコメント 「普段は大人しくしてくれていますが、兄のカイザーノヴァに似ていて、いったんスイッチが入るとイレ込むなど、チャカチャカと幼いところがありますね。10日はゲートを出てからそのまま併走で追い切る形。相手の馬に噛みつこうとしたり、蹄跡を気にしたりと、キョロキョロと物見をして落ち着かない様子でした。要するにまだ子供ということでしょう。デビューに関しては状況を見ながらになりますが、最短で6月20日札幌5R 2歳新馬(芝1200m)も視野に。このまま乗り進めてく予定です」
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矢作厩舎のことなので、シュウジデイから函館に移動をしたあともノンビリ構えたりしないとは思っていましたが、案の定、速攻でゲート試験に合格してくれました。そして、ゲート試験と追い切りを兼ねるやり方は、昨年のカイザーノヴァと全く同じ。。カイザーノヴァもゲート試験の翌週にはデビューをしましたので、6月20日札幌5R 2歳新馬(芝1200m)でのデビューという、最短コースを歩む可能性が高そうです。
実は、私の事前予想は7月3日函館開幕週の芝1200m戦だったのですが、正直、ゲート合格が一週間早かったのと、『デビュー戦から札幌への輸送競馬を選ぶかどうかは微妙』と思ってしまって…。これはアレですね、理解したつもりになってはいても、まだまだ矢作厩舎の変幻自在ぶり、スピード感には慣れる必要がありそうです(^^ゞ
ということで、あっさり(アッという間に)ゲートに合格してくれたのはありがたい限りですが、「いったんスイッチが入るとイレ込む」とか、「相手の馬に噛みつこうとしたり、蹄跡を気にしたり」など、いかにも子どもっぽいところを見せているのは気になります。思い起こせばカイザーノヴァも、デビュー戦で外の馬に体当たりをかましていましたし、気性面の課題がレースで出ないよう祈りたいと思います。
あとは、「デビューに関しては状況を見ながら」とありますので、おそらく、来週の追い切りの動きと気持ちの面をチェックすること、そして相手関係の確認もすることになるのでしょう。現時点であまり(私が)イレ込み過ぎるのは良くないですが、スポーツ報知さんに載っている宮内助手のコメントを見ても、デビュー戦からそれなり以上の期待をしておかしくない気がしますし、何とか良いスタートを切って欲しいと思います!
スポーツ報知『【POG】兄にカイザーノヴァを持つキングエルメスがゲート合格 デビューへ向け調整』
母に09年函館2歳Sを勝ったステラリードを持つキングエルメス(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ロードカナロア)が6月10日、函館競馬場でゲート試験に合格した。そのまま在厩し、デビューへ向けての調整を進めていく。「いい背中をしています。まだ緩さはあるけど、(この時期の2歳としては)しっかりしている方じゃないですかね」と宮内助手は好感触を伝える。1歳上のカイザーノヴァも昨年、北海道シリーズで新馬、クローバー賞と2勝を挙げている。
今後は同じく、この日ゲート試験に合格したカミゴエ(牡2歳、栗東・矢作芳人厩舎、父ビッグアーサー)とともに、動きや気配を見ながら、来週か再来週に行われる芝1200メートルのレースを目標に進めていく予定だ。
【シュウジデイファーム在厩時のキングエルメス:公式HP(2021/6/4更新分)より】
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