【バスラットレオン】逃げか番手かそれとも… 9/12京成杯ＡＨ・枠順＆予想

＊＊2021/9/12中山11R 京成杯オータムハンデ（G3/芝1600m）15：45発走＊＊

◎　バスラットレオン
○　グレナディアガーズ
▲　カラテ
△　グランデマーレ
△　カテドラル
△　マルターズディオサ
△　カレンシュトラウス
△　ステルヴィオ

 

バスラットレオンは６枠１１番、ハナ主張の可能性があるマイスタイル、スマイルカナはそれぞれ１４番、１６番とバスラットレオンより外になり、１番人気のグレナディアガーズは１枠１番からになりました。この並びがバスラットレオンにどう出るかですが、普通に考えれば、少なくともマイナスではないだろうと思います。

事前の報道や近況コメントでは、今回のバスラットレオンは控える可能性があるものの、この枠と並びなら、スタート次第で逃げるもよし控えるもよしの構えでＯＫでしょうし、逆に最内枠に入ったグレナディアガーズなどは、意外に立ち回りの難しい位置に抑えられてしまう可能性もありますからね。（もともと強いので関係ない…かもしれませんが(^^;)）

ちなみに、競馬ラボさんの記事にもあるように、秋の中山開幕週は前が非常に止まりにくく、ここ２年の京成杯ＡＨでは４角４番手以内の馬しか馬券圏内に来ていません。では、今年のメンバーでその候補はと言いますと、バスラットレオン、マイスタイル、スマイルカナ、ワイドファラオ、コントラチェック、ベステンダンク、グレナディアガーズと結構います。（印とは別に、単純にこの７頭で３連系馬券を組むのは面白いかも(^^ゞ）

---

競馬ラボ『【京成杯オータムハンデ】2年連続で上位独占中の『好走ポジション』から浮上した伏兵！』
京成杯オータムハンデ(G3、中山芝1600m)には、競馬歴の長いファンでも見落としがちな穴ポイントがあります。聞いて驚かないでください。現在2年連続で1～3着を独占。2ケタ人気の爆穴馬もバンバン馬券に絡んでいます！ズバリ、京成杯オータムハンデは『逃げ・先行馬』が激アツ。本当にこれだけで思わぬ好配当をGETできちゃうんです！

▼好走馬の4コーナー位置取り(近2年)
19年
1着 トロワゼトワル(4人気)・・・・1番手
2着 ディメンシオン(5人気)・・・・3番手
3着 ジャンダルム(10人気) ・・・・4番手
20年
1着 トロワゼトワル(4人気)・・・・2番手
2着 スマイルカナ(3人気)・・・・・1番手
3着 ボンセルヴィーソ(13人気) ・・3番手

ご覧の通り、4コーナーで1～4番手にいた馬しか来ていません！
直線が短い中山競馬場は、ただでさえ逃げ・先行馬が有利。さらに開幕週の馬場も加わり、前に行った馬は簡単には止まりません。その中でも「4コーナー先頭」で回ってきた馬は、2年続けて連対中。19年は後続を大きく引き離してハイペースで逃げたトロワゼトワル(4人気)が3馬身半差の大楽勝。昨年も逃げたスマイルカナが2着に粘っています。
今年も「4コーナーで1～4番手」につけられる馬が狙い目。特に前走で逃げていたバスラットレオン、ベステンダンク、マイスタイルは積極策が予想されるだけに、今回もマークしておいたほうがいいでしょう！(コース適性分析班・大宮)

同条件のニュージーランドTを逃げ切ったバスラットレオン　Photo by  競馬ラボ

---

 

ということなので、今回、控える競馬を試すとしても、向こう正面入り口で３番手以内を確保したいのは間違いないと思いますし、当然、藤岡佑騎手もそのつもりだと思います。逆に、スムーズにその位置がとれてしまえば、たとえ休み明け８分のデキであっても、おかしな競馬にはならない気がします。

不安があるとすれば、どんな時でも旺盛な食欲が災いしての大幅馬体増ぐらい…。２週連続の一杯追いがどこまで効いたかわかりませんが、輸送を挟んで５００ｋｇとかだったら、さすがに少し緊張するかもしれません(^^;)

少し話は変わりますが、バスラットレオンは果たして逃げ馬なのか…という課題がありまして、確かにこれまでの３勝はいずれも逃げて挙げたもの。。逃げて唯一負けたのがダービーですが、前半３Ｆ３５．０秒はＮＺＴと全く同じラップでしたから、それで１５着に負けたのはやはり距離の壁と考えるべきなのでしょう。

ただ、『逃げた時だけ勝っている＝逃げ馬』と見える一方で、勝ったレースは全て上がりで速い脚を使っているのも事実です。つまり、逃げるかどうかではなく、終いの脚が使えるかどうかが好走のポイントなのかもしれません。つまり、脚が溜まるペース・展開であれば逃げても勝つ、ただし、ペースに関わらずとにかく逃げて粘り込むタイプの馬ではない、と言われるとそんな気もしてきます。

将来を見据えて控える競馬を覚えさせたいと矢作先生や藤岡佑騎手が考えているのも、逃げの一手ではこの先厳しい、終いの脚を活かすパターンを身につけてもう一つ壁を越えさせたいとの思いからでしょうし、今度のレースだけでなく、成長途上のバスラットレオンがどう変わっていくのか、一口馬主なりに見守っていきたいと思いますm(_ _)m

 

＊＊バスラットレオン出走レース成績＊＊