【凱旋門賞】日本から過去最多の4頭が出走 中心はタイトルホルダー 特有の重馬場への対応が鍵に:東京中日スポーツ
世界最高峰の仏G1・凱旋門賞(パリロンシャン・芝2400メートル)は2日に行われる。今年は8年ぶりにフルゲート20頭立てとなった。日本からは過去最多4頭が出走するが、中心は国内G1・3勝のタイトルホルダー(牡4歳、美浦・栗田)だろう。
菊花賞、天皇賞・春を逃げ切り、宝塚記念は2番手から早めに抜け出す快勝で、現役最強クラスのスピードとスタミナを証明。渡仏後の調整も順調そのもので、パリロンシャン特有の重馬場に対応できるか。陣営は適性を未知数とするが、母父はモティヴェーター(凱旋門賞を2連覇したトレヴの父)で血統的に克服できる可能性はある。
今年の日本ダービー馬ドウデュース(牡3歳、栗東・友道)は前走のニエル賞4着で評価を下げたが、陣営は3週前追い切りの位置付けと説明。1度使った効果で明らかに動きは良化。過去10年で最多タイの2勝、連対率44・4%を誇る3番ゲートも追い風で、こちらも重馬場をこなせばチャンスは十分。10度目の凱旋門賞挑戦となる武豊の悲願が成るかも注目だ。
2年連続参戦のディープボンド(牡5歳、栗東・大久保)は、昨年こそフォワ賞からの中2週で力を発揮できなかったが、宝塚記念からの直行となる今年は陣営が「昨年以上の状態」を強調。海外重賞2勝のステイフーリッシュ(牡7歳、栗東・矢作)は実績的には見劣るが、矢作師が「意外性は1番」と言うように大一番で父ステイゴールドの血が騒げば、大仕事をやってのける可能性もある。
ただ海外勢も現役最強馬バーイードが回避したとは言え、実力のあるタレントがそろった。現地の大手ブックメーカーで1番人気に推されるのはルクセンブルク(牡3歳、父キャメロット)。前走の愛チャンピオンSで、仏ダービー馬ヴァデニ(牡3歳、父チャーチル)やパリ大賞覇者オネスト(牡3歳、父フランケル)ら強豪馬を破ったことで凱旋門賞の主役に名乗りを挙げた。ただパリロンシャンの芝を走った経験はなく、2400メートルの距離も初めてで絶対的な存在とは言い難い。
2番人気のアルピニスタ(牝5歳、父フランケル)は昨年8月のベルリン大賞からG15連勝しての勢い十分の参戦。ただ5歳以上の牝馬の勝利は1937年のコリーダのみ。女傑エネイブルでさえ5歳時には敗れており、年齢が大きな焦点となりそうだ。
上位人気に付け入る隙がありそうだが、伏兵陣も多彩。昨年の覇者トルカータータッソ(牡5歳、父アドラーフルーク)、同馬をバーデン大賞で破ったメンドシーノ(牡4歳、父アドラーフルーク)のドイツ馬2頭は重馬場にめっぽう強く、今年のロンシャンの芝への適性が高い。また前述のヴァデニは仏ダービーを圧勝しておりハマれば怖い存在だ。オネストは凱旋門賞と同じコースのパリ大賞を圧勝しているが、主戦のパスキエが疑問視している重馬場がマイナス要素か。
特殊なロンシャンの重馬場を味方にしそうなのは昨年5着のシリウェイ(牡4歳、父ガリウェイ)とバブルギフト(牡4歳、ナサニエル)。いずれも陣営が「馬場は重くなればなるほど良い」と恵みの雨を願っており、重くなればなるほど注意が必要だ。
【凱旋門賞】日本馬4頭直前情報 タイトルホルダー軽めに調整「落ち着きある」:サンスポZBAT!
G1・3勝馬タイトルホルダーは1日、コワイラフォレ調教場のダートコースでハッキング。軽めのメニューで、大一番に向けての最終調整を終えた。栗田調教師は「馬は落ち着きがあって、硬さもなく、順調にメニューをこなせました」とコメント。日本の総大将として、世界に立ち向かう。
今年の日本ダービーを制したドウデュースは1日、エーグル調教場のダートコースを約10ハロン、ハンキングのメニュー。前川助手は「日に日にテンションも上がってきて、馬体に張りも出てきました。順調に来ていると思います」と前向きに話した。前走のニエル賞4着を叩いて、上昇ムードを漂わせている。
ディープボンドはエーグル調教場のダートコースを約5ハロン、軽めのキャンターで駆け、決戦前日の最終調整を終えた。谷口助手は「馬はフレッシュな状態です。心身ともにいい状態でレースに臨めると思います」と力を込めた。
ステイフーリッシュは1日、エーグル調教場のダートコースで約7ハロンをキャンターで調整。矢作調教師は「馬場状態は悪かったですが、苦にすることなくいいフォームで走れていました。いい状態で出走できると思います」と仕上がりに自信をのぞかせた。今年、海外重賞2勝馬が金星を狙う。
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今年こそ何とかならないか、何とかなるんじゃないか… 毎年のようにそう思って応援している日本調教馬の凱旋門賞挑戦ですが、今年は例年以上に日本馬に勝って欲しい気持ちが強いです。
特に、大将格として参戦するタイトルホルダーはクラッシェンドラヴやパンサラッサが対戦した馬で、その経験からも古馬になって覚醒したあとの強さは折り紙付き。一説によると、宝塚記念でのパンサラッサとの対戦が真の強さを引き出し、栗田調教師がオーナーサイドを押し切る形で今回の挑戦に至った面もあるようですからね。責任の一端があるという意味でも、何とか良い結果を出して、無事に帰ってきて欲しいと思います。
ダービー馬として参戦するドウデュースはニエル賞で4着に敗れていますが、当時は凱旋門賞を見据えたかなり軽めの仕上げだったことが明らかになっており、少なくとも前走のようなゴール前息切れパターンにはならないと思います。不安は馬場が重くなった時の消耗ですが、それはもうやってみなければ分からないわけで、日本ダービー馬の底力に期待したいです。
ディープボンドは昨年に続いての挑戦。日本馬4頭の中で唯凱旋門賞を経験している強みがありますし、陣営は状態面でも昨年以上を強調していますので、自慢のスタミナが活きる展開になれば上位進出が狙えるのではと思います。
スタミナ自慢という意味ではステイフーリッシュも同様です。一時はこの馬とパンサラッサがセットで遠征するのでは?と考えられていた時期もありますので、矢作厩舎代表としても頑張って欲しいですし、(正直、格は一枚落ちですが)何とか上位での入線を期待したいです。いや、この馬が勝っちゃったらスゴイことになるんでしょうねぇ(^^ゞ
ということで、もうそろそろ日本馬が凱旋門賞を勝ってもおかしくないと思います。ルクセンブルクやアルピにスタが強いのは分かっていますが、両馬ともに不安がないワケではないですし、結局、欧州最強馬Baaeedが回避したのもめぐり合わせというヤツですからね。どうでしょう、何となくお膳立てはできているような気もします。
結果は本日深夜に出るわけですが、(日本馬に限らず)どの馬も実力を出し切れる不利やアクシデントのないレースになって欲しいです。その上で、日本馬が凱旋門賞の呪縛から解き放たれる結果になれば最高ですm(_ _)m
の意外性を強調されていますね。
もし、好調時のクレッシェンドラヴに走って貰ったら面白かったと思います^^
ちょっと難しいかも… という時に発揮されるのが意外性ですからね。
ステイフーリッシュにもチャンスはあるはずですから、頑張って欲しいです。
クレッシェンドラヴもそうですが、凱旋門賞は全く違う種目と言われるレースなのに、日本で強くないと行かせてもらえない雰囲気がありますよね(^^ゞ
こちらを制覇となれば、ディメさんの婿殿候補にしても良いかなぁ(^^ゞ
とりあえず、飲み始めてしまいました…
寝落ちかな(^^;;
とりあえず、今夜は寝落ちでも致し方なしでしょう。
いくら注目の一戦とはいえ、他人様のお馬さんたちのレースですから(^^ゞ